ニコン、アライメントステーション「Litho Booster 1000」を開発
半導体の3D構造に伴い増加する「Wafer to Waferボンディング(貼り合わせ)工程」で高い重ね合わせ精度を実現
近年、CMOSイメージセンサーに加え、ロジックやNANDフラッシュメモリで、垂直方向の空間を活用する3D構造の導入が進み、今後はDRAMにおいても採用が見込まれます。多層の構造を複数台の半導体露光装置を使用して露光する工程や、とりわけWafer to Waferのボンディング(貼り合わせ)工程では、ウェハに歪みやずれが発生しやすくなります。この歪みやずれを、より高精度・高密度に計測するニーズが高まっています。
「Litho Booster 1000」は、高い生産性を維持しつつ、より高精度な多点かつ絶対値計測により、製造プロセスにおける歩留まり向上を目指します。本件は、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託業務の成果を一部活用しています。
