学校法人城西大学は9月24日(土)から教養講座「明治時代の実業家―原亮三郎」(全3回)を開講する。これは、明治時代の出版業経営者である原亮三郎について紹介し、原亮三郎という人物への理解を深める講座。城西国際大学の蘇寿富美准教授が講師を務める。受講料6,000円。要事前申し込み(定員60名)。
原亮三郎(1848~1919年)は、明治時代の出版業経営者。明治8(1875)年、横浜で出版社「金港堂」を設立し、翌9年、東京日本橋に移転した。金港堂は教科書や教育関係の出版物のほか、「少年界」「少女界」など七大雑誌を発行し、明治時代の有力出版社となった。また20年に第九十五国立銀行頭取になり、25年の第2回総選挙で衆院議員に当選した。この間21年には、三宅米吉編集の雑誌「文」と山田美妙編集の「都の花」を創刊している。
原は時代の大転換時に大きな貢献をした実業家の一人だが、比較的世に知られていない。この講座では、当時の時代背景を解き明かすとともに明治の出版ビジネスに大きな貢献を果たした原亮三郎の人生に光を当てる。概要は下記の通り。
◆教養講座「明治時代の実業家―原亮三郎」の概要
【日 時】
9月24日(土)、10月8日(土)、10月22日(土)
13:20~14:50
【場 所】
学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパス
(〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-26)
【内 容】
1.書籍『企業家たちの幕末維新』『開国五十年史』紹介
教科書出版社としての原亮三郎
2.マルチ起業家としての原亮三郎
3.産官学を跨ぐ原亮三郎
【定 員】 60人
【講 師】 蘇寿富美(城西国際大学准教授)
【受講料】 6,000円
■講師プロフィール
蘇寿富美・城西国際大学准教授
アメリカの高等教育機関で15年以上、日本語と近代以降の日本文学・文化等の領域で教鞭を執った後、2015年9月から東京紀尾井町キャンパス語学教育センター副所長として城西国際大学に勤める。現在の研究テーマの一つに、明治時代に名を馳せた人物の研究を通して「モダニティ」の歴史的考察を行う比較研究がある。
▼本件に関する問い合わせ・申し込み先
城西エクステンション・プログラム事務局
TEL: 03-6238-1400
E-mail: kioiclub@jiu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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