【LIXIL佐賀工場】物流効率化と施工現場への配慮を両立する「荷姿刷新」プロジェクト ー「リクシルをつくる人」Vol.11ー

株式会社LIXIL

 

株式会社LIXILは、世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。

このニュースレターでは、LIXILの高品質な製品の礎となる日本のものづくりに焦点をあてその取り組みをご紹介いたします。


●効率:
物流効率化と施工現場への配慮を両立する「荷姿刷新」プロジェクト
浴室を製造する佐賀工場(佐賀県)の事例を紹介

佐賀工場では、物流の「2024年問題」や施工士の高齢化といった社会課題に対し、2023年に「荷姿刷新WG」を発足させた。最大の狙いは、従来1セットあたり2コンテナだった浴室荷姿を、積み方の工夫によって1コンテナへ集約し、高さを約半分に圧縮することだ。これにより、10トントラック1台あたりの積載効率は7セットから最大14セットへと倍増する。
この刷新は、現場の負担軽減にも大きく寄与する。施工士の高齢化が進む中、荷卸しや開梱の作業性を高めるエイジフレンドリーな設計は、低背化により施工士は腰の高さでの荷下ろしが可能となり、身体的負荷が軽減され、現場での安全性を向上させる重要な要素となる。また、軽トラック等での搬入が可能になったことで、狭小路のリフォーム現場への対応力も向上している。
この改革による成果は極めて大きく、トラック荷台のデッドスペースを徹底排除することで積載効率を最大化、その結果、トラックの年間出荷台数を19%削減し、佐賀工場単体で年間約1,300万円のコスト削減を見込む。九州での先行導入で得た実績をもとに、今後は全国展開も検討していく。

 
(左)従来の梱包と積み方(右)新しい梱包と積み方により、荷下ろし作業がしやすくなり現場での作業負担軽減に
 
一番右側が新しい梱包と積み方により、2段に積めてデッドスペースがなくせる

わかりやすい動画も公開中視聴はこちら(https://s.lixil.com/tsukuruhito202601)から
QRコードからもアクセスできます!ぜひご覧ください


●品質:
従業員のモチベーションとプロ意識を高め、品質向上へアプローチ
住宅用サッシを製造する有明工場(熊本県)の事例を紹介


住宅用サッシの量産には常に高い品質が求められる。生産仕様書があるからと言って誰にでも当たり前にできることではない。また、工芸品のような一点ものとも違い、期日通りに正確な仕様でキズひとつない美しいサッシをお客さまのもとに届けることが何より大切だ。
有明工場住宅加工課では、工程に携わる従業員のモチベーションを向上させることで、品質の底上げを図ることに成功した。
ライン別に生産能力に応じた不良削減件数の目標を立て、半期ごとに目標を達成したチームに感謝し、褒める表彰制度を導入した。仕事に対してその価値を認め承認することは、従業員自身のモチベーションに大きく影響する。加えてラインごとの成果が一目で分かる「見える化ボード」の掲示や月に一度、良い事例などを紹介する「品質NEWS」を配布し、課全体の品質意識の維持と向上を図っている。
この活動もあり24年は、前年と比べて工場内不良は27%、後工程からの受付不具合は23%削減した。目標を立て結果を確認し、次の行動をとるというサイクルが動き出し、従業員からもどうしたら不具合を減らせるのかという声も上がるようになった。
ラインメンバー同士の建設的なコミュニ―ションも増えた。
今後も、お客さまに満足いただける製品を届けるために、日々、従業員のモチベーションとプロ意識の向上を図っていく。
 
「見える化ボード」には、全体の活動進捗を九州を一周するマップに表現して掲示。
合わせて、個人別の目標や達成状況も一目で分かるように掲示。


●エンゲージメント:
家族や友人に自慢できる職場環境づくりを目指して
洗面化粧台を製造する小山工場(栃木県)の事例を紹介


小山工場は、従業員が毎日会社に行くのが楽しみになるようにしたいという思いから、自分たちが理想とした形を基準にして、働きやすい環境づくりを目指した。整理整頓はもちろんのこと、表示看板の種類、通路の幅、ものを置く高さ、配色などに基準を設けて統一した。
その結果、生産ライン横に快適なフリーデスクスペースを設置したり、事務所の棚や袖机を撤去し、レイアウト変更と共にペーパレス化を推進。広くスタイリッシュな空間が誕生しただけでなく、より機能的なオフィス環境になった。また、工場内を走る無機質だったAGV(自動搬送装置)を遊び心のあるデザインに変更するなど、クリエイティブで自由な雰囲気づくりを隅々まで徹底した。
従業員からは「きれいになっただけではなく、雰囲気が明るくなった」、「仕事へのモチベーションもアップした」などの声が上がる。今では近隣の営業担当が、ワークスペースとして利用するために立ち寄るまでになっている。採用や視察による見学でも好印象を得ている。
こうした取り組みは、派遣社員含む工場で働くすべての従業員が参加する小集団活動として行われる。自分たちの環境は自分たちで変えていくものという意識が広がり、ボトムアップでの意見が出るようになった。それに伴い、従業員満足度調査でも他工場より高いエンゲージメントを築いている。
 

事務所も広々と快適なオフィス空間に
 
ユーモラスなAGVが走行 

 
●LIXILを支える工場のエキスパート:
LHT  伊吹工場 製造課 ビル製造係  炭竃 亮次 さん
現場の「思考」を止めない。伊吹工場のエキスパートが挑む、生産準備の革新。

 
1993年の入社以来、一貫してビルの生産ラインを歩んできた炭竃。彼が今、心血を注いでいるのが「生産準備チーム」の確立だ。かつての現場では、設計図面が直接ラインに投入されるため、細かな指示の不明点や部品不足により、作業の手が止まることも少なくなかった。
 

「作業者の迷いを事前に排除し、ストレスフリーな現場を作りたい」。炭竃はその強い想いから、ベテランの知見を活かし、図面の事前チェックや色分けによる可視化を徹底。その結果、一時は年間200件を超えていた流出不具合を、昨年度にはわずか7件という一桁台にまで激減させた。
 
かつて新丸ビルの建設現場では、地上200mのゴンドラに揺られながら不具合を修正した経験も持つ。その職人魂は今、若手への技術継承へと向けられている。「自分一人で抱えるのではなく、工場の思想を体現できる『分身』を育てたい」。現場を知り尽くしたエキスパートの挑戦は、リクシルのものづくりの質を根底から押し上げている。
 
◆炭竃さんの紹介は、こちらのwebサイト(https://www.lixil.co.jp/corporate/recruit/interview/hs001/)でも紹介されています。ぜひご覧ください。

 
参考情報

LIIXLは、国内では、北海道から沖縄まで34拠点の工場を展開し、日本中に水まわり製品、建材製品をお届けしています。
●LIXILの生産拠点について
https://www.lixil.co.jp/corporate/recruit/about/workplace/

●「つくる、つなぐ、とどける」について
現場の第一線で事業活動を支えている工場や開発・設計担当者や工事やメンテナンスを担う人びと、ショールームをはじめとした日々お客さまと接する際の大切にしている想いなどを紹介しています。
https://www.lixil.co.jp/corporate/brand/employee/

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