HPE Aruba、北海道の独立系スーパー「北雄ラッキー」の無線LAN環境を構築

日本ヒューレット・パッカード株式会社

~各売り場からの発注やIAP一括アップデート、可視化等により、業務効率の向上と管理負担軽減を同時に実現。店舗での買い物をより楽しんでもらうための基盤を整備~

Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company(NYSE: HPE、米国カリフォルニア州サニーベール、以下「HPE Aruba」)は本日、北海道全域で独立系スーパーマーケット「北雄ラッキー」を36店舗展開、運営する北雄ラッキー株式会社(本社所在地:北海道札幌市 代表取締役社長 桐生 宇優)が、本社、本部機能を置く星置駅前店をはじめとする10店舗でHPE Arubaのコントローラ内蔵インスタント・アクセス・ポイント(以下IAP)を中心とした無線LAN環境を構築したと発表しました。従来事務所内での利用に限られていた同社ネットワーク・エリアが店舗エリア全域に拡がったことで、逐一事務所に戻ってアップロードしていたハンディ・ターミナルからの発注業務も店舗内の任意の場所から行えるようになるなど業務効率が大きく向上しました。高速、安定、安全な通信環境は、デジタル・サイネージによる顧客へのタイムリーな情報発信など、来店する顧客の利便性を向上させる新しいサービスや機器にも将来柔軟に対応できる大きな拡張性も備えています。さらに、コントローラ内蔵のAruba IAPの特長を活かし、遠隔地からの現場状況可視化、管理画面からの全IAPへの一括設定変更など、管理性が大きく向上し、事務所や店舗レイアウト変更時にも大規模な配線工事が不要になるなど、管理運用負担は大幅に削減されました。 ■HPE Aruba IAP導入の経緯 昭和46年に設立され、一貫して地域に根差し北海道の人々に親しまれてきた北雄ラッキーは、「日本一質の高いスーパーマーケットをめざします」を社是とし、とりわけ「おいしさと豊かさ」「感動を与えるサービス」「仕事に対する向上心」の3つの質を不断に追求しています。 「上質値ごろ」を実現するきめ細かく迅速な発注の必要性:来店したお客様に、新鮮、安心な商品を常に届けるためには、各売り場における在庫状況や売れ筋商品等をきめ細かく把握、発注することが求められます。このためには、従来のように店舗内数か所に設置された有線端末や、情報を入力した無線ハンディ・ターミナルを無線LAN環境のある事務所エリアに持ち込んでアップロードする方法では不充分だと考えられました。 「お客様に感動を与えるサービス」の追求:また、来店のたびに新鮮さ、快適さやショッピングの楽しさを感じてもらうため、お客様の嗜好や流行、季節、行事に応じて店舗レイアウトを自在に変更したり、より感動を与えるためのサービス向上や業務スキルアップに向けた組織変更、人事異動等にオフィスレイアウトも柔軟に変更したいと考えられていました。けれども従来のように有線ネットワークが複雑に張り巡らされた状態で、そのたびに配線工事を行うには重い費用負担が伴い、管理そのものも煩雑でした。加えて、接続障害時に逐一現場に赴き、あるいは遠く離れた他店舗まで発注データのアップロードに駆けつけるなど現場負担も大きくなっていました。 お客様や価格に負担を転嫁させない導入・運用:こうした課題を解決するため計画されたのが、本部機能、オフィス機能、店舗機能にまたがって総合的に運用できる無線LAN環境の構築です。WLAN環境の刷新計画にあたっては、北雄ラッキーには、さらに流通小売業、特に地元の生活者に密着したスーパーマーケットとしての使命からくる重要な要件がありました。それは、最新および将来の様々なIT技術・サービスにも充分対応できる環境を整えながら、これを商品の価格やお客様の負担に転嫁させないという強い決意です。 快適で安全なショッピング体験を提供するための基盤整備:例えばデジタル・サイネージや、それぞれのお客様に最適な情報やサービスを適時提供できるBeaconによる位置情報サービスをはじめとするWLANを駆使した新しいシステムやアプリケーションが今後ますます充実することは確実で、これらにも将来充分対応できるソリューションが望まれました。また、お客様の個人情報や店舗情報を強固に防衛する最新セキュリティシステムが常にサポートされること、専用ハンディ・ターミナルによる発注業務や据え置き型PCからの帳票出力などを、機器故障時などにも市販のAndroid端末等でバックアップできるようなBYOD環境にいつでも移行できる環境整備が志向されました。 優れた費用対効果の追求と既存投資保護: 一方で、WLAN環境刷新のために、セキュリティレベルの異なる発注用無線ハンディ・ターミナル等既存の機器まで全て刷新しなければならないシステムでは投資保護の観点から大きな問題で、また高価な無線コントローラを各店舗に設置すれば、初期投資は膨らみ、結果として商品価格、すなわちお客様の負担に跳ね返りかねません。 こうした厳しい要件のもと様々なWLANソリューションを比較検討のうえ選定されたのが、今回のAruba IAPを中心とするHPE ArubaのWLANソリューションです。 北雄ラッキー 管理本部経理部情報システム課 マネジャーの福嶋 重樹氏は選定の理由についてこう述べています。「アクセスが集中しても安定して高速通信できることが大切でした。Aruba IAPは一台に、30デバイスが同時接続しても問題のないパフォーマンスを発揮します。これに加えて大きな決め手となったのは、マルチベンダ、マルチセキュリティに対応している数少ないソリューションであることでした。既存投資を保護し、初期投資を最小限に抑えることで、お客様に負担を転嫁することなく最新のシステムやサービスにも対応し、削減された管理運用コストを活用して、様々な施策、導入や拡張を計画的に推進できるようになりました」 ■現在の運用と効果 同社における、Aruba IAPを中心としたHPE Aruba WLANソリューションの現在の導入・運用状況と、それによる効果は以下の通りです。 ・ 本部機能併設店舗をはじめ、既に10店舗に、計約70台のAruba IAPを配備。来年度以降、無線化の必要なほぼ全ての店舗に展開予定 ・ 導入店では、従来事務所エリアに限られていた同社LAN環境が店舗エリア全域にまで拡大。これに伴い売上状況確認のためのシステムも全てWebアプリケーション化 ・ 事務所スタッフと店舗内各スタッフとを常時つなぐトランシーバをHPE Aruba WLAN環境で運用。緊密なコミュニケーションを促進 ・ 膨大な費用がかかっていた改装時の工事費用を大幅に削減 ・ WLANを利用し、デジタル・サイネージへの動画配信など大容量データ転送時にも簡単で安定した高速情報配信 ・ 想定外の大容量データのアクセス集中時などでも、帯域制御などによりWLAN環境で柔軟にチューニングし対処可能 ・ 通信トラブルの激減、不安定な通信状況からの脱却 ・ 現場の管理負担の軽減。万一の障害時にも遠隔地からAruba IAPにアクセスすることで現場状況を可視化 ・ アップデート、設定変更などの場合にも、管理画面から全てのIAPに一括で変更情報配信でできるなど、管理性が格段に向上 北雄ラッキーと緊密に連携し、現場の電波測定から設計、運用保守までを請け負うユーザーサイド株式会社 第二システム部インテグレーション課 本間 康平氏は次のように述べています。「トラブルがそもそも少ないため日常的に確認する機会は少ないものの、シンプルかつわかりやすいUIが備わっており設定変更も容易です。機能面からみてもコストパフォーマンスは圧倒的です」 ■今後の展開 来年度以降、HPE ArubaのIAPを中心としたWLAN環境の既存36店舗ほぼ全てへの展開計画が進む中、北雄ラッキーの今後のITネットワーク展開について同社の福嶋 重樹氏は、前述のBYODやBeaconを活用しお客様とのエンゲージメントを高めるシステムの導入検討に加え、次のように述べています。 「幅広い年齢層が日々来店されるお客様はもちろん、当社スタッフ間でも若い世代を中心にタブレットなどのスマートデバイスに対する要望が強くなってきました。 拠点が増えてくれば無線LANコントローラやネットワーク管理に最適な集中管理基盤AirWaveや、セキュリティ強化と柔軟なポリシー適用に優れた認証基盤 ClearPass等の導入に向けても新たに検討したいと考えています」                    ## 関連資料 ・ Aruba インスタント・アクセス・ポイント(コントローラ内蔵Wi-Fiソリューション)の詳細 http://www.arubanetworks.co.jp/products/networking/aruba-instant/ ・ Aruba IAPの特長と概要 http://www.arubanetworks.com/ja/iap/#リーズナブル ・ HPE Arubaの小売業及び流通業界向けソリューションと事例の詳細 http://www.arubanetworks.com/ja/solutions/retail/ ・ 本導入事例のホワイト・ペーパー(PDF) http://www.arubanetworks.co.jp/technology/case-studies/pdf/case_160606.pdf ・ Aruba AirWave ネットワーク統合管理の詳細 http://www.arubanetworks.co.jp/products/networking/network-management/ ・ Aruba ClearPass認証基盤の詳細 http://www.arubanetworks.com/ja/products/security/network-access-control/ 北雄ラッキー株式会社について 設立:1982年。「日本一質の高いスーパーマーケットをめざします」をスローガンに掲げ、北海道全域に地域に根ざした36店舗を展開しています。売上高435億円(平成28年2月期)、パートナー社員を含め従業員2,000名以上を擁する独立系スーパーマーケットとして、地域の食生活を支えています。質の高い商品を手頃な価格で提供する「上質値ごろ」な商品を数多く取り扱い、高質なサービスを幅広い顧客に提供しています。https://www.hokuyu-lucky.co.jp/ Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyについて Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyは、全世界のあらゆる規模の企業に次世代ネットワーク・ソリューションを提供する主要プロバイダです。モバイルに精通し、仕事やプライベートのあらゆる場面でクラウドベースのビジネス・アプリを活用する新世代の能力を企業が最大に引き出せるよう支援するITソリューションを提供しています。 Arubaについての詳細は、 http://www.arubanetworks.co.jp をご覧ください。リアルタイムで更新される最新情報については、TwitterおよびFacebookでArubaをフォローしてください。また、Airheads Social(http://community.arubanetworks.com)では、モビリティとAruba製品に関する最新の技術的討論を覧いただけます。 本件に関する報道関係からのお問い合わせ先 日本ヒューレット・パッカード株式会社 マーケティング 杉田、杉江 TEL:03-6809-1540 Email:jinfo@arubanetworks.com 広報代行 株式会社プラップジャパン 谷本、石谷 Email:aruba_pr@ml.prap.co.jp TEL: 03-4570-3191 Press Release

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