駒澤大学禅文化歴史博物館が7月21日まで企画展「黄檗禅と煎茶 ~黄檗三筆の墨蹟と煎茶道具~」を開催中 -- 6月17日には関連セミナーも



駒澤大学(東京都世田谷区/学長:各務洋子)の禅文化歴史博物館では7月21日(金)まで、企画展「黄檗禅と煎茶 ~黄檗三筆の墨蹟と煎茶道具~」を開催している。江戸時代に黄檗禅(おうばくぜん)を日本に伝えた隠元とその二大弟子について、また、同時代の文化、その中でも特に煎茶文化に焦点を当てて紹介。6月17日(土)には、同大文学部英米文学科のモート,セーラ(MOATE Sarah)教授による関連セミナー「黄檗宗と日本文化~文人茶で楽しむ墨の薫り、茶の香り~」も予定している。いずれも入場無料・申込不要。




 今回の企画展は、望月惟司氏によって寄贈された新規寄贈資料を中心に構成。「望月コレクション」の一部を、黄檗文化の代表である「黄檗三筆」と「煎茶」に焦点を当てて紹介する。

 日本の禅宗には、鎌倉時代に宋に渡った栄西(1141-1215)が伝えた臨済禅、道元(1200-1253)が伝えた曹洞禅、江戸時代になって隠元(1592-1673)が伝えた黄檗禅がある。今回の企画展では、黄檗禅を伝えた隠元とその二大弟子、また、その時代の文化、とりわけ煎茶文化に着目し、以下のように展示を構成している。

1.黄檗禅周辺の明僧たち「黄檗禅の渡来前夜」
 隠元と中国明時代の僧たち、その時代背景とともに、隠元が日本に渡った経緯、その後、どのような影響を日本にもたらしたのかを、墨蹟とともに紹介している。

2.黄檗三筆の墨蹟「隠元・木庵・即非」
 隠元と、彼の二大弟子である木庵(1611-1684)、即非(1616-1671)は、当時の和様書の伝統に新たな流行をもたらした。頂相(禅僧の肖像画)や、独特で力強い書風の墨蹟を楽しむことができる。

3.黄檗の伝来と煎茶道具「隠元以前の飲茶文化~禅の伝来と茶~」「隠元が伝えた明代の煎茶文化」「売茶翁と煎茶」「文人と煎茶」
 日宋貿易が盛んになった12世紀、定期的に貿易船が往来し、人・モノ・文化を運んだ。臨済禅を伝えた栄西は茶種や抹茶の知識を持ち帰った。17世紀には中国明代独自の煎茶文化が成熟し、隠元が黄檗禅とともに日本に伝え、売茶翁を経て、京都の文人層を中心に日本独自の煎茶道を確立する。
 茶葉の製法とともに変化していく茶器や、煎茶に関する書画や解説書、当時の文人たちが使用していた趣向を凝らした文房具を展示している。

 なお、6月17日(土)には企画展に関連して、モート,セーラ教授によるセミナーも実施。YouTubeライブ配信で視聴することができる。
 企画展およびセミナーの概要は以下の通り。




■企画展「黄檗禅と煎茶~黄檗三筆の墨蹟と煎茶道具~」
【場 所】駒澤大学禅文化歴史博物館(東京都世田谷区駒沢1-23-1)
【日 時】5月15日(月)~7月21日(金) 10:00~16:30(最終入館16:15)
※休館日:土曜日(第3土曜日は除く)、日曜日、祝日、大学の定める休業日
▼開館カレンダー
 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/museum/calendar.html
【入 館】無料、予約不要
【企画展URL】 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/museum/overview/exhibition-room/2023/0414-14049.html

■第43回禅博セミナー「黄檗宗と日本文化~文人茶で楽しむ墨の薫り、茶の香り~」
【日 時】6月17日(土) 13:00~14:00(12:30開場)
【場 所】駒澤大学中央講堂(東京都世田谷区駒沢1-23-1)
※オンライン(Youtubeライブ配信)も行います。
 https://www.youtube.com/watch?v=VXtxQkqAD9U
【申 込】事前申し込み不要。開始時刻に来場、もしくはYouTubeチャンネルにアクセス。
【講 師】モート,セーラ教授(駒澤大学文学部英米文学科)
 オックスフォード大学修士課程(文学)修了、日英美術研究と比較文化論が専門。
【入 場】無料、予約不要
※セミナー後に「煎茶6種類テイスティング体験」を開催(予約枠満員)
【URL】https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/museum/topics/2023/0508-14274.html



(参考)
●資料群を寄贈した望月惟司氏に感謝状を贈呈
 かつて中国古物・工芸品・仏具販売を営んでいた望月惟司氏が、令和2年度から陶磁器・茶道具類等173件、墨蹟類等491点にのぼる膨大な資料群を禅文化歴史博物館に寄贈。特に墨蹟類は黄檗禅を中心としており、黄檗禅に関する資料が僅少であった同館にとっては、その充実に繋がる非常に有意義なものとなった。
 望月氏は若い頃より中国文物に強い関心を持ち、文化大革命以前から現地に渡航して熱心に収集を行ってきた。同館ではこの膨大な資料を「望月コレクション」と称し、約1年かけた整理分類作業等を経て、このたび一部ではあるが公開に至った。
 5月16日(火)、企画展に足を運んだ望月氏に村松哲文館長から感謝状を贈呈し、謝意を伝えた。
 https://www.komazawa-u.ac.jp/news/other/2023/0519-14342.html


▼本件に関する問い合わせ先
駒澤大学禅文化歴史博物館
住所:〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
TEL:03-3418-9610
メール:zenpaku@komazawa-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
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