新日鉄住金グループ チタン箔による防食工法が海上保安庁の鋼製灯台に初採用

新日鐵住金株式会社

新日鐵住金株式会社(代表取締役社長:進藤 孝生、以下「新日鉄住金」)と日鉄住金防蝕株式会社(代表取締役社長:赤崎 宏雄、以下「日鉄住金防蝕」)は、ライフサイクルコスト低減、社会インフラ長寿命化の観点から、高い耐食性を活かして海洋構造物へのチタン適用拡大を推進しております。 この度、「チタン箔による防食工法」が第三管区海上保安本部の所管標識である静岡県の掛塚灯台で初めて試験的に採用されました。掛塚灯台は明治30年に完成した上部鉄造、下部コンクリート造の白色・円形の建造物で、海岸地帯の厳しい腐食環境の下、歴史的価値がある鉄板とリベット接合形状を維持する為に繰り返し補修工事を行って来ました。今回の改修では、塗装の弱点となる鋼材端部や形状変化部にチタン箔を貼り付ける工法を採用。この工法により水分や塩分のような劣化・腐食因子の侵入を完全に遮断し、鋼材腐食を抑制することによって防食性を向上、灯台の長寿命化(50年超)とライフサイクルコストの低減が図られます。 チタンは耐食性に優れ、軽く、強いといった様々な特性のある素材です。新日鉄住金と日鉄住金防蝕は、今後も海洋土木分野をはじめとした様々な分野で、ライフサイクルコストを低減し、更なる長寿命化を実現して安心・安全な災害に強い社会基盤の構築に貢献する製品を提供して参ります。 <今回受注物件の概要> ・標識名  : 「掛塚灯台」/静岡県磐田市 ・施工面積 : 65平方メートル ・竣工   : 2017年1月 (お問い合わせ先) 新日鉄住金株式会社 総務部広報センター TEL:03-6867-2977 新日鉄住金株式会社 チタン・特殊ステンレス営業部チタン第三室 TEL:03-6867-5635 日鉄住金防蝕株式会社 エンジニアリング事業部技術部 TEL:03-5858-6127

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