テクトロニクス、400G通信テスト用の45GHz光変調アナライザを発表

テクトロニクス

新70GHz ATIオシロスコープとの統合により小型、高性能なデジタイズを実現

報道発表資料 2015年3月26日 テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、最新の100Gおよび次世代の400G通信規格をサポートする、新製品の45GHz光変調アナライザ(OMA)を発表します。シングルキャリアまたはマルチキャリア・システムをサポートし、本日発表されたDPO70000SX型ATIパフォーマンス・オシロスコープとの統合により、コヒーレント光トランスミッタ、伝送システム、レシーバのテストに最適な、マルチチャンネル、高サンプル・レート、低ノイズでの複雑な変調信号のデジタイズを可能にします。 新しいオシロスコープは高さわずか13.3cmの小型パッケージングのため、複数のアクイジション・チャンネルを構築する場合でも最低限のラックや作業ベンチのスペースで済みます。例えば、新製品の70GHzオシロスコープを2台重ねても、一般的なパフォーマンス・オシロスコープと同じ面積、高さで済みます。これにより、優れたアクイジション性能を実現しながら変調アナライザまでの距離を最小限に抑えることができるため、信号忠実度が向上します。 マルチチャンネル環境でも高確度性能を保証するため、新しくUltraSync(ウルトラシンク)ソリューションを採用しています。これにより1台の計測器での一般的なチャンネル間ジッタ値よりも優れた固有アクイジション間ジッタを持つ協調トリガによるマルチ機器アクイジション・システムを可能にしています。UltraSyncにはさらに、拡張ユニットからマスタ・ユニットに波形を転送するための高速データ・パスが含まれ、迅速な解析を可能にしています。 <統合テスト・ソリューションにより製品化までの時間を短縮> モバイル/クラウド・コンピューティングが急速に成長しており、それにつれて長距離光通信の帯域要件も厳しくなっています。光ファイバとネットワーク・インフラの設備投資を有効に利用するため、複雑な光変調方式を採用することにより、ネットワークの帯域を広げることなく高い有効データ・レートを可能にしています。従来、研究者や技術者は複数の計測器メーカに頼るか、または独自のテスト・フィクスチャなどを作成して必要なテストを行っていましたが、それは研究者の貴重な時間を犠牲にし、再現性に欠けるものでした。今回の発表は、コヒーレント変調技術を効率的にテストするという、業界全体が抱える問題を解決します。 テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープのジェネラル・マネージャのブライアン・ライクは、次のように述べています。「100G技術は主流になりつつあり、400Gにも注目が集まるようになってきました。お客様からは、製品化までの時間短縮のためには、システム構築の柔軟性と測定システムの統合が重要な要素であることをお聞きしています。新製品の45GHzの光変調レシーバに加え、70GHz帯域のATIオシロスコープの高い信号品質と、システム構築における高い柔軟性により、業界トップクラスの完全な光コヒーレント・ソリューションをご提供します」 <現在および将来の性能> OM4245型45GHz光変調アナライザは、最高80GBaudの多重偏波光コヒーレント解析が行えます。狭帯域レーザを内蔵し、テクトロニクスのOMシリーズ・ユーザ・インタフェース(OUI)をサポートしています。通常のアプリケーションでの定評のある簡易操作に加え、テクトロニクスのOUIは、より高度なコヒーレント光解析を必要としている研究者に柔軟性と、MATLAB解析エンジンへのアクセスを提供します。コヒーレント変調方式での実験に際し、強力、高効率、カスタマイズ可能なプラットフォームになります。 100Gの要件は400G、さらには1Tビットまで展開しているため、要求に変化に応じて性能向上ができるようなテスト/計測システムが求められています。新製品のテクトロニクスDPO70000SX型ATIパフォーマンス・オシロスコープは、ニーズの変化に対して容易にシステム拡張が可能です。400G以上の解析では、OM4245型Opt. MCS(マルチキャリア・サポート)により、800G、1Tビットを含むすべてのマルチキャリア・システム構成の自動解析が可能になります。 新製品の45GHz OMAと70GHzオシロスコープは、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで今週開催されるOFC2015の展示会で展示されます。OFCは、光通信およびネットワーク・エンジニアリングのための世界最大の展示会です。 <テクトロニクスについて> テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブ・サイト(jp.tektronix.com)をご覧ください。 <テクトロニクスの最新情報はこちらから> Twitter (@tektronix_jp) Facebook (http://www.facebook.com/tektronix.jp ) YouTube(http://www.youtube.com/user/TektronixJapan) お客さまからのお問合せ先 <テクトロニクス お客様コールセンター> TEL 0120-441-046 FAX 0120-046-011 URL jp.tektronix.com Tektronix、テクトロニクスは Tektronix, Inc.の登録商標です。本文に記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。
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