アバゴ・テクノロジー、第2世代のPM-QPSKコヒーレント・レシーバを発表

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第1世代品の1/3のフットプリントで、100Gのメトロ・ネットワークや200G/400Gの長距離ネットワークにより多くの機能を提供

アバゴ・テクノロジー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周)は、本日、PM-QPSK(Polarization Multiplexed Quadrature Phase Shift Keying)コヒーレント・レシーバの第2世代品「AFCP-ICRX2CC」を発表しました。100G(Gbps)のメトロ・ネットワークや、200G/400Gの長距離DWDM(高密度波長分割多重方式)ネットワーク向けに設計された製品です。第1世代品と比較してより多くの機能を搭載しながら、サイズを1/3に抑えています。そのため、カラーレス・コヒーレント・ネットワークのトランシーバや光ライン・カードのさらなる小型化を図ることが可能になります。

AFCP-ICRX2CCは、入力監視用の統合型フォトディテクタ、可変光減衰器(VOA)、信号用/局部発振器用の偏光スプリッタ、2つの整合型光90°ハイブリッド、25Gに対応する4組の平衡型ディテクタ・ペア、4つの差動型リニアTIA(トランス・インピーダンス・アンプ)、マニュアル/オートに対応するゲイン制御部で構成されます。これらすべてが、表面実装型の小型パッケージに収容されています。シングルチャンネル/マルチチャンネルの両方の信号に対して広いダイナミック・レンジを有していることから、高いOSNR(光信号対雑音比)を得ることができます。また、複数の信号が同時に存在し、シングルチャンネルでの動作よりも光入力電力がかなり高いアプリケーションにおいても、VOAの機能を活用することによってTIAへの入力信号をより高度に制御することが可能です。さらに、外付けの局部発振器と併用すれば光フィルタの追加が不要になり、システムの将来のアップグレードをより柔軟に行ったり、システムのコストを低減したりすることができます。なお、AFCP-ICRX2CCは、OIF(Optical Internetworking Forum)の実装合意書であるOIF-DPC-RX-01.2に準拠しています。


製品の特徴

・最高32GBdのボー・レート
・広い入力ダイナミックレンジ、THD(全高調波歪)は5%未満(3mAppにおいて)
・10dBの信号減衰範囲
・能動的な温度制御は不要
・Cバンド、Lバンド、C+Lバンドに対応
・-5℃~80℃の動作温度範囲

アバゴで光コンポーネント製品のマーケティング担当ディレクタを務めるステファン・ロクスは、「第2世代のPM-QPSKコヒーレント・レシーバでは、当社が独自に開発したInP(リン化インジウム)、シリカ・オン・シリコン技術プラットフォーム、高度に自動化されたサブミクロン精度のアセンブリ・プラットフォームを活用することにより、最高レベルの集積度と小型化を実現しました。100Gのメトロ・ネットワークと200G/400Gの長距離ネットワークに対応するべく、当社はコヒーレント・レシーバ技術の進化に向けて継続的に取り組みを行ってきました。AFCP-ICRX2CCは、その進化を具現化した製品です」と述べています。

また、Ovum社で主席アナリストを務めるカレン・リュー氏は、「100Gに対応するコヒーレント技術は、今日はもちろん、将来の100Gの導入においても、伝送ネットワークの主要な構成要素であることに間違いはありません。この技術の最も重要な価値は、100Gのメトロ・ネットワークから400Gの長距離ネットワークにまで対応できることです。そうしたアプリケーションでは、例外なく小型化と多機能化が求められます。また、メトロ・ネットワークからコア・ネットワークに至るまで、あらゆるネットワーク・インフラではトラフィックの増加への対応を迫られています。アバゴの第2世代PM-QPSKコヒーレント・レシーバは、100Gのメトロ・ネットワークに対して最適化されているだけでなく、2014年に市場に出る400Gの長距離ネットワークにも対応可能な、今まさに求められている要件に対応した製品だと言えます」とコメントを寄せています。

アバゴは、このAFCP-ICRX2CCを3月11日~13日に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催される展示会『OFC 2014』に出展します。アバゴのブース番号は3160です。


価格と供給
AFCP-ICRX2CCのサンプルはすでに提供されています。通常の販売は2014年7月に開始する予定です。価格については、アバゴ・テクノロジーの正規販売代理店までお問い合わせください。


AFCP-ICRX2CCの詳細については、以下のページをご覧ください。
http://www.avagotech.co.jp/pages/en/fiber_optics/optical_components/photonic_ic_components/afcpicrx2cc/

アバゴ・テクノロジー社
日本法人: アバゴ・テクノロジー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周)
アバゴ・テクノロジーは、通信、産業、民生向けアナログ・インターフェース機器のグローバルリーディング・サプライヤです。当社の主力製品は、アナログ、ミクスドシグナル、オプトエレクトロニクスの部品やサブシステムなど多岐にわたっています。ターゲット市場は、インダストリアル / 自動車、情報通信 / エンタープライズ・ネットワーク、そして携帯電話/ワイヤレス・コミュニケーションの3 つの主要マーケットに、高機能そして高品質製品を提供しています。また、世界中に技術サポートおよびカスタマーサービス拠点を有し、お客様をサポートしています。アバゴ・テクノロジー技術革新の伝統は、50 年前のヒューレット・パッカードに遡り、そしてアジレントの時代から受け継がれてきたものです。詳しくは当社のウェブサイト
www.avagotech.co.jp をご覧ください。

本件に関するお問合わせ先
アバゴ・テクノロジー株式会社
株式会社中外 松田 尚
101-0041:東京都千代田区神田須田町2-5-2須田町佐志田ビル
TEL:03-3255-8411 FAX:03-3255-8412
E-mail:matsuda@chugai-ad.co.jp

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この企業の情報

組織名
アバゴ・テクノロジー株式会社
ホームページ
www.avagotech.co.jp
代表者
米山 周
資本金
28,500 万円
上場
海外市場
所在地
〒153-0042 東京都目黒区青葉台4-7-7青葉台ヒルズ7階
連絡先
03-6407-2727

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