新日鐵住金、米国WSPヒューストンOCTG社の工場設備の買収で合意

新日鐵住金株式会社

世界最大の油井管消費地である米国での製造能力を向上させます

新日鐵住金株式会社(会長兼CEO:宗岡正二 以下、「新日鐵住金」)の米国100%子会社Southern Tube LLCは、米国のWSPヒューストンOCTG社(本社:米国ヒューストン、2008年設立)の油井管の熱処理・継手加工などの工場設備を買収することで合意しました。買収金額は、約34億円(43 million $)です。買収後、追加設備投資を行い、2015年度をめどに本格商業生産を開始する予定です。 1.買収の目的 米国は、油井管の世界最大の消費地であり、今後も成長が見込まれます。米国の旺盛なエネルギー関連の鋼材需要を背景とした油井管のお客様のご要望に応えるため、今回、熱処理・継手加工などの工場設備を買収し、追加設備投資により、過酷な環境にも対応可能なハイエンド油井管を製造します。母材は、ブラジルの高炉一貫製鉄所Vallourec & Sumitomo Tubos do Brasil Ltda (VSB社)と、日本の和歌山製鉄所から提供し、今回買収する設備で熱処理・継手加工等を行います。これまで新日鐵住金が培ってきた顧客資産、技術力、商品力をフルに活用し、米国市場に本格的に参入することで、グローバル戦略を加速させます。 2.買収の概要 (1)買収対象    米国WSPヒューストンOCTG社が有する工場の土地、建屋、設備(熱処理設備、継手加工設備など) (2)買収金額    約34億円(43 million $) (3)買収後の事業形態   (1) 設立会社  Southern Tube LLC (新日鐵住金100%子会社)   (2) 事業内容  油井管の熱処理・継手加工等     (3) 設備投資  ハイエンド油井管の製造が可能となる設備投資を実行予定 お問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2977、2135

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