藤田学園が文部科学省の「橋渡し研究支援機関」に新規認定されました

学校法人藤田学園

藤田医科大学を運営する藤田学園(愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1番地98 理事長:星長清隆)は2024年11月19日付けで、文部科学省より「橋渡し研究支援機関」に認定されました。2021年12月に東京大学など国立9大学を含め計11機関が認定されて以来、当学園が3年振りの新規認定で、中部圏で2機関目および私立大学でも2機関目、医療系大学としては初となります。
橋渡し研究とは、大学等の基礎研究が生み出した成果を、新しい医薬品や医療機器として実用化に結び付けるための非臨床研究・臨床研究を指し、それらを支援できる優れた機能を有する機関を文部科学省が「橋渡し研究支援機関」として認定するものです。
本認定により当学園は、日本医療研究開発機構(AMED)が公募する橋渡し研究プログラムを受託できると同時に、本学およびプログラムに参画する他大学の申請や研究費の配分を含めた包括的な支援を担うこととなります。

先端医療技術の早期社会実装および次世代を担う人材の育成をめざして
大学等が取り組む基礎研究は、論文発表に留まることも多く、優れた研究シーズが実用化されずに埋もれていることが大きな課題となっていました。一因として実用化には、研究者だけでなく、シーズを発掘するプロジェクトマネージャーや企業とのパートナーリングを担うコーディネーター等、特許、法務、倫理、データ管理などさまざまな専門人材が必要なことが挙げられます。
藤田学園は、2030年に向けた研究分野のビジョンとして『世界一独創的な研究拠点へ』を掲げ、腫瘍医学、再生医療、精神・神経病態解明、感染症、医科学、ゲノム医療等、計18の研究センター・研究室を設けて最先端の研究に取り組むとともに、これらの課題解決に向け2022年に3つのセンターから成る「橋渡し研究統括本部」を設置。拠点として約130名の専門人材を配置して橋渡し研究を推進するとともに、薬学・工学・情報学・歯学・獣医学といった医療以外の分野で強みをもつ県内外8大学と先端医療開発コンソーシアム(※)を結成し、全国からシーズの募集および発掘・育成・支援に取り組むなど実績を積んできました。
今後は、「橋渡し研究支援機関」として先端医療技術の早期実用化に向け全国の大学や企業をサポートするとともに、次世代の橋渡し研究を担う人材の育成に取り組み、日本の研究力向上に寄与することをめざします。


※先端医療開発コンソーシアム(C-DAM)
大学から生み出された異分野・薬学系の研究シーズをもとに、社会のニーズに応える先端医療技術の開発と実用化を実現するため、藤田医科大学を事務局に岐阜薬科大学・名城大学・愛知学院大学・摂南大学の5大学で2022年8月に設立。2024年2月には、奈良先端科学技術大学院大学・千葉工業大学・名古屋工業大学の3大学が加わり、計8大学の異分野融合による先端医療技術開発のミッションに挑んでいます。

 

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