NFLメディア、生成AIツールを活用して生産性を向上
この世界的なパートナーシップのもと、今週の試合から AI を活用した新たな Next Gen Stats が公開されます。アメリカンフットボールにおけるタックルの理解と分析を支援する、この Next Gen Stats「Tackle Probability(タックル確率)」(
https://www.youtube.com/watch?v=wqvAiuC7d7U ) の機械学習モデルは、プレー中の任意のタイミングで、特定のディフェンダーがタックルする可能性を予測し、最も確実にタックルできるディフェンダーや、最も足の速いキャリア(ボールを保持するプレーヤー)をデータで可視化します。また、Tackle Probability はディフェンダーによるタックルミスや、キャリア起因によるタックルミスなど、オフェンスとディフェンス双方の分析に使える多様なメトリクスの計算にも活用可能です。Tackle Probability を解説した動画はこちらのリンクからご覧ください:
https://www.youtube.com/watch?v=wqvAiuC7d7U
AWS のクラウドサービスを活用する Next Gen Stats プラットフォームは、各シーズンで 5 億件を超えるデータポイントを収集しています。この膨大なデータは、NFL におけるイノベーションの基盤となり、高度な統計データの提供を通じたファンエンゲージメントの向上、映像を活用した新たな視聴体験の実現、フィールド上でのプレーをわかりやすく伝える新手法などを実現しています。さらに、データを活かしたインサイトは、NFL が新たに導入したダイナミックキックオフ ※など、ルール変更を通じた選手の安全性向上と試合中のさらなる迫力の実現にも役立てられています。
今回のパートナーシップ拡大では生成 AI の導入が重要な要素であり、生産性向上と NFL ・ NFL のファン双方への付加価値創出を目的としています。
NFL 最高情報責任者である Gary Brantley 氏は、次のように述べています。「AWS との協力を通じて、私たちはアメリカンフットボールの可能性に挑戦しつづけています。データと生成 AI などの高度なテクノロジーを活用することで、私たちは選手の安全性、ファンエンゲージメント、コンテンツ制作などの重要分野におけるイノベーションを加速させています。今シーズンは、NFL メディアで AWS の生成 AI の活用を始めることで、運用効率がさらに向上するでしょう」
NFL メディアは、ビジネスに関する情報やコンテンツ制作に関する幅広いトピックに関する質問への回答を得られるよう、AWS のエンタープライズ向け AI アシスタントである Amazon Q Business (
https://aws.amazon.com/jp/q/business/ ) を導入しました。これにより、技術や業務に関する共通した質問に、迅速に詳細な回答を提供する、セルフサービス型のサービスを立ち上げることができました。さらに、Amazon Bedrock を用いて生成 AI を活用した検索ツールを構築し、コンテンツ制作チームが NFL の Next Gen Stats データベースから特定のプレーに関する映像や分析を自然言語のプロンプトで検索できるようにしました。
これらの取組を通じて、従業員の生産性向上を支援し、NFL ネットワーク、NFL フィルム、NFL.com、NFL アプリ、さらには NFL のソーシャルメディアチャンネルなど、NFL メディアの各プロパティ向けの高品質なコンテンツ制作に従業員が専念できるようサポートしています。
AWS グローバルスポーツ責任者であるジュリー・ソウザ(Julie Souza)は次のように述べています。「NFL と AWS はイノベーションへの情熱を共有しており、今後も NFL エコシステム全体の歩みを推進していけることを嬉しく思います。この先、このパートナーシップを通じて、NFL と AWS は急速に進化するテクノロジーの世界で、アメリカンフットボールの未来を再構築していくでしょう。AWS の最先端のサービス・機能を活用することで、NFL はそのサービス運用において、新たなレベルの効率を実現し、選手の健康と安全性を進化させ、世界中のファンに比類のない視聴体験を提供していくと確信しています」
今回のパートナーシップ拡大は、これまでに両者で取り組んだ、次のような多様なイノベーションを基礎として進められます。
※ダイナミックキックオフ: 2024 年のレギュラーシーズンで新導入されたルール。詳細については以下をあわせてご参照ください。
https://operations.nfl.com/the-rules/rules-changes/new-dynamic-kickoff-rule-explainer/
https://nfljapan.com/headlines/102921
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、2006 年に他社に先駆けてサービスを開始して以来、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスになっています。AWS は、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する 240 種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWS のサービスは、34 のリージョンにある 108 のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、メキシコ、ニュージーランド、サウジアラビア王国、台湾、タイ、ドイツの 6 つのリージョンにおける 18 の AZ の開設計画を発表しています。AWS のサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWS の詳細については以下の URL をご参照ください。
https://aws.amazon.com/
Amazon について
Amazon は 4 つの理念を指針としています。お客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。Amazon は、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指しています。カスタマーレビュー、1-Click 注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazon プライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Out technology、Amazon Studios、気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)などは、Amazon が先駆けて提供している商品やサービス、取り組みです。Amazon について詳しくはAmazon Newsroom (
http://amazon-press.jp )およびAmazon ブログ (
http://blog.aboutamazon.jp )から。