実用英語技能検定 2016年度第1回からのリニューアルのお知らせ

公益財団法人日本英語検定協会

公益財団法人 日本英語検定協会(理事長:松川孝一、所在地:東京都新宿区、以下、「英検協会」)は、ただいま実用英語技能検定の全級の4技能化に向けた取り組みを推進しており、来年度、2016年度 第1回検定より、「2級」にライティング※、「4級」、「5級」にスピーキングテスト※をそれぞれ導入いたします。さらに、国際基準規格のCEFRと関連性を持たせたユニバーサルなスコア尺度、 「CSE2.0」におきましても、来年度、2016年度 第1回検定より成績表に反映させてまいります。 以上、来年度、2016年度より、実用英語技能検定は大きく様変わりいたします。それに伴い、各級の合否判定方法や問題形式をリニューアルすることと相成り、このたび、そのご案内をさせていただきます。 ※ 2015年7月15日プレスリリース:「2級ライティングの導入、4技能化のお知らせ」  http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20150715_pressrelease_writing2.pdf ※ 2015年10月30日 プレスリリース:実用英語技能検定「4級」、「5級」 スピーキングテスト導入のお知らせ ~来年度2016年度第1回より開始~ http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20151030_pressrelease_4s5s.pdf ※ 2015年12月18日 プレスリリース:「英語のテスト結果を⽐較可能とするユニバーサルなスコア尺度CSEが精度向上 大学や高校入試に活用できる「CSE2.0」 がついに完成  http://www.eiken.or.jp/association/association/info/2015/pdf/20151218_pressrelease_CSE2.pdf ▽概要は以下のとおり 【変更概要】 1.合否判定 (対象:全級)  全級において、一次試験、二次試験ともに、「CSE2.0」に基づくスコアを技能別に算出し、それに基づいて合否を判定いたします。それにより、個人成績表(一次試験・二次試験)、および合格証明書・合格証書に英検CSEスコアを新たに記載し、より一層、大学入試や高校入試にもご活用いただけることとなります。また、技能別の伸長度や苦手分野の把握にもお役立ていただけます。 ※「個人成績表(一次試験)」と「合格証明書・合格証書」の見本は下記URLをご参照ください http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20151225_pressrelease_1601renewal.pdf 2.ライティングテストの採点方法 (対象:1級、準1級、2級) より詳細なフィードバックが可能となる観点別採点を導入します。観点は各級共通で「内容:課題で求められている内容が含まれているか」、「構成:英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか」、「語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか」、「文法:文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか」の4つとなります。 3.問題形式 (対象:1級、準1級、2級、準2級、4級、5級) 3級以外の全級で以下のとおり、問題形式を変更いたします。   ※別紙(1)~(5)は、それぞれ下記URLをご参照ください。 http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20151225_pressrelease_1601renewal.pdf 1級ライティング:・問題形式の変更 ・観点別評価の採用 (別紙(1)参照) CEFRのC1レベルとの整合性をより高いものにするために、社会性の高い話題について、自分で考えをまとめ、理由とともに意見をまとめるエッセイ形式といたします。 準1級ライティング:・ライティングテストの導入 ・観点別評価の採用 (別紙(2)参照)                       CEFRのB2レベルとの整合性をより高いものにするために、これまでのEメール形式からエッセイ形式といたします。 さらに、これまでよりも多い語数が求められます。(120語~150語程度) 2級ライティング:・問題形式の変更 ・観点別評価の採用 (別紙(3)参照) 2級リーディング:・一部問題形式の変更 ・リーディング問題数の変更 (別紙(3)参照) ライティングテストの導入に伴い、語句整序問題を削除します。 リーディングの長文の空所補充問題において、これまでは空所の一語を選択肢から選ぶ形式でしたが、1級・準1級のように、空所にあてはまるものを複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式といたします。これにより、文脈を読み取る能力をより精度高く評価するものとなります。また、問題数を現状の8問から6問に削減し、この形式の問題数を1級・準1級と同じ題数といたします。 準2級リーディング:・一部問題形式の変更 ・リーディング問題数の変更 (別紙(3)参照) 上述の2級と同様、長文の空所補充問題において、これまでは空所の一語を選択肢から選ぶ形式でしたが、空所にあてはまるものを複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式といたします。また、会話の空所補充の問題数を現状の8問から5問に削減し、全体の問題数のバランスや試験時間との調整を行いました。これにより、この形式の問題数は3級~5級と同じになります。 4級・5級スピーキング:・スピーキングテストの導入 (別紙(4)(5)参照) 一次試験(筆記・リスニング)の合否に関係なく、申込者全員に受験機会をご提供いたします。 コンピュータ端末を活用した録音形式で実施いたします。また、自宅や学校のパソコン、およびタブレット等から、インターネット上のスピーキングテストサイトにアクセスして受験いただきます。なお、受験日の指定はなく、期間は1年間を有効といたします(注:受験回数は1回のお申し込みにつき1回のみとする)。したがって、時間的・地理的制約は無く、いつでも・どこからでも受験いただけます。 級認定に関しては、従来どおり、一次試験(筆記・リスニング)の結果のみで合否を判定いたします。なお、スピーキングテストの結果は、現状の級認定とは別に、「4級(5級)スピーキングテスト合格」として判定いたします。 4.試験時間 (対象:2級) 2級の筆記試験の解答時間を、現状の75分から10分延長し、85分といたします。 2級以外の級につきましては、試験時間の変更はございません。 なお、参考資料として、問題形式の見本は下記URLをご参照ください。 http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20151225_pressrelease_1601renewal.pdf 今後とも、英検協会は、多くの学習者の英語能力向上に寄与するとともに、生涯学習としての英語学習を推奨し、ひいては我が国のグローバル人材育成方針に全面的に貢献してまいります。 ◇ ■公益財団法人 日本英語検定協会について 公益財団法人 日本英語検定協会は、「実用英語の普及と向上」を目的に1963 年に設立されました。以来、実用英語技能検定の実施・運営のほか、児童向けの「英検Jr.(旧・児童英検)」やビジネスパーソン向け英語能力テスト「BULATS(ブラッツ)」、留学・海外移住のための英語運用能力試験である「IELTS(アイエルツ)」、さらには英語教育に関する優秀な研究企画に助成金を交付する「英検研究助成」制度など、実用英語の普及・向上に向けた様々な取り組みを展開しております。2012 年4 月、内閣府からの認定書交付を受けて正式な団体名称を「公益財団法人 日本英語検定協会」に改めています。 英検協会ウェブサイト:http://www.eiken.or.jp/ <本件に関するお問い合わせ> 公益財団法人 日本英語検定協会 広報部 高橋大輔 TEL:03-3266-6840  FAX:03-3266-6570  E-mail: kouhou21@eiken.or.jp

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