敬愛短期大学と千葉市が相互連携協定を締結 ― 保育人材の育成・保育の質向上・地域交流を協働で推進

敬愛大学・敬愛短期大学

敬愛短期大学(千葉市稲毛区 学長:中山幸夫)は、千葉市と「相互連携に関する協定」を締結する。これは同大の千葉市への全面移転(令和6年4月)が契機となったもので、双方が人的資源や専門性を活かし合い、地域の子ども・子育て環境の向上、そして「こどもまんなか社会」の実現に寄与することを目的とする。今年度は、同大が提案した取り組みを実証プロジェクトとして実施し、その成果を踏まえて協定に基づく具体的な連携内容を整理した。今後、保育人材の育成と確保、保育の質の向上、地域の親子との交流促進など、多面的な協働を継続的に進める。締結式は12月24日に千葉市役所で開催。  長年にわたり保育者養成に取り組んでいる敬愛短期大学は、令和6年4月、佐倉市から千葉市稲毛区へ全面移転した。  千葉市内に新たな拠点を構えたことを契機に、千葉市と同大が相互に人的資源や専門性を活用し、保育人材の育成と資質向上、地域の子ども・子育て環境の充実に向けて連携を深めることを目的に、「相互連携に関する協定」を締結する。 ■協定の背景と目的  現在、国の保育政策は量から質への転換が進み、千葉市においても保育需要の高水準が続くことから、保育人材の確保と資質向上が重要課題となっている。敬愛短期大学は保育士養成・地域貢献活動を積極的に行っており、千葉市との協働により、地域の子ども・子育て環境向上に寄与することが期待されている。 ■実証プロジェクトの実施  令和7年度には、同大から提案した取り組みを千葉市と協働で実証的に実施した。主な取り組みは以下の通り。 (1)公立保育所での授業・体験活動  「遊び体験」「劇遊び」「絵本コンシェルジュ」などの授業を実施し、延べ346名の学生が参加。座学で得た理論を基に現場経験を積み、実践的な知識と技術の習得につなげた。また、系列高校生19名を対象とした「保育者になるには体験」も行われ、公立保育所での体験学習の機会を提供した。 (2)公立保育所就職説明会の実施  千葉市職員によるキャリア教育講演や学内説明会ブース出展を通じて、市の保育現場の魅力や勤務条件、採用試験情報を学生に直接伝える機会を設けた。 (3)短期大学教員による公立保育所職員向け研修  3つの公立保育所で、同大教員がインクルーシブ保育や異年齢活動などのテーマで研修を行い、保育現場の課題解決と質の向上に寄与した。 (4)地域の子育て支援に関する広報協力  同大が実施する「子育て支援ワークショップ」「総合子ども学研究所公開講座」のチラシを市内50園で掲示し、地域の親子向けイベント周知に協力した。  これらの成果を踏まえると、両者にとって効果的な取り組みであったことが確認されたため、必要な改善を加え、来年度以降も継続して実施していく予定。  ■協定の主な連携事項  協定では、以下の事項について連携を進めていく。 ・保育人材の育成及び確保 ・保育の質の向上および課題解決のための専門性活用 ・子育てを通じた地域交流 ・その他、協定目的の達成に必要な事項 ■締結式 日時:令和7年12月24日(水)16:00~16:30 場所:千葉市役所 高層棟4階 市長応接室 出席者:千葉市長 神谷俊一、学校法人千葉敬愛学園 理事長 三幣利夫 ■敬愛短期大学について  昭和25年設立。「敬天愛人」を建学の精神とし、幼稚園教諭・保育士の養成を主たる目的とした教育を展開。令和6年4月に千葉市稲毛区へ移転し、現代子ども学科の309名(令和7年5月1日現在)が学んでいる。  https://www.chibakeiai.ac.jp  ▼本件に関する問い合わせ先 IR・広報室 住所:千葉市稲毛区穴川1-5-21 TEL:043-284-2335 FAX:043-284-2261 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ