【福井工業大学】福井県×建築土木工学科「クルマに頼り過ぎない社会」を目指すモビリティ・マネジメント教育を実施!~自家用車保有率全国トップの福井で、1年生77名が「ふくい のりのりマップ」を活用した最適ルート探求ワークショップを体験~

福井工業大学

【福井工業大学】工学部 建築土木工学科では、2026年7月17日(金)、1年生77名を対象に「クルマに頼り過ぎない社会へ」をテーマとした実践的ワークショップ「Next Mobility Challenge – 学生×福井の交通と暮らし」を実施いたしました。 【本件のポイント】 1. 行政(福井県)と大学による先進的な教育連携 福井県未来創造部新幹線・交通まちづくり局の最前線で活躍する職員3名と、都市・交通計画を専門とする建築土木工学科 吉村朋矩教授が協働し、実践的な交通まちづくり教育を展開。 2. 紙の路線図を広げ、スマホ検索を超えた「交通全体像」を掴むグループワーク 「ふくい のりのりマップ」と専用ワークシートを用い、乗換地点・時刻・運賃・徒歩区間を含めた総合的で賢いルート選定の思考プロセスを習得。 3. 持続可能な地域社会と二次交通利用促進への貢献 北陸新幹線福井・敦賀延伸開業後の二次交通の重要性や、将来の超高齢社会における移動課題を見据え、若者世代の行動変容を促すモビリティ・マネジメント(MM)を実践。 ■ 概要 福井工業大学(福井県福井市)工学部 建築土木工学科では、2026年7月17日(金)、1年生77名を対象に「クルマに頼り過ぎない社会へ」をテーマとした実践的ワークショップ「Next Mobility Challenge – 学生×福井の交通と暮らし」を実施いたしました。 自家用車保有台数が全国トップクラスであり、クルマ社会が定着している福井県においては、若者世代がバスや電車などの公共交通機関に馴染みが薄いという課題があります。本取り組みは、北陸新幹線延伸開業後の二次交通の活用や、高齢化に伴う移動困難問題を見据え、学生自身が地域の交通環境と持続可能な移動のあり方を主体的に考える機会として企画されたものです。 ■ 実施内容 1. レクチャー:「福井の交通と暮らし」の現状と課題 福井県未来創造部 新幹線・交通まちづくり局(新幹線建設推進課、地域鉄道課、交通まちづくり課)の担当職員および建築土木工学科の吉村朋矩教授が登壇。 交通問題の本質「社会的ジレンマ」:個人の利便性(車の利用)を追求することが、渋滞・環境負荷・公共交通の衰退という社会的損失につながる構造を解説。 MaaS×モビリティ・マネジメント(MM):デジタル技術(MaaS)と、人々の心理・コミュニケーションによる行動変容(MM)を掛け合わせる重要性を提示。 県内の最新施策:カーセーブ運動、ライドシェア、シェアサイクルなどの取り組みについての事例を紹介。 2. ワークショップ:「ふくい のりのりマップ」を用いた最適ルート探索 単にスマートフォンアプリの自動経路検索結果に従うのではなく、大教室で路線図「ふくい のりのりマップ 2026」を机いっぱいに広げ、専用ワークシートを活用したグループワークを実施しました。 課題設定:「福井工業大学前」から「福井駅」や郊外施設等への移動ルート構築。 探求プロセス: ① マップ上で現在地と目的地の位置関係・最寄りバス停/駅を把握。 ② 複数存在する路線(学園線、桜ヶ丘団地線、すまいるバス等)や乗り換え地点(福井駅・田原町駅等)を俯瞰。 ③ 「所要時間」「運賃」「乗り換え回数」「徒歩区間の長さ」「天候への対応」など多角的な視点から、自身や同行者にとって最適な移動ルートを議論・選定。 ■ 受講した学生のリアルな声(講義後アンケートより抜粋) ・「スマホ検索から『全体像を考える思考』へ」 タイパを重視する現代においてスマホに頼りがちだったが、紙のアナログ地図を使ってルートを考えることで、地域の地理や交通網の全体像を視覚的に把握する力が身につくと感じた。アクシデントへの柔軟な対応力や思考力を養う良い体験になった。 ・「クルマ社会の課題と自発的な行動変容の必要性を実感」 福井は車が当たり前だと思っていたが、みんなが車ばかり使うことで公共交通が減便し、将来自分が高齢になった時に不便になる『負のスパイラル』に気づいた。たまにはバスや電車を利用したり、シェアサイクルを使ったりして地域交通を守りたい。 ・「未来の土木・建築技術者としての学び」 道路や建物を造る『ハード面』だけでなく、MaaSやモビリティ・マネジメントのように『人々の意識や移動の仕組み(ソフト面)』をデザインすることが、誰もが暮らしやすい持続可能なまちづくりに不可欠だと深く理解できた。 ■ 指導教員コメント:工学部 建築土木工学科 吉村朋矩 教授 クルマ社会である福井において、若者が自発的に公共交通や多様なモビリティ(自転車・シェアモビリティ等)の選択肢を持つことは、将来の街のあり方や自分自身のウェルビーイングを高める上で非常に重要です。 今回のワークショップでは、行政の最前線で交通政策を担う県職員の方々からリアルな課題や施策を学び、マップを介して仲間と議論することで、デジタル画面の検索だけでは見えにくい『交通ネットワークの全体構造』を体感的に学生たちは理解してくれたものと考えています。本学科で土木・都市計画を学ぶ学生たちが、将来、人と環境に優しい持続可能なまちづくりを牽引する技術者・市民へと成長してくれると嬉しく思います。 ■ 県庁担当者のコメント: 福井県 未来創造部 新幹線・交通まちづくり局 交通まちづくり課 清水佑哉 主事  クルマはたしかに便利ですが、全ての人にとって最適な移動手段とは限りません。加齢などの影響で、将来的にクルマの運転が困難になるケースも想定される中で、学生の皆様には自分事として、公共交通の必要性を感じていただけたのではないかと思います。  日頃から公共交通を利用することが、将来世代に公共交通を残していくための第一歩です。今回のワークショップでは、マップを使用したルート検索を通して、県内の公共交通の全体像を捉えていただきました。今後の生活において、「週に1度はクルマの使用をひかえて、公共交通で出かけてみる」など、行動変容に結びつけていただけると幸いです。 【関連Webサイト】 FUTまちづくりデザインセンター 公式HP https://www.fukui-ut.ac.jp/comdesign 建築土木工学科 公式ページ https://www.fukui-ut.ac.jp/subject/architecture 交通まちづくり(吉村)研究室 Instagram https://www.instagram.com/yoshimura_lab.fut ▼本件に関する問い合わせ先 秘書課 TEL:0776-29-2819 メール:g-koho@fukui-ut.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ