ネットワンシステムズ、米国Nile社と提携、次世代NaaSを提供開始

~ ITインフラ市場のゲームチェンジャーとなるサービスを日本国内で展開 ~

 ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:竹下 隆史)は、次世代エンタープライズ NaaS(Network as a Service)の新興企業である Nile Global, Inc.(本社:米国 カリフォルニア州、CEO:Pankaj Patel、以下Nile社)と、ITインフラをサービス利用モデルで提供する NaaS に関して、日本市場でサービス提供を開始していくため、MOU(基本合意書)を締結したことを発表します。近年注目を集めつつあるNaaS は、クラウド利用と同様のスピード感で最新技術や機能を柔軟に享受することができるサービス利用モデルです。従来のITインフラ市場に変革を起こすべく、Nile社と共に日本国内でNaaSを提供していきます。



■背景・目的
 企業におけるDXの重要性が高まる中で、IT投資額の増加やシステム運用の複雑化、人材不足の問題は深刻化しており、これらを解決できる新たな選択肢が必要とされています。このような理由で、ITインフラの領域においても、最新技術を適用するためにその都度設備投資を行う従来の考え方から、柔軟に運用やコスト負担を軽減できるサービス利用モデルへと需要が変化してきています。
 この需要に応えるNile社の「Nile Access Service」は、米国で最も注目されるサブスクリプション型のサービス利用モデルです。リースやマネージドサービスとは異なり、独自に設計された機器を用いて、クラウドと同様の透過的なインフラ利用を実現します。IT管理者不在の拠点を多数持つ企業や病院、学校、公共機関、または通信サービスプロバイダーを通じた広範な市場へ提供していきます。

■Nile社のNile Access Serviceの特徴
 Nile社の「Nile Access Service」は、ゼロトラスト・セキュリティに基づいて信頼性の確保された有線と無線ネットワークを、AI/MLで高度に自動化されたプラットフォームによって、ライフサイクル全体をサービスとして提供します。

①ゼロタッチ導入と簡素化されたネットワーク設計
NaaSの導入には、フロア図面から自動で割り出された独自設計の機器とセンサーが提供されます。ユーザー自身はITの専門スキルがなくても、スマートフォンと2次元バーコードを活用して設定作業を完結できる仕組みです。ユーザー自身がVLAN設計や設定ファイルを管理したりする必要はありません。

②ゼロトラスト・ネットワークと保証されたネットワーク環境
ゼロトラストに基づいて、高度な脅威からユーザーとデバイスを守る堅牢な設計が予め組み込まれており、サービス導入時より厳格なセキュリティ環境が提供されます。ネットワーク環境は常時リモート接続から監視されており、詳細なAI分析とセンサーデータにより、優れた可用性を維持し、問題が検知された場合にもほとんどは人手を介さず自動で解決されます。

③柔軟なサブスクリプション支払いモデル
NaaSは、契約期間に基づくサブスクリプションモデルで、お客様の利用環境に応じて月額固定または従量課金制で支払いが可能なサービスです。無線アクセスポイントやスイッチなどの機器を保有することなく、OPEXベースの消費型ITインフラとして保持することができます。サブスクリプション期間中は、機器のバージョンアップやパッチ提供、トラブルシューティングなど日常の運用メンテナンスもサービス費用に含まれます。

■今後の展望:ネットワンシステムズ独自のNaaSモデルの提供
 当社は、あらゆるものがネットワークに繋がり、そのデータが情報となりビジネスや行動が変化する未来、デジタルプラットフォーム構想に向けて投資を進めています。Nile社との取り組みは、その一環となります。ハイブリッド・マルチクラウドの拡大とAIの指数関数的な進化は、伝統的なITインフラのあり方に大きな変化をもたらし始めています。未来の自律型ネットワークは、安定稼働とビジネスに最適化されたネットワークであり、運用負担やトラブルシューティングから企業は解放されるべきだと当社は考え、そのような環境をサービス化して提供していきます。
 2024年には、Nile社の技術を活用したネットワンシステムズ独自のサービスを新たに立ち上げ、サービス展開していく予定です。現在、開発を進めている エッジ・ソリューション、XaaSベンダーやインダストリアル・アプリケーションベンダーの各種ソリューションとの連携も含め、将来的には総合的なNetwork as a Serviceへと発展させ、お客様のネットワーク運用、設備投資のあり方を変革します。

Nile Global, Inc. CEO:パンカジ・パテル 氏のコメント
 ネットワンシステムズ社との提携により、企業ネットワークの変革を日本市場で実現できることを大変嬉しく思います。今日のIT組織では、多種多様な製品やシステムを一つに統合して運用していく必要性に迫られていますが、益々その複雑さとコストの増大に直面しています。そのため、多くの企業はクラウド・テクノロジーや新たなサービスモデルを活用したいと考えています。ネットワンシステムズ社とNile社は、こうした要望に応えるべく先進的なソリューションを提供してまいります。

ネットワンシステムズ株式会社 CTO 篠浦 文彦のコメント
 米国で最も注目されるNaaSを展開するNile社と提携することができ、その技術とサービスモデルを日本市場にいち早く提供できることを大変嬉しく思います。ネットワンシステムズは創業以来ネットワークの可能性を追求し、業界最大の導入実績と高い技術力を誇ってきましたが、Nile社の先見的なモデルとの融合は、従来のITインフラ市場のあり方を大きく変える可能性を秘めています。我々は日本市場のゲームチェンジャーとなるべく、より強固な関係を築いて邁進していきますので、今後の我々の動向にぜひご期待ください。


Nile Global, Inc. について
 Nile社は、ネットワーク業界の著名なパンカジ・パテル氏(元シスコ社EVP兼最高開発責任者)とジョン・チェンバース氏(元シスコ社会長兼CEO)によって共同設立されました。同社は、完全なサービスを提供できるようにゼロから設計した新しいアーキテクチャによってITオペレーションを近代化し、ITインフラ市場をディスラプト(創造的破壊)しようとしています。より高い信頼性と安全でハイパフォーマンスなユーザー体験を提供しながらも、企業の重要なITリソースの利活用を可能とし、従来のネットワークを単にサービス化するのではなく、お客様のお役に立てる真のネットワーク環境を提供しています。
詳しくはWebサイトにてご確認ください。https://nilesecure.com/ 

ネットワンシステムズ株式会社 について
 ネットワンシステムズ株式会社は、優れた技術力と価値を見極める能力を持ち合わせるICTの目利き集団として、その利活用を通じ、社会価値と経済価値を創出するサービスを提供することで持続可能な社会への貢献に取り組む企業です。常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。

※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です

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この企業の情報

組織名
ネットワンシステムズ株式会社
ホームページ
http://www.netone.co.jp/
代表者
竹下 隆史
資本金
1,227,900 万円
上場
東証プライム
所在地
〒100-7025 東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー
連絡先
03-6256-0600

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