【東京農業大学】厚木キャンパスに新設された「長谷門東温室」をお披露目
教育研究の深化、農学の発信拠点に
東京農業大学 農学部(厚木キャンパス)は7月10日(金)、新設された「長谷門東温室(はせもんひがしおんしつ)」を学内外の関係者にお披露目しました。|
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その後、学外に拓かれた農学の発信の場として活用が予定されているA棟や温室に併設された低温高湿の冷蔵庫「ZEROCO」について施設見学会が行われました。
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■A~E棟
面積:12.0m×18.0m = 216.0㎡
高さ(棟高):4.9m
■マルチルーム棟
面積:6.0m×10.0m = 60.0㎡
高さ(棟高):4.1m
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施設活用
- A棟:農学研究 発信の場
- B~E棟:園芸学研究室、植物育種学研究室、植物病理学研究室、薬用資源学研究室
- 自動開閉装置により開口部の開閉を迅速かつ計画的に行え、作業性を高めるとともに換気・温湿度の制御精度や害虫等の侵入リスク低減に寄与する
- 自然光に近い光環境を確保できる天井材により、光合成に有効な光量・光質を得やすく、生育反応の観察や比較実験の再現性向上につながる
- 自動カーテンによって遮光・保温を柔軟に行い、過剰光や放射冷却を抑えつつ温室内環境の変動を小さくして生育の安定化と省エネに貢献する
- 赤色防虫ネットは物理的バリアに加え昆虫の視覚特性を利用して飛来・定着を抑え、病害虫(ウイルス媒介虫を含む)の侵入低減と総合的病害虫管理の考え方に基づく安定管理を支える
江口 文陽 学長(学校法人東京農業大学 理事長)
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東京農業大学厚木キャンパスに長谷門東温室が最先端の技術も盛り込んで完成し、先進的な環境制御システム「ZEROCO」も設置されました。本施設は、五感で感じる総合農学の実践、すなわち実学主義に基づく教育研究の拠点として機能します。温室(ハウス)の整備は、気候変動に対応する高度な栽培技術の創出や作物の周年栽培を可能にする点で高い意義を持ちます。また、「ZEROCO」による作物保蔵技術の研究は、収穫後の品質維持やフードロス削減に直結する重要な試みです。私の想い出もある「農ある風景」のキャンパスづくりを通じて複数の分野が交差する総合農学の学際的なアプローチがこの施設で推進されるでしょう。持続可能な農林水産業の未来を担う人材を育成し、社会に貢献するという熱い思いをこのキャンパス整備に込めています。 |
■「ZEROCO」設置による新たな価値の創出
ZEROCO株式会社が保有する鮮度保持技術「ZEROCO」は、低温・高湿の保管環境を安定的に達成することにより、食材や食品の鮮度を長期間・高品質に保持し、また予備冷却としての活用により冷凍食品の品質向上にも寄与する技術です。学校法人東京農業大学はZEROCO株式会社とともに日本の食の可能性を広げ、社会課題を解決することを目的として包括連携協定を締結しており、収穫後の農作物をいかに長期間品質維持するかというテーマについて農学科 ポストハーベスト学研究室の推進する研究成果と掛け合わせて特定の“科学的な温度”を保持することで食材や食品の高品質化・高付加価値化を追求していきます。
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0℃近辺の低温と高湿度環境にこだわった新しい冷蔵庫ZEROCO。野菜を雪の下で越冬させる伝統的知恵にヒントを得て開発された最新鋭の冷蔵庫です。果物、野菜から魚、肉まであらゆる食品の鮮度を保ち食品ロスを減らすことができ、さらに隠れていた食品のおいしさを引き出すキーテクノロジーとして世界的に注目されています。この度、農家の庭先にも置けるコンテナタイプの実証機が本学厚木キャンパスに世界に先駆けて設置されました。食料自給率の向上、6次産業化と地方創生、食品の輸出拡大などに貢献すべく、実証試験を始めました。将来、持続可能な農業、漁業、畜産業をつくるだけでなく、世界各国のあらゆる世代の方々においしい食品を提供することを目指しています。 |
東京農業大学は今後も農学の教育・研究活動を通じた新たな価値の創出に努めていきます。
