クアンタムのXcellisスケールアウト・ストレージを拡張して、 ACRI-ST社、8PBの衛星調査データを管理

日本クアンタムストレージ株式会社

日本クアンタムストレージ株式会社(東京都港区、以下、クアンタム)は、物理および環境現象のリモート・センシングとモデリングに特化したフランスを本拠地とする科学研究機関であるACRI-ST社が、新しい8PB規模のアーカイブ・プロジェクト用の基盤を提供するために、クアンタムのスケールアウト・ストレージ環境を拡張したことを発表しました。ACRI-ST社では、数年前にクアンタムのStorNext(R)をベースとしたスケールアウト・ストレージ・ソリューションを導入していましたが、今回、そのソリューションに基づいて欧州宇宙局の地球観測データ・アーカイブ・サービス(EODAS)を構築することになりました。EODASは、過去および現在の当局ミッションおよびサードパーティのミッションで得られた衛星の調査データをアーカイブするサービスです。 【最先端の科学研究を可能に】 ACRI-ST社は、世界中の科学者、大学の研究者、政府機関やその他の組織が、20年分以上のデータを引き出せるようにしています。また、同社では、研究の効率化に役立つデータ処理サービスを提供しています。ACRI-ST社 は2014年に、ESAによるSentinel-3衛星の打ち上げの結果もたらされたデータの膨大な増加に対処するために、StorNextマルチ階層型ストレージ・ソリューションを導入しました。同ソリューションは明らかな成功を収めており、これによりACRI-ST社のワークフローを高速化できたほか、アーカイブ済みのデータに社内の科学者および数百名の外部研究者がいつでもアクセス可能な状態であることを保証できるようになりました。 「単一環境内でテープとディスクを組み合わせて使用することにより、両者の長所を生かすことが可能となります」とACRI-ST社のCIOであるGilbert Barrot氏は述べています。「即座に利用できるデータのキャッシュをディスク上に維持すると同時に、ほとんどのリポジトリをより価格の安いテープ上に保存することができるようになりました。我社の社内研究者は、データがテープ上に存在する場合であっても、各自が必要とするデータにアクセスできるようになったほか、応答時間にも大変満足しています。」 【追加のニーズをサポートするようアーカイブを拡張】 2016年にACRI-ST社はEODASのサポートに関する入札を勝ち取りましたが、これは、ACRI-ST社が8PBの容量(過去データ用に6PB、ライブ・ミッション用に2PB)を提供するために同社のアーカイブ・サービスを拡張しなければならないことを意味しました。 「ESAでは、大量のデータの検索と配布を提供する堅牢なアーカイブを必要としていました」とBarrot氏は述べています。「この目的を満たすために、クアンタムのアーカイブソリューションは最適でした。我々は容量を簡単にかつ安価に追加できたほか、データセンターの設置面積を小さいままに維持できました。」 また、ACRI-ST社はフランスにおける同社の既存のアーカイブ環境を拡張したほか、同社の子会社であるadwaïsEO社(ベッツドルフにあるホスティング・データセンター)を通じて、ルクセンブルクにほぼ同一の環境を構築することにより、それがメインのアーカイブ・サイトとして動作するようにしました。フランスとルクセンブルクの両サイトには、クアンタムのテープ・ライブラリとStorNextベースのXcellis(R)ワークフロー・ストレージ・システムが含まれており、これにより高性能のデータ取り込みと取り出しを容易化しているほか、統合された保護およびアーカイブ・データ管理を提供しています。 データはルクセンブルクで取り込まれた後、オフサイトでのディザスター・リカバリー(DR)を実現するために、テープのバックアップ・コピーがフランスのサイトへと輸送されます。また、フランスには、最小のコストでデータのアクセシビリティと耐久性を強化するために、アクティブボルト構成が設けられています。さらに、ACRI-ST社はクアンタムのExtended Data Life Management(EDLM)機能を使用することで、テープ・メディアに関する潜在的な問題の検出と、疑わしいテープから別のテープへのデータ移動がどちらも自動的に行われるようにしています。 「EDLMのおかげで、我々はEODASにより求められていたデータ整合性に関する主な要件を満たすことができました」とBarrot氏は述べています。「これにより我々は、長期間にわたって衛星データを安全な状態に保つことができます。」 【クラウドおよびそれを超える機能に注目】 クアンタムの階層型スケールアウト・ストレージの基盤を使用することで、ACRI-ST社は、さらなる容量の拡張、新しい機能の実装、HPCストレージの追加、クラウドベースのシステムとの接続などを必要とするあらゆるタイプの新しいプロジェクトを今後も追求し続けることが可能となります。 「我々は、広範な種類の将来の要件に対応するための柔軟性を確保しています」とBarrot氏は述べています。「我々は、クアンタムベースのソリューションを使用することで、今後も引き続き入札を勝ち取り、卓越したサービスを提供できるという自信があります。」 【その他資料】 • 詳細なACRI-ST社のお客様事例:http://www.quantum.com/jp/customerstories/acri-st/index.aspx • Xcellisスケールアウト・ストレージの詳細: http://www.quantum.com/jp/products/scale-out-storage/stornext-primary-storage/index.aspx • StorNextソリューションの詳細:http://www.quantum.com/jp/products/scale-out-storage/stornext-data-management/index.aspx 【クアンタムについて】 クアンタムは、スケールアウト・ストレージ、アーカイブ、データ保護を専門とするリーダー企業であり、全体的なデータのライフサイクルを通じてデジタル資産の共有、保存、およびアクセスのためのソリューションを提供しています。クアンタムはお客様が抱える最も過酷なコンテンツ・ワークフローのニーズに応えることにより、中小企業から大企業に至るまで、100,000社以上のお客様からの信頼を得ています。お客様はクアンタム製品を使用することで、自社の価値を最大化するためのエンドツーエンドのストレージ基盤を確保し、必要に応じていつでもどこでもそれを利用できるほか、永久にそれを保持することにより、総コストを削減し複雑性を減らすことができます。 詳細は、http://www.quantum.com/jp/customerstories をご覧ください。 【お問い合わせ】 日本クアンタムストレージ株式会社 (http://www.quantum.com/jp/) email: japan_info@quantum.com Tel: 03-4360-9255(代表)

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