♦福井工業大学♦観光客アンケート4年分のビッグデータを観光客自身に還元-福井工業大学と福井県観光DXコンソーシアム、数万件のデータをAIでパーソナル旅行プランに変換する実証実験を12月22日開始-

福井工業大学

福井工業大学AI&IoTセンター(センター長:芥子育雄教授)は、福井県観光DXコンソーシアムと連携し、過去4年間に蓄積された観光客アンケートデータを活用したAI旅行プラン提案システム「福を招く福井観光計画エンジン」(略称:エフティー)の一般公開実証実験を2025年12月22日より開始します。 福井工業大学AI&IoTセンター長の芥子育雄教授は、福井県観光DXコンソーシアムと連携し開発したシステムの一般公開の実証実験を2025年12月22日より開始します。 本システムは、過去4年間に蓄積された観光客アンケートデータを活用したAIによる旅行プラン提案システムです。 これまで観光客アンケートは主に行政や観光施設のサービス改善に活用されてきましたが、本システムは蓄積されたデータを観光客自身の旅行計画に直接活用する新しい取り組みです。 【システム名称】 正 式 名 称:福を招く福井観光計画エンジン 英  語  名:FTEH(FUKUI Travel planning Engine for HAPPINESS) 略     称:エフティー サービス内容 :これまでの観光客アンケートを基に、生成AIで観光プランを提供 試 験 期 間:2025年12月22日〜2026年3月30日 【研究の特徴と新規性】 ■ データ活用の新しいアプローチ <活用の流れ> 従 来:観光客アンケート → 施設・サービスの改善 本研究:過去の観光客アンケート → AIが分析 → 新たな観光客への推薦 <還元の流れ> 従 来:間接的な還元 本研究:直接的な価値提供 ■ 4年間の蓄積データの活用 ・福井県観光連盟がHAPPINESSアンケートキャンペーン(https://39-fukui.com/ )として収集した数万件規模の観光客の声 ・満足度、訪問地評価、要望など多面的データを統合 【実証実験の成果(第1フェーズ)】 2025年11月に1週間実施した限定実証実験の結果 参加者数845名 訪 問 意 向:73.5%が「訪問したい」 新しい発見  :57.3%が「あった」 システム満足度:約半数が満足 【技術的アプローチ】 1.BigQueryによるデータ蓄積・検索、Geminiによるプラン生成 ・データからキーワード検索・ベクトル検索で関連情報を抽出 ・AIが個人の希望に合わせたプランを生成 2.過去の観光客の経験を活かす仕組み ・実際の訪問者の評価を反映 ・季節・同行者・興味に応じた最適化 3.産学官連携による実装 ・大学:AI技術開発 ・DXコンソーシアム:データ提供・実証実験推進 【教育・研究上の意義】 ■ 学生参画による実践的教育 ・電気電子情報工学科の学生が開発・評価に参加 ・実データを用いた開発から社会実装までの一貫した学び ■ 研究成果の展開 ・同一技術基盤を医療分野(がん患者向けケアボット)にも応用 ・地域DXのモデルケースとして他地域への技術展開を検討 ・国際会議へ投稿予定 【実証実験への参加方法】 試 験 期 間: 2025年12月22日(日)〜 2026年3月30日(月) 参 加 方 法 :福井県公式観光サイト「ふくいドットコム(https://www.fuku-e.com/ )」モデルコースページから「AIにお薦めの過ごし方を聞く」タブを選択 U  R  L  :https://www.fuku-e.com/fteh 所 要 時 間: 約10分(アンケート回答含む) 参 加 費 用: 無料 目標参加者数 : 月間2,000名 【芥子AI&IoTセンター長のコメント】 「4年間蓄積してきた観光客の声を、これから福井を訪れる方々に活かす仕組みです。データを提供してくださった方々の経験が、新たな観光客の満足度向上につながります。このような循環型のデータ活用は、地域観光DXの一つのモデルになると考えています」 ▼本件に関する問い合わせ先 総務部総務課 TEL:0776-29-2819 メール:g-koho@fukui-ut.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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