シンプレクス、Microsoft 365 E7を一般提供開始から約2か月でグループ全体へ導入
Microsoft Agent 365を中核にAIエージェント時代のガバナンス・セキュリティ基盤構築に着手
シンプレクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金子 英樹、以下シンプレクス)は、生成AIおよびAIエージェントの全社活用を安全かつ効果的に推進するため、Microsoft 365 E7*1をグループ全体へ導入しました。シンプレクスでは、グループ全体で推進するAI駆動型のシステム開発アプローチ「AI-Native Delivery」*2をはじめ、生成AIやAIエージェントを活用した開発・業務改革を推進しています。今回、2026年5月1日から一般提供が開始されたMicrosoft 365 E7を、提供開始から約2か月という短期間でグループ全体へ展開し、Microsoft Agent 365を活用した統合的なAIガバナンス・セキュリティの検証および基盤整備に着手しました。これにより人とAI、複数のAIエージェントが協働する業務環境を安全に拡張し、生産性と品質の向上につなげていきます。
背景
シンプレクスは創業以来、金融機関をはじめとするミッションクリティカルな領域で培ったシステム開発力を強みに、クラウド、ブロックチェーン、データ活用、UI/UXなどの先進技術を顧客の事業価値につなげてきました。2026年4月からは、AIを前提に開発プロセスと人の役割を設計し、生産性と品質の同時向上を目指す「AI-Native Delivery」をグループ全体で推進しています。
AI活用の高度化に伴い、企業には新たな統制課題も生まれています。生成AIやAIエージェント、外部サービスが連携する環境では、情報アクセスや権限管理、データ保護、利用状況の可視化に加え、AIエージェントそのものをどのように管理・統制するかが重要になります。こうした課題に先回りして対応するため、シンプレクスではMicrosoft 365 E7を全社導入し、AI活用を支えるセキュリティおよびガバナンス体制を強化しました。
Microsoft 365 E7導入のポイント
シンプレクスでは、Microsoft 365 E7 を単なるセキュリティ強化施策としてではなく、AIエージェントを含むAIの活用を安全に拡張するためのAIガバナンス基盤として位置付けています。すでに社内で広く利用しているMicrosoft 365 E5 セキュリティに加え、Microsoft Agent 365を活用することで、経営・営業・開発・コーポレート業務を含む各領域において、人と AI が協働する業務モデルの構築と、利用状況・権限・リスクの統制を一体で進めます。
(2)マルチAIエージェント環境への対応
シンプレクスでは、Claude Code、Codex、GitHub Copilot、Microsoft 365 Copilotをはじめとした複数のAIツール・AIエージェントを活用しています。顧客のシステム環境やセキュリティ要件、業務特性に応じて最適なツールを選択できるマルチAIエージェント戦略を推進する一方で、AI活用の拡大に伴い、情報管理、権限管理、利用状況の可視化、リスク統制の重要性も高まっており、Microsoft 365 E7はその統制基盤としても重要な役割を担います。
自社実践で得た知見を顧客企業へ展開
シンプレクスでは、Microsoft 365 E7の全社導入と、AIガバナンス・セキュリティ運用について、自社を最初の顧客と位置づける『クライアントゼロ』の考え方で体系化し、顧客向けに展開していきます。AIガバナンス構想策定からセキュリティ設計、Microsoft 365 E7の導入、Microsoft 365 CopilotやAIエージェントの活用、定着化までを一体で提供し、企業ごとの環境や要件に応じて、AIを安全かつ実効性のある形で活用できるよう支援します。
日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 コーポレートソリューション事業本部長 小林 治郎 氏 コメント
日本マイクロソフトは、シンプレクス株式会社様が、Microsoft Agent 365を含むMicrosoft 365 E7を約2か月という短期間でグループ全体へ導入し、AIエージェント時代に求められるガバナンスとセキュリティの高度化に向けた検証および基盤整備に着手されたことを、心より歓迎いたします。
生成AIやAIエージェントが企業活動に深く組み込まれ、複数のAIツールやAIエージェントが共存する時代には、イノベーションを加速すると同時に、ID、データ、アプリケーション、AIエージェントを横断して可視化・統制・保護することが、企業経営における重要な課題となります。金融機関をはじめ、高い信頼性とセキュリティが求められる領域で豊富な知見を有するシンプレクス株式会社様が、自社を「クライアントゼロ」としてこの課題に先行して取り組まれることは、日本企業における安全かつ実効性の高いAI活用を推進するうえで、非常に意義のある取り組みであると考えています。
今後、シンプレクス株式会社様が自社実践を通じて得られる知見を体系化し、お客様のAIガバナンス構築やセキュアなAIエージェント活用の支援へ展開されることを期待しています。
日本マイクロソフトも、シンプレクス株式会社様との協働を一層深め、お客様への提案や導入支援を通じて、日本企業のAIガバナンスの高度化と、セキュアなAIエージェント活用の実現に貢献してまいります。
今後の展望
シンプレクスは、AI活用とガバナンスを両立するための取り組みを継続的に強化するとともに、自社実践で得られた知見を顧客企業へ還元していきます。今後も日本マイクロソフトとの協働を通じて、企業におけるAI活用、AIガバナンスの高度化を支援し、安全かつ実効性の高いAI活用の実現に貢献していきます。
*1 Microsoft、Microsoft 365は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。また、Microsoft 365は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。
*2 中期経営計画「中計2030-Vision1000-」https://ssl4.eir-parts.net/doc/4373/ir_material3/277514/00.pdf
■シンプレクス株式会社について https://www.simplex.inc/
