持続可能なモビリティに革新的素材 - Sonnenwagenチーム、アーヘンにてソーラーカーを披露 -

コベストロジャパン株式会社

・ワールド・ソーラー・チャレンジに向けた学生プロジェクトを支援
・自動車業界にソリューション提供
・アーヘン工科大学との長年にわたるパートナーシップ

■ドイツ・レバクーゼン、2017年8月21日-  コベストロは、アーヘン工科大学とアーヘン応用科学大学の学生による大規模プロジェクトを支援しています。10月8日から15日にかけてオーストラリアで開催される、世界で最も過酷といわれるソーラーカーレース、ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2017に向けたソーラーカーの開発プロジェクトです。コベストロはゴールド・スポンサーとして素材・技術サービスを提供し、アーヘンを拠点とするSonnenwagenチームのプロジェクトを支援しています。  現在、ソーラーカーは製作を終えて、長時間走行前の性能試験を行っています。プロジェクトは若い研究者にとって、クラスメートや科学界、実業界、政界からの来賓に高性能ソーラーカーを披露する絶好のチャンスです。「Sonnenwagenチーム始動開始」というスローガンのもと、チームの学生たちはこれまでのマイルストーンや2年間の開発期間中に見えてきた課題について語りました。 ■すでに進行中:未来のモビリティコンセプト  「チームが作ったソーラーカーによって、革新的かつ持続可能なモビリティというコンセプトが今日既に実現可能であることが証明されました。私たちのソーラーカーが大会当日、上位に入ることを願っています」と、Sonnenwagenチームの代表であるHendrik Loebberdingはアーヘン工科大学本館での関連イベントで述べました。  学術的枠組みのプログラムには、アーヘン工科大学のAchim Kampker教授によるモビリティに関する基調講演に加え、コベストロの塗料専門家カーステン・ダニエルマイヤーによる未来のモビリティに向けた革新的素材についての講演もありました。「オーストラリアでは、レースのルートを取り巻く非常に厳しい気候条件下でPPG製の自動車補修用クリアコートを試したいと考えています」と、ダニエルマイヤーは述べました。車体部品の素材は気温の影響を受けやすい炭素繊維複合材であることから、焼付工程による一般的な従来の塗装では耐えられません。コベストロのバイオベース硬化剤Desmodur(R) eco N 7300がクリアコートに使用されています。 ■持続可能なソリューションの開発  持続可能なソリューションの開発やプロジェクトのパートナーシップを通して、コベストロは未来の自動車コンセプトにコミットし、増加するモビリティのニーズを満たしながらも気候保全や化石燃料の節減にも貢献しています。また、素材メーカーであるコベストロは、自動車産業においてソリューションを提供する役割を果たし、このようなコンセプトを実現するために高まる需要を満たすべく、限界に挑戦しています。  コベストロは、既に未来のモビリティコンセプトに関して豊富な経験があり、ソーラー・インパルス・プロジェクトの公式パートナーとして、太陽光を唯一の動力源とする航空機で、初めての世界一周有人飛行の成功に大きく貢献しました。K2016国際プラスチック・ゴム産業展では初めて、全体を包み込むようなポリカーボネート製グレージングや、ホログラフィックフィルムを用いた革新的なライトなど、電気モビリティに対する画期的なコンセプトを披露しました。 ■優秀な才能を求めて  また、本イベントを通して、参加者の学生、若くて才能のある社会人、経験豊富な専門家に向けてコベストロの魅力を紹介しました。イノベーション志向の企業として成功するには非常に優秀な社員の発掘が不可欠だからです。したがって、オンラインやソーシャルメディアなど様々なルートを用いて、従来型の就職フェアに積極的に参加し、高等教育の人材を求めています。  コベストロは、革新的な開発に命を吹き込み、人々の関心を集め、3つの企業価値であるCurious(好奇心)、Courageous(勇気)、Colorful(精彩)に向けて情熱を注ぐことを目指します。すなわち、進化やSonnenwagenのような開発に好奇心を持ち、人が限界だと思うことをチャンスと見なす勇気を持ち、限界を押し広げることです。精彩とは、創造的かつ幅広い才能があることです。 ■長年にわたる協力関係  コベストロは、長年にわたりアーヘン工科大学と緊密なパートナーシップを築いてきました。特に成功した例としてCAT触媒センターでの触媒の共同研究があり、最近さらに7年間延長することで合意しました。  共同研究では、プラスチック製品の新たな原料としてCO2を用いたプロセスを開発しました。この開発で大きな成功を収め、CO2を有効利用したポリウレタンフォーム原料の生産に向けて、ドルマーゲンに新工場を立ち上げ、昨年から稼働しています。 ------- コベストロ社について コベストロ社は2016年度売上高が119億ユーロの世界最大のポリマー製造企業のひとつです。主たる活動分野は、高機能ポリマー材料の生産、および日常生活の多くの分野で使用されている製品の革新的ソリューションの開発です。主要な顧客は、自動車、建築、木材加工・家具、そして電気・電子の各産業です。他にもスポーツ・レジャー、化粧品、ヘルスケアや化学の各産業向けに製品を提供しています。コベストロ社(旧バイエル マテリアルサイエンス)は、世界中の30拠点に生産施設があり、社員数は2016年末で約15,600人(正社員)です。詳しくはこちらをご覧ください。covestro.jp Sonnenwagen アーヘンについて Sonnenwagen アーヘンは、2015年9月に登録団体となりました。アーヘン工科大学とアーヘン応用科学大学の40人の熱意ある学生で構成されています。同団体の目的は、ソーラーカーを開発し、2017年10月にオーストラリアの奥地で開催されるゼロエミッションレースであるブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジに参戦することです。Sonnenwagen アーヘンは、チャレンジャークラスで唯一のドイツチームとして、3,022 kmの走路で各国のチームと競い合います。このレースに参加することで、Sonnenwagen アーヘンは持続可能なモビリティへの認知度を高め、それに対応する技術そのものの開発に貢献したいと考えています。 詳細情報は、下記URLよりご覧ください。(英語サイト) www.covestro.com www.sonnenwagen.org www.worldsolarchallenge.org http://ppgrefinish.com/

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