日吉・綱島エリア(横浜市)のAIオンデマンドバスで仮想アテンダント車内案内サービス実証を開始 ~乗務員に代わり、位置や天候など様々な情報に基づき、アバターが状況に応じた車内案内や情報を発信~
このサービスは、仮想アテンダントがバス車内に設置されたモニターを通じて、天候情報や車両挙動(発車・停車、カーブ走行など)に基づいた乗客向け車内アナウンスを行います。また、車両位置に応じたスポット情報や、行政・地域・特売情報も提供し、利用者の利便性とホスピタリティの向上を検証します。実証実験は2024年11月25日から2025年3月31日まで実施します。※3
日吉・綱島エリアでは、新駅開業や人口増加、また狭い道路や急な勾配で大型車の運行が困難な場所が存在し、新たな移動手段の需要が見込まれるため、国土交通省の「令和5年度 共創モデル実証プロジェクト」の一環として、日吉・綱島エリア共創プラットフォームの事業実施主体である東急バス、Community Mobility、Tsunashima SSTまちづくり運営協議会※4(代表会員:パナソニックグループ)他によるAIオンデマンドバスサービスが2024年9月16日から実証運行※5を開始しています。東急バスが車両を運行し、Community MobilityがAIオンデマンドシステム「mobi」※6を提供し、Tsunashima SSTまちづくり運営協議会が日吉・綱島エリアの地域住民の利便性向上に寄与するサービス検討に取り組んでいます。今回、日吉・綱島共創プラットフォームのパートナーである、3社による新たな共創サービスとして、パナソニック システムデザインの「Smart Town Walker®」を加え、新規移動サービスの実装に向けて取り組みます。
本実証実験では、「Smart Town Walker®」の専属アバターが、バス車内に設置したタブレット画面を通じて、乗務員に代わって声や映像で以下2つの案内を行います。
①天候情報や車両挙動に基づいた乗客向け接遇アナウンス
「傘のお忘れ物にご注意ください」「発車します」など
②予め設定した“紹介スポット”にバスが位置した時の車内アナウンス
「港北区ウォーキングマップ」の歴史・観光情報や、「ハザードマップ」の指定緊急避難場所、Tsunashima SST まちづくり運営協議会(代表会員:パナソニックグループ)の会員企業である綜合警備保障株式会社、ホンダモビリティソリューションズ株式会社、ユニー株式会社のサービス情報
この新しいサービスにより、これまで乗務員がワンマンですべて行っていた乗客向け車内アナウンスや、車両位置に応じたスポット情報、行政サービス、地域ニュース、キャンペーン・イベント情報の提供により、乗車機会や需要の変化、一般路線バスへの導入可能性を検証します。
今後も異業種企業や横浜市港北区との連携を強化し、地域の課題解決に取り組み、地域住人や来街者の利便性の向上を目指します。さらに、将来的に自動運転技術を活用した無人運転バス社会も視野に、新たなサービス展開に取り組んでいきます。
※1 【ニュースリリース】(横浜市)日吉・綱島エリアでAIオンデマンドバス実証運行を開始します
https://www.tokyubus.co.jp/news/4a9e4a975302f2e8b862ff5fcf62ece9184e2dff.pdf
※2 専属アバターによる省人化サービス「Smart Town Walker®」
https://group.connect.panasonic.com/psd/SMART_TOWN_WALKER/index.html
※3 本実証実験の実施期間は変更になる可能性があります。
※4 パナソニックグループが開発した次世代都市型スマートシティ Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(https://tsunashimasst.com/JP/)のまちづくり推進母体
※5 AIオンデマンド交通による移動創出の取り組み
https://pacific-hojo.com/transport_kyousou/adopter/all-list/report/98.pdf
※6 mobi(モビ):呼べば来る、エリア定額乗り放題サービス|MaaS|WILLER TRAVEL
https://travel.willer.co.jp/maas/mobi/
※Community Mobility株式会社は、WILLER株式会社のグループ会社です。