新日鉄住金グループ 米国における冷間圧造用鋼線の製造・販売会社(NSCI)の開業式を開催 

新日鐵住金株式会社

新日鐵住金株式会社(以下、新日鉄住金)は、2016年2月に米国における冷間圧造用鋼線の製造・販売会社であるNIPPON STEEL & SUMIKIN COLD HEADING WIRE INDIANA INC.(以下、NSCI)を設立し、2018年4月より営業運転を開始しております。NSCIは、このたび現地時間7月18日にインディアナ州知事をはじめとする行政関係者、在シカゴ日本総領事、お客様、出資関係者、従業員家族を招待し、開業式を執り行いました。


(開業式の様子)

主催者であるNSCI木村社長より、ご臨席の皆様への御礼に加え、北米における新日鉄住金グループの線材二次加工拠点として、お客様のあらゆるご要望にお応えしていくとともに、地域経済の発展にも貢献していきたいと挨拶致しました。

新日鉄住金は、タイ、中国に続き海外3拠点目の線材二次加工拠点を設けたことで、グローバルに伸長する特殊鋼需要をきめ細かく捕捉して参ります。NSCIは36千トン/年の生産能力を持ち、最大40mmまでの鋼線が製造可能です。日系自動車・部品メーカー等主要なお客様の生産拠点に近い立地を活かし、高いデリバリー能力を発揮して参ります。

熱間圧延線材に二次加工(酸洗・皮膜、伸線、熱処理等)を行って生産される、冷間圧造用鋼線※の主な用途は自動車用ボルト等の重要保安部品であることから、材質・表面疵等の品質は極めて高い水準が求められます。これに応える為に新日鉄住金及びNSCIは連携して線材・二次加工一貫での厳格な品質管理を行っております。

また、NSCIは、新日鉄住金の棒線事業ブランドSteeLinC®(スティーリンク)の旗印の下、鉄の可能性を極限まで追求した商品メニュー(高強度ボルト用鋼(MBシリーズ・ADSシリーズ)や工程省略鋼(新軟質線材、冷間鍛造用非調質鋼(NHF®・SUC80D))等)を活用し、鋼材と工法との組み合わせの最適なソリューションをご提案することにより、お客様の製品価値向上に貢献して参ります。

※SteeLinCウェブサイト 冷間圧造用鋼線の商品ページ
http://www.nssmc.com/steelinc/product/xsteelia/cold_heading.html

【NSCIの概要】
名  称 : NIPPON STEEL & SUMIKIN COLD HEADING WIRE INDIANA INC.(略称:NSCI)
所在地  : インディアナ州シェルビービル
事業内容 : 冷間圧造用鋼線の製造・販売
資本金  : 2,400万US$
社  長 : 木村 英興
出資比率 : 新日鉄住金株式会社42%、松菱金属工業株式会社5%、日鉄住金精鋼株式会社5%、
       宮崎精鋼株式会社5%、株式会社サンユウ1%、豊田通商株式会社12%、
       日鉄住金物産株式会社10%、株式会社メタルワン10%、住友商事株式会社10%
生産設備 : 酸洗・皮膜ライン1基、伸線機4基、熱処理炉2基
生産能力 : 36千トン/年


(製品に関するお問い合わせ)棒線事業部代表 TEL:03-6867-5512
(プレスリリースに関するお問い合わせ)総務部広報センター TEL:03-6867-3419
以 上

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