JOGMEC（本部：東京都港区、理事長：河野 博文）は、6月3日（火）、新潟県で開催された第79回石油技術協会定時総会において、旧石油公団時代の1989年から継続して実施している「産油国技術者研修等事業」の成果に対し、第58回石油技術協会業績賞を受賞しました。

　JOGMECは、わが国と産油ガス国の将来にわたる人的友好・協力関係の強化及び石油の大消費国として石油の安定供給に貢献する石油開発関連技術の向上を目的に、各国政府機関や国営石油会社など(以下「NOC等」(NOC= National Oil Company)という。) に所属する石油・天然ガス開発技術者等を対象に産油国技術者研修等事業を実施しています。

　具体的には、各国政府機関やNOCから石油・天然ガス開発技術者等を日本へ招聘し、JOGMEC技術センター他において研修を行うもので、それぞれの分野の日本人専門家による技術講義とワークショップから構成されており、より実践的なスキルを身に着ける研修となっています。本研修を修了した各国技術者からは、専門技術や知識の習得とともに、国を超えた技術者同士の交流にも役立ったと高い評価を得ています。また、日本語教室や生け花体験、研修旅行などを通じて日本の文化や社会などを紹介することで、日本への理解を深めると共に、日本に対する親近感や信頼の醸成に寄与しています。

　JOGMECは、1989年に当時の石油公団が本研修事業を開始して以来、これまで25年間にわたり、46カ国3,179名に及ぶ技術者を海外から招聘してきました。研修修了後も、研修修了生との意見交換会や定期刊行物の送付等を通じ、研修生との恒久的な関係構築を図っています。
将来を見据えた友好的事業の継続的取り組みを高く評価されたことが、今回の主な受賞理由です。

　JOGMECは引き続き、本研修事業による産油ガス国の人材育成が明日の日本の資源安定供給に寄与するよう、今後も研修内容の強化・充実に努めてまいります。　 　
　 　
　 　
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000109.html?mid=tw_140612