Mendix、200を超えるAWSサービスとMendixアプリの統合をきわめてシンプルにする新しいAWSコネクタースイートの提供を開始

  • 14:03

プライベートAWS環境へのMendix構築事例:自動プロビジョニングによって95のAWSサービス設定時間を、4時間から30分に短縮

  • Mendix Authentication Connector for AWS servicesを含む新しいAWSコネクタースイートの提供をMendixが開始
  • Mendix Reference Deployment がAWS環境でのMendixのセットアップを容易にし、自動プロビジョニングによって、95のAWSサービス設定時間を4時間から30分に短縮
  • 各種業界の主要顧客企業がこのコラボレーションを有効活用

シーメンスの傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix(本社:オランダ ロッテルダム/CEO:ティム・スロック)は、Mendix Authentication Connector for AWS servicesを含む新しいAWSコネクタースイート、Amazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)向けのMendix導入リファレンスの提供開始をはじめ、AWSとMendixプラットフォームとの連携、統合をきわめてシンプルにしてクラウドでのアプリ開発を一層加速する一連の連携強化を発表しました。
AWSコネクタースイート:https://marketplace.mendix.com/
Amazon Elastic Kubernetes Service 向けのMendix導入リファレンス:
https://www.mendix.com/blog/mendix-on-amazon-eks-reference-deployment/

統合とプライベートクラウド導入を大幅に単純化
Mendixが今回新たに開発し発表したAuthentication Connector for AWS servicesは、AWSサービスとの間の認証プロセスを管理するものです。本サービスは、200を超えるAWSサービスとMendixアプリを統合しようとする際に直面する一般的な課題を解消します。このサービスをベースにした新しいAWSコネクタースイートも作成されました。開発者は、MendixアプリにAWS機能をドラッグ&ドロップで追加できるので、REST APIやコードの複雑さを感じることがありません。

2016年にAWS上に構築されたMendix Cloudは、各国で次々に展開され、現在サービスを展開する地域数は日本を含め12に達しています。開発者やユーザは、最初のアプリをMendix Cloudに配備しようとする際、Mendix Freeライセンスを利用するのが一般的です。


一方、MendixアプリをMendix Cloudではなく、独自構築したプライベートのAWS環境に構築したい、または構築しなければならないという要望も強くあります。Mendixは、こうしたお客様のためにAmazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)向けのMendix導入リファレンスを用意しています。このリファレンスは、IaC(コードとしてのインフラ)ツールとして、お客様のAWS環境内のプライベートクラウド向けMendixのセットアップを完全に自動化します。このツールには、Amazon EKSとそれ以外の95のAWSサービスの高速プロビジョニング機能が含まれており、その活用によってセットアップ時間は4時間から30分にまで短縮されます。

MendixとAWSの取り組みについて
2016年、AWS上で Mendix Cloud環境が稼働を開始して以来、MendixはAWSと市場開拓における協力関係を強化してきました。2022年2月には、その拡大を正式に発表し、対象範囲をクラウド導入業務や開発業務から開発者エクスペリエンス全体に拡げました。目的は、MendixをAWS上でアプリを作成するうえで最も迅速かつ容易な方法にすることでした。これは、「制約無き創造」の実現を目指しAWSとシーメンスが、世界中の企業に向けて2021年11月に発表した戦略的コラボレーションの一環です。

シーメンス・AWSの戦略コラボレーションに関するニュースリリース(2021年11月発表):
https://press.siemens.com/global/en/pressrelease/siemens-expands-collaboration-aws-facilitate-cloud-based-digital-transformation

1年間の強力かつ緊密なコラボレーションの成果であるMendix Studio Proは、AWS Marketplaceより提供が開始されています。これを利用する開発者は、Mendix開発プラットフォームの処理能力、柔軟性、スピードを容易に利用できるようになります。さらに、AWS Workshop on Mendixを利用すれば、AWSで初めてのMendixアプリケーションを作成する場合でも、その方法を自分のペースで、短時間のうちに学習することもできます。
AWS Workshop on Mendix:https://workshops.aws/card/mendix

Mendixエンタープライズ・アプリケーション開発プラットフォームは、Mendixからだけでなく、AWS Marketplaceでも購入できます。Mendixから開発を進めるときにも、AWSサービスを自分のアプリに簡単にプラグインすることができるため、ユーザーは、ローコードのスピード、柔軟性、再利用性のメリットすべてを感じることができるでしょう。

MendixのCEOであるティム・スロック(Tim Srock)は次のように述べています。
「ここまでの進捗にはとても満足しています。当社のお客様とパートナーは、『コンポーザブル・エンタープライズ(組み立て可能なエンタープライズ)』戦略の採用に意欲的であり、MendixとAWSのコラボレーションはその実現を加速させます。個人的にも、AWSとシーメンスのコラボレーションに対する産業界からの注目の高まりを強く感じています。シーメンスとAWSの協力関係において、Mendixは重要な成長分野です」


コンポーザブル・エンタープライズ:
https://www.mendix.com/blog/a-low-code-leader-composing-the-modern-enterprise-with-mendix/

AWSは、Mendixが産業界にもたらす価値についても認識しています。AWSの生産販売担当ディレクターであるグラント・ボドリー(Grant Bodley)氏は次のように述べています。
「ローコードは、アプリケーション開発のガバナンスを一元化する一方で、開発そのものを分散させることができます。つまり、イノベーションを生産の現場で引き起こし、それらをすべて集中管理できるのです。コアMESやERPシステムの拡張を必要とする工場もありますが、スマート生産アプリの活用の方が有効な工場もあります。シーメンスとMendix、そして両社の先進顧客企業は、このモデルがデジタルトランスフォーメーションを実現しつつあることをすでに示しています。先日、Mendix Manufacturing Forumで講演した際にも、聴衆からの強い熱気を感じました」

Mendix Manufacturing Forumでのグラント・ボドリー氏による講演:
https://www.linkedin.com/posts/mendix_manufacturing-mendix-aws-activity-7006703842301988864-_Pb_/


製造業、メディア/エンターテインメント業界企業の成功例
MendixとAWSがコラボレーションを深化させてきたこの1年、そこから生まれたイノベーションは、さまざまな業界で大きな成果を上げ始めています。世界最大のMendix on AWS活用例の1つとなっているシーメンスで、その価値は最もよく分かります。

Mendix on AWS活用例:
https://www.mendix.com/customer-stories/siemens-enables-rapid-digitization-in-a-175-year-old-enterprise/


Siemens AGのCIOであるハンナ・ヘニッヒ(Hanna Hennig)は次のように述べています。
「Mendix on AWSは、当社のデジタルトランスフォーメーションを進める力そのものです。シーメンスのすべてのビジネスライン、すべてのビジネス機能でビジネスとITの専門家たちの創造力を発揮しています。すでに500以上のアプリが運用されており、さらに数百のアプリの開発が進められています。私たちは、スピードとイノベーションをMendixから、拡張性、信頼性、可用性をAWSから提供されています。これら方向性の異なる2つの世界の最善の掛け合わせが、私たちに成功をもたらしています」

AWSとMendixのコラボレーションは、他の産業の企業でもその価値を見せ始めています。独立系テレビ番組制作会社であるBanijay Benelux社もMendix for Private Cloud on Amazon EKSを活用する企業のひとつです。同社では、15のMendixアプリを構築し、音声からテキストを書き起こすAmazon Transcribeや、ビデオコード変換のAWS Elemental MediaConvertなどのAWSサービスを利用しています。

Banijay Benelux社によるMendix for Private Cloud on Amazon EKS活用事例:
https://aws.amazon.com/partners/success/banijay-benelux-mendix/

Banijay BeneluxのITマネージャーであるレオン・バックビアー(Leon Backbier)氏は次のように述べています。
「AWSのサービスとMendix for Private Cloudを利用することで、ユーザーのニーズに合わせてアプリケーションを調整できるようになりました。複雑な問題がシンプルになり、テクノロジーに追われるのではなく、ビジネスに集中できるようになりました。オフィスじゅうに笑顔が戻っているのが分かります」

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※本プレスリリースは、Mendix, a Siemens businessが3月9日(現地時間)に米国で発表したプレスリリースを翻訳したものです。原文は https://www.mendix.com/press/mendix-and-aws-continue-momentum-one-year-into-their-expanded-collaboration/ よりご参照ください。

Mendixとつながるには
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Mendixについて
デジタルファーストの世界では、顧客ニーズは予測され、ツールは業務効率を大きく高め、エンタープライズはデジタルトランスフォーメーション実行しないと生き残れないと信じられています。そんな世界に向かうエンタープライズにとって、シーメンスの事業部門、Mendixは、改革を進めるエンジンになろうとしています。その先進のローコードプラットフォームと幅広いエコシステムは、最先端のテクノロジーを相互に結び付け、エンゲージメントの向上、業務の合理化、ITの効率化を実現するソリューションをサポートします。Mendixは、抽象化、自動化、クラウド、コラボレーションの4つの柱で、開発者の生産性を劇的に向上させます。Mendixのコラボレーション機能と直感的なビジュアルインターフェイスは、技術者ではない「市民」が開発者となって、それぞれの得意領域の知識からアプリケーションを作成できるようにします。Mendixのプラットフォームは、クラウドネイティブであり、オープンで拡張性が高く、アジャイルで実績も豊富です。トップアナリストからもリーダーとして、また時代を先取りするビジョナリーとして評価されています。人工知能、拡張現実、インテリジェントオートメーション、ネイティブモバイルなどを支える、Mendixはデジタルファースト・エンタープライズのバックボーンです。Mendixエンタープライズ・ローコードプラットフォームは、46か国の4,000以上の先進企業に採用され、20万件以上のアプリケーションを開発してきた30万人以上の開発者で構成されるコミュニティが活発に活動しています。
本件に関するお問合わせ先
シーメンス株式会社シニアマーケティングマネージャー 東田
Email: dis_jpmarketing@mendix.com

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この企業の情報

組織名
Mendix
ホームページ
https://www.mendix.com/ja/
代表者
レイモンド コック
資本金
0 万円
上場
非上場
所在地
〒151-8583 東京都渋谷区代々木小田急サザンタワー9F
連絡先
03-5354-6700

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