全国の地域伝統芸能が一堂に! 『第17回地域伝統芸能まつり』開催! テーマは、「妖(あやかし)」 ~惑わされ、引き込まれ、狂わされ~

一般財団法人地域創造

会期:2017年2月26日(日)/会場:NHKホール(東京・渋谷)
=観覧者を募集中(観覧無料)=
【応募締切】2017年1月28日(土)必着

地域伝統芸能まつり実行委員会(会長:山折哲雄)および一般財団法人地域創造(理事長:板倉敏和)は、全国の地域伝統芸能・古典芸能が一堂に会する『第17回地域伝統芸能まつり』を、2017年2月26日(日)にNHKホール(東京都渋谷区)で開催。同催事の観覧者を募集しています(観覧無料/募集人数2,500名、応募多数の場合は抽選)。 ■観覧無料/はがき、インターネットで観覧者を募集中 本フェスティバルの観覧をご希望の方は、往復はがきに必要事項[郵便番号・住所・氏名・年代・性別・電話番号・希望人数(2名まで)]を明記の上、当観覧応募事務局までご応募ください。なお、インターネット(http://www.nhk-p.co.jp/matsuri17/)でのご応募も可能です。=応募締切:2017年1月28日(土)必着= ■伝統芸能の継承、地域活性化を目的に毎年開催 「地域伝統芸能まつり」は、日本各地で脈々と受け継がれてきた祭りや芸能を保存、伝承し、地域活性化を図る取り組みとして、2001年より毎年開催。16年間にわたり全国各地の祭事・芸能169演目を紹介し、延べ約8万名超の方々にご来場いただきました。 ■今年度のテーマは「妖(あやかし)」 第17回のテーマは「妖」~惑わされ、引き込まれ、狂わされ~。私たちの身のまわりに存在するあやしいものたちは、昔から祭や芸能のテーマとなってきました。今回、演目を通じて「妖」を体感いただくとともに、各演目の歴史や地域性にも触れていただきます。 ■岩手県大船渡市や熊本県湯前町など8地域による多彩な演目を披露 地域伝統芸能まつり実行委員会が選出した「浦浜念仏剣舞」(岩手県大船渡市)、「西馬音内盆踊り」(秋田県羽後町)、「つきじ獅子祭」(東京都中央区)、「御坊祭の『獅子舞』『四つ太鼓』」(和歌山県御坊市)、「ひろしま安芸高田神楽」(広島県安芸高田市)、「東方組太鼓踊り」(熊本県湯前町)、「エイサー」(沖縄県うるま市)の地域伝統芸能 7演目に加え、テーマに所縁の深い古典芸能として、狂言「梟山伏」(和泉流)を実演。実行委員会委員による解説を交えながら、その歴史や地域性などもあわせて紹介します。また、会場内のロビーでは、出演団体の地元の文化・観光をはじめとした地域情報の紹介や、特産品の販売等も行う予定です。 ◇『第17回地域伝統芸能まつり』 開催概要 ■テーマ: 「妖(あやかし)」 ~惑わされ、引き込まれ、狂わされ~ ■日時:2017年2月26日(日) 14:30開演(13:30開場) ■会場:NHKホール(東京都渋谷区神南2-2-1) ■主催:地域伝統芸能まつり実行委員会/一般財団法人地域創造    【地域伝統芸能まつり実行委員会】 ※50音順     安齋尚志(日本放送協会 理事)     板倉敏和(一般財団法人地域創造 理事長)     梅原猛(国際日本文化研究センター 顧問)     鎌田東二(上智大学グリーフケア研究所特任教授/京都大学名誉教授)     香山充弘(学校法人自治医科大学 理事長)     佐藤文俊(総務省 事務次官)     下重暁子(作家)     田村孝子(公益社団法人全国公立文化施設協会 副会長)     山折哲雄(国際日本文化研究センター 名誉教授)     山本容子(銅版画家) ■後援:総務省/文化庁/観光庁/NHK ■協力:日通旅行株式会社 ■入場料:無料(応募当選者) ■募集人数:2,500名 ■応募方法:「はがき」または「インターネット」による 【はがきの場合】  往復はがきに、(1)郵便番号 (2)住所 (3)氏名 (4)年代 (5)性別 (6)電話番号 (7)観覧希望人数(本人含む2名まで) を明記の上、下記宛先までご応募ください。  *未就学児も1名とします。  *返信はがきには、自分(応募者ご本人)宛の住所・氏名をご記入ください。   <応募先>〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-5 NRビル5F        「地域伝統芸能まつり」観覧応募事務局 DP係 【インターネットの場合】  募集サイト「http://www.nhk-p.co.jp/matsuri17/ 」よりご応募ください。 ※当選者のみに入場整理券をお送りします。メールによる返信はございません。 ◎ご応募いただいたお客様の個人情報は、本フェスティバルの抽選、当・落選告知および個人を特定しない統計資料の作成の目的で使用させていただきます。また、お客様の事前の承諾なく個人情報を業務委託先以外の第三者に開示・漏洩しません。 ■応募締切:2017年1月28日(土)必着       ※当落の発表は、返信はがきの発送をもって代えさせていただきます。 ■プログラム(予定): 1. エイサー(えいさー)/沖縄県うるま市(2年ぶり7回目) 2. 御坊祭の「獅子舞」「四つ太鼓」(ごぼうまつりの「ししまい」「よつだいこ」)/和歌山県御坊市(10年ぶり2回目) 3. 浦浜念仏剣舞(うらはまねんぶつけんばい)/岩手県大船渡市(2年ぶり9回目) 4. ひろしま安芸高田神楽(ひろしまあきたかたかぐら)/広島県安芸高田市(2年ぶり5回目) 5. 狂言 「梟山伏(ふくろうやまぶし)」(和泉流)/出演:野村又三郎 他 6. 西馬音内盆踊り(にしもないぼんおどり)/秋田県羽後町(6年ぶり7回目) 7. 東方組太鼓踊り(ひがしかたぐみたいこおどり) /熊本県湯前町(6年ぶり4回目) 8. つきじ獅子祭(つきじししまつり)/東京都中央区(2年ぶり5回目) ※演目は変更される場合もあります。予めご了承ください。 ◇『第17回地域伝統芸能まつり』 各演目の紹介 =地域伝統芸能= ◆エイサー(えいさー)/[沖縄県・うるま市] エイサーは、本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつ。仏典を広めるために発生した念仏踊りが、しだいに姿を変えていったものであり、各地域それぞれに独自の衣装・踊り・掛け声など特色を持つ伝統が受け継がれています。 中でも本島中部に位置するうるま市は「伝統エイサーの郷」と言われ、格式のあるエイサーが残っています。 演者同士が踊りながら交差し、さまざまな形へと大胆に変化する演舞体系、また、鮮やかな色を取り入れた衣装、男性の大太鼓による力強い踊り、女性によるしとやかな手踊りなど見所満載です。 ◆御坊祭の「獅子舞」「四つ太鼓」(ごぼうまつりの「ししまい」「よつだいこ」)/[和歌山県・御坊市] 御坊祭は、小竹八幡神社の祭礼で、毎年10月4日(宵宮)・5日(本祭)に行われます。県中部の日高地方最大の祭礼で、大勢の見物客を集め続けています。祭りの起源は定かではありませんが、中世末に中断した後、寛永19年(1642)に「すぐさま祭を行え」と神のお告げがあり再興したと伝えられています。現在は、獅子舞、奴踊、戯瓢踊、雀踊などを奉納しています。また、四つ太鼓と呼ばれる歌舞伎風に化粧した男児を乗せた太鼓台が伊勢音頭に合わせて威勢よく道中を練り歩き、10メートル以上の大幟が力自慢の男性によって見事に差し上げられます。 ◆浦浜念仏剣舞(うらはまねんぶつけんばい)/岩手県・大船渡市] 浦浜念仏剣舞は、三陸町越喜来の浦浜地区に伝えられている念仏剣舞です。江戸時代中期または以降に始まったと推測されています。念仏和讃にのせ、ささらが香炉を高く持ち上げ庭をめぐり、踊り手に焼香させる作法、中踊りでの蹲踞、踏み込みの力強さ、後半の剣をふりかざし激しい戦いを演ずる豪放磊落な気風が特長です。東日本大震災では拠点施設が全壊し、道具の大半を流失。一時は継続が危ぶまれたものの、念仏剣舞は「供養」の意味合いが強く、「こういうときこそ」という思いから、百か日の供養のため地域を回り活動を再開しました。 ◆ひろしま安芸高田神楽(ひろしまあきたかたかぐら)/[広島県・安芸高田市] 安芸高田市の神楽は、出雲流神楽が石見神楽を経て、江戸期にこの地域に伝えられたと考えられています。また、その過程で、九州の八幡系の神楽や高千穂神楽・備中神楽、さらに中国山地一帯に古くから伝わる農民信仰などの影響を受けて、現在の形態になったといわれています。その特徴は演劇性が強いという点で、極めて大衆的で、のびのびした伝統芸能に発展しました。現在では市内に22の神楽団が神楽を舞い、舞人たちはその技を磨き、神楽の継承と保存に大きな役割を担っています。 ◆西馬音内盆踊り(にしもないぼんおどり)/[秋田県・羽後町] 西馬音内盆踊りは、日本三大盆踊りの一つです。毎年8月16日から18日の三日間行われ、三日間で約10万人の観光客が訪れます。素朴で野趣あふれた囃子とは対照的に、流れるように優美で緩やかな動きの踊りが特徴です。その由来は、七百年余り前に源信という修行僧がもたらした豊年祈願の踊りと、慶長6年に滅びた西馬音内城主小野寺一族を偲んで捧げた供養の踊りが融合したと伝えられています。編み笠や彦三頭巾で顔を覆い、踊る者の顔をあらわにしない独特の風体は幻想的で妖しい雰囲気を漂わせ、没我の境地にある踊りは幽玄の世界へと誘います。 ◆東方組太鼓踊り(ひがしかたぐみたいこおどり)/[熊本県・湯前町] 東方組太鼓踊りは、球磨地方に数多く残る「臼太鼓踊り」のひとつで、勇壮な踊りとして知られています。壇ノ浦で破れた平氏が球磨の地に落ち延びた後、子孫が昔日をしのんで踊り始めたとも、また、相良氏が士気鼓舞を目的にはじめたものが、豊年踊りの十五夜踊りと結び付いて風流化したものとも伝えられています。かつては、干ばつ時の雨乞いにも踊られ、西南戦争では焼き打ちの災難を逃れ、夜もすがら踊り祈ったという話が残っています。宮崎県側に多くみられる“背負いもの”を付ける臼太鼓と違い、兜をかぶるのも特徴的といえます。 ◆つきじ獅子祭(つきじししまつり)/[東京都・中央区] 波除稲荷神社の夏越し大祭「つきじ獅子祭」の始まりは、江戸時代に遡ります。当時、築地は堤防を築いては流される最大の難所でした。そんな折、海面に現れたご神体をお祭りしたところ波風が止み、人々は御神徳のあらたかさに驚き、「龍」「虎」「獅子」の巨大な頭を担いで奉納したのが「つきじ獅子祭」の始まりと言われています。関東大震災で、修理に出していた一対の獅子頭を残し全て焼失してしまったものの、後の昭和2年に現在の宮神輿が完成し、神輿の祭りが続きます。そして、平成2年には「天井大獅子」が、平成14年には「お歯黒獅子」が改めて再興されました。江戸時代以来の大獅子を担ぐ伝統に、新しさを兼ね備えたお祭りです。 =古典芸能= ◆狂言「梟山伏(ふくろうやまぶし)」/(和泉流) 山伏は早速ふたりの家に行き、正体を無くした息子の具合を見ます。脈を取ると、もってのほかの邪気です。さて、呪文を唱えて祈り始めると病人は奇妙な動きをし、そして奇妙な鳴き声を発します。父親の説明によると、息子は山へ行った時に、梟の巣を下ろしたらしい…。これは梟が取り憑いたものに違いないと、山伏は重ねて数珠を押し揉んで祈ります。ところが、一向に効果はなく、ついには親にまで梟が憑き、ふたりは盛んに鳴き声を発します。さて、どうすることも出来なくなった山伏は…。強そうなのに何故か無力な山伏と「ホホーン」という梟の鳴き声が笑いを誘う童話的な作品です。しかし、ものが人間に憑くという恐怖を思わせて背筋が寒くなる異色の狂言でもあるのです。 出演:野村又三郎、他 ◇『第17回地域伝統芸能まつり』 開催にあたって 地域伝統芸能まつり実行委員会 会長 山折哲雄 「地域伝統芸能まつり」は、日本各地の人々により、脈々と受け継がれてきた祭事や芸能を保存、伝承し、併せて地域の活性化をはかる取り組みです。伝統ある祭事や古典芸能が一堂に会し、個性を競い合う新たな“祭”が、日本文化の素晴らしさを再発見し、郷土を慈しむ契機となることを願っています。 17回目となる今回のテーマは「妖(あやかし)」。目には明かに見えずとも、私たちの身の回りに存在するあやしいものたちは、昔から祭や芸能のテーマとなってきました。今回も、全国各地から選出された多彩な演目をお楽しみいただき、その歴史や地域性の一端にも触れていただきたいと思います。 ◇一般財団法人地域創造について 一般財団法人地域創造は、文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりを目的として、全国の地方団体等の出捐により1994年に設立されました。 財団事業として、地域における文化・芸術活動を担う人材の育成や、公立文化施設の活性化を図るための各種支援事業(音楽・ダンス・演劇・邦楽・美術・助成)など、多彩なプログラムを実施しています。 【一般の皆様からのお問い合わせ先】 ハローダイヤル 03-5777-8600(全日8:00~22:00) 【地域伝統芸能まつりホームページ】 http://www.jafra.or.jp/matsuri/

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