駒澤大学(東京都世田谷区/学長:各務洋子)は10月31日~11月2日、学生や教職員を対象に、体験型の防災イベント「駒大防災庫バックヤードツアー&防災体験」を実施した。これは、大学が普段から準備している災害対策や備蓄品を実際に確認したり、防災に関する擬似体験を行うことで、防災意識を高めることを目指して行ったもの。多くの学生が参加し、防災について考える機会となった。なお、同イベントはSDGs Goal 11(住み続けられるまちづくりを)に対応している。
「駒大防災庫バックヤードツアー」は、普段は公開していないキャンパス内の防災庫をイベント期間限定で公開するというもの。3日間で800名以上の学生が参加した。
ツアーでは、有事に5,000人が3日間滞在できる量の食料品・トイレ・生理用品などの備蓄品のほか、発電機・投光器・通信機器・救助用装備類などの珍しいアイテムを実際に確認してもらい、併せて大学建物の耐震状況、自衛消防隊組織、周辺避難場所などの情報を提供。さらに、家庭での食品備蓄のコツを案内しながら防災備蓄食品等を無償で配付した。
また「防災体験」では、世田谷区の協力を得て防災に関するさまざまな体験を提供。煙中避難体験、消火器噴射体験、起震車による震度7体験など、日替わりでプログラムを実施し、友人同士のグループなど、延べ500名以上の学生が参加した。
3日間で延べ約1,400名の学生が参加し以下の感想が得られた。
「大学にまさかこんなにも多くの物資があるとは予想していなかった。数千人が数日間住めるような備蓄量があって驚いた。大学にいるときに災害が起きても安心できる要素になると思った。」
「普段通う大学の知らない部分を見て驚くと同時に、個人でも日頃から備えておくことが大事だと再認識しました。もしもに備えて非常食や水、避難道具を揃えておこうと思います。」
「室内に煙が充満すると、すぐ目の前も見えなくなってしまうことを実感しました。地面に伏せるとうっすら見えやすくなるのも本当だったんだと感じました。」
「消火器の使い方を正直知らなかったので、知ることができて良かったです。初めて触ったのが火災時であれば混乱してしまったと思う。今回のような機会があってよかった。」
「震度7の脅威を身をもって体験することが出来た。擬似体験だから対応できたが、いざ本当の地震が起きたら冷静にはなれないと思った。最近大きな地震が起きていないため、意識する良い機会だった。」
◆駒澤大学防災庫バックヤードツアー&防災体験 企画概要
【期 間】 2023年10月31日(火)~11月2日(木)
【場 所】 駒澤大学駒沢キャンパス・緑の丘防災庫周辺
▼本件に関する問い合わせ先
総務部 総務広報課 広報係
住所:〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
TEL:03-3418-9828
メール:koho@komazawa-u.ac.jp
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