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金沢大学は今年度から新たに「鈴木大拙―西田幾多郎記念 金沢大学国際賞」を創設した。これは、哲学・思想・宗教分野で国際的に卓越した業績を挙げた研究者を顕彰するもの。研究の一層の進展を促すとともに、次代を担う若手研究者に対して大きな学問的刺激を与えることを目的としている。応募は自薦、他薦を問わず可能で、締め切りは12月15日(金)まで。
近代日本を代表する哲学者・思想家の鈴木大拙と西田幾多郎はともに石川県出身で、金沢大学の前身である第四高等中学校(のちに第四高等学校と改称)で学んでいた。このうち西田幾多郎は1899年に第四高等学校の教授に就任し、およそ10年にわたって教鞭を執っていた。
このたび金沢大学では、同大にゆかりのある鈴木大拙と西田幾多郎にちなみ、臼井溢氏(昭和39年同大医学部卒業)の篤志を原資に「鈴木大拙―西田幾多郎記念 金沢大学国際賞」を創設。哲学・思想・宗教の分野で世界的偉業を成し遂げた両氏に敬意を表するとともに、当該分野において国際的に多大な業績を挙げた研究者の功績を称え、同大のグローバル大学としての国際貢献と学術研究のさらなる発展に資することを目的としている。
7月8日には同国際賞について記者発表会が行われ、同大の山崎光悦学長は「本国際賞が魅力あるものとして国内外に広く周知されるよう、みなさまのご協力をいただきながら、取り組んで行きたい」と抱負を述べた。
募集要項は以下の通り。
◆第1回 鈴木大拙―西田幾多郎記念 金沢大学国際賞 募集要項
【対象分野】
哲学・思想・宗教の各分野
【賞の内容】
本賞: 賞状および楯
副賞: 500万円
【授賞者数】
1名
【応募資格】
哲学・思想・宗教の分野において、国際的に多大な業績を挙げた研究者
【応募期間】
平成29年7月1日(土)~12月15日(金)
【授賞者決定および授賞式日時】
(1)授賞者決定: 平成30年3月中旬
(2)授賞式: 平成30年6月2日(土)
【応募要領】
自薦、他薦は問わない。
(1)提出資料: 推薦理由書、履歴書、業績リスト
(2)提出先: 金沢大学国際賞事務局
【選考方法】
(1)実行委員会に金沢大学国際賞選考委員会(以下「選考委員会」という。)を設置し、当該選考委員会の合議により最終候補者を決定する。
(2)実行委員会は、選考委員会の審査結果に基づき、授賞者を決定する。
【実行委員会委員】
山崎光悦 金沢大学長
臼井 溢 医療法人社団明徳会 十全記念病院理事長・院長
柴田正良 金沢大学理事、副学長
森 雅秀 金沢大学人間社会研究域人間科学系教授、学長補佐
山出 保 金沢大学学友会会長、石川県中小企業団体中央会会長
山本 博 金沢大学顧問、公立小松大学学長予定者
有松正洋 金沢大学理事、副学長、事務局長
【詳細ページ】
http://www.kanazawa-u.ac.jp/university/corporation/kokusaishou
▼提出先・問い合わせ先
金沢大学国際賞事務局
〒920-1192 石川県金沢市角間町
TEL: 076-264-5010
FAX: 076-234-4010
E-mail: award@adm.kanazawa-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/