【オリックス】英国の航空機パーツアウト企業AerFinを買収
航空機アフターマーケット事業に参入、アセットマネジメントを高度化
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:髙橋 英丈)は、このたび、航空機リース事業を手掛ける連結子会社ORIX Aviation Systems Limited(本社:アイルランド・ダブリン、社長:James Meyler、以下「ORIX Aviation」)を通じて、AerFin Limited(本社:英国・ウェールズ、社長:Simon Goodson、以下「AerFin」)の全株式を取得する株式譲渡契約を、既存株主との間で締結しましたので、お知らせします。今後、必要な許認可の取得手続きなどを経て、2026年中に株式取得手続きを完了する予定です。オリックスは、本出資により、航空機部品およびエンジンの再利用を担うアフターマーケット事業に参入します。
AerFinは、2010年に設立された英国の航空機パーツアウト企業です。一定の使用期間が経過した機体や部品、エンジンの売買、リース、修理を手掛けています。アフターマーケット分野における高度な専門知識を生かし、使用可能な部品を航空業界のサプライチェーンへ再供給するとともに、航空会社や航空機リース会社、整備会社が保有する機体や航空部品の資産ライフサイクル全体を通じた価値最大化を支援しています。
世界600社超の強固な顧客基盤を有し、航空機の取得・解体・検査・在庫管理・修理・部品供給を一貫して担う運営体制とグローバルなネットワークを強みとしています。こうした取り組みにより、AerFinは航空機関連資産の価値最大化と有効活用を図るとともに、顧客に対してコスト効率の高い部品供給し、航空業界の安定的な運航を支えています。
オリックスは1978年に航空機リース事業へ参入し、現在約230機の機体を保有・管理しています。1991年にORIX Aviationを設立し、自社保有機に加え、国内外の投資家やファンド向けに、航空機の取得から運航・整備モニタリング、再リース・売却までの総合的なアセットマネジメントサービスを提供しています。2018年にはアイルランドの航空機リース会社Avolon Holdings Limitedへ30%出資※1し、新造航空機を対象としたリース事業にも事業領域を広げています。
今回の株式取得により、オリックスは今後、AerFinの航空機部品・エンジンに対する資産評価の専門性を取り入れ、従来の航空機リースおよびアセットマネジメント事業に加え、パーツアウトを含む航空機ライフサイクル全体を見据えた資産価値最大化の提案が可能になります。また、オリックスおよびORIX Aviationの国内外の営業ネットワークを活用することで、AerFinの顧客基盤の拡大を図り、パーツアウト事業のさらなる伸長を支援します。AerFinのグループ入りにより、新造機のリースから退役後の部品活用まで、航空機バリューチェーン全体に事業基盤を広げ、アセットマネジメントサービスの高度化を目指します。
航空旅客需要は2025年に前年比5.3%増加し、過去最高水準を記録する※2一方、生産・供給網の混乱や人手不足を背景に、新造機や交換部品の供給不足が続き、航空機の運航年数が長期化しています。再利用可能な交換部品への需要増加を背景に、航空産業の安定的な運営を支えるアフターマーケット事業の重要性が一段と高まっています。
オリックスは、本取り組みを通じて、長期ビジョン※3における重点施策の一つとして掲げるアセットマネジメント事業の拡大を推進します。また、戦略的投資領域の一つとして掲げる「地球温暖化・限りある資源」の解決に向けたサーキュラーエコノミーの一環として、航空機部品の再利用を通じた資源循環の促進に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 2018年11月6日付リリース:アイルランドの大手航空機リース会社「Avolon Holdings Limited」の株式取得を完了(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/181106_ORIXJ.html)
※2 出典:国際航空運送協会 2026年1月29日付リリース「Strong 2025 Passenger Demand Masks Ongoing Capacity Constraints」(https://www.iata.org/en/pressroom/2026-releases/2026-01-29-02/)
※3 オリックスグループ ウェブサイト:経営戦略・経営計画(https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/growth_strategy/)
■対象企業概要
