ジョンソンコントロールズ、業界最高クラスの堅牢性を備えた「Metasys ビルオートメーションシステムRelease11.0」提供開始

世界基準の情報処理標準に準拠し、増加する建物へのサイバー攻撃対策を強化
仮想化技術で自社サーバー内にビルオートメーションシステムの構築が可能に



ビルテクノロジー業界のリーディングカンパニー、ジョンソンコントロールズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉田 浩 以下:ジョンソンコントロールズ) は、本日、「Metasysビルオートメーションシステム Release 11.0」の提供開始を発表しました。本システムは、オープンプロトコルを採用し、Metasysシリーズの特長である接続性、拡張性を維持しながら、米国政府情報処理標準FIPS140-2 Level 1に準拠し、業界最高クラスの堅牢性を実現しています。また、仮想化技術を活用することで、専用サーバーの構築を不要にし、コスト効率と安定稼働を両立しました。


Metasysビルオートメーションシステム Release 11.0特長①
柔軟性・拡張性を維持しつつ業界最高クラスの堅牢性を実現


Metasysビルオートメーションシステム Release 11.0は、冗長化に対応するプログラマブル・ロジック・コントローラー「X20 PLC」を標準採用し、世界標準レベルの米国政府情報処理標準「FIPS140-2 Level 1」に新たに準拠しました。この最新アップデートにより、セキュリティ要求が高い施設においても安心して導入いただける仕様となりました。また本システムは、インダストリー4.0推奨プロトコルとして指定されたセキュアで効率的な通信手段「OPC UA」を新たにサポートしたことにより、オフィスや商業ビルのみならず、製造業関連の施設の様々なシステムとの接続性を向上、幅広い施設のIoTやDX実現を支援します。

Metasysビルオートメーションシステム Release 11.0特長②
仮想化技術の活用でサーバー管理コストを削減しながら安定稼働を実現


Metasys ビルオートメーションシステム Release 11.0は、仮想化技術を活用することでサーバーの二重化や、仮想環境上でのビルオートメーションシステムの構築が可能になりました。従来、専用機が必要とされていたビルの中央監視システムを、日本で初めて監視操作を汎用PCかつWebベースで実現させたジョンソンコントロールズだからこそ有する技術が、ビルオートメーションシステムの仮想化を可能にさせました。仮想化により、サーバー管理コストを削減するほか、システム更新への迅速な対応、トラブル対応の迅速化により施設の安定稼働を実現します。

Metasysビルオートメーションシステム Release 11.0特長③
さらに使いやすくなったUIでトラブル対応の迅速化と管理者の効率化を実現


Metasys ビルオートメーションシステム Release 11.0は、直観的な操作を可能にするUI(ユーザーインターフェース)を改善し今まで以上に操作性を向上したほか、施設管理者同士の情報共有を可能にする「アナウンス機能」、操作履歴の見える化を可能にする「System Activity機能」を採用したことにより、管理者のオペレーション効率向上を支援します。本システムは、幅広い機器の操作や施設管理に関係する膨大なデータを正しく読み取る力が求められる施設管理者の人手不足や技術継承といったビル管理業界の課題にもテクノロジーでアプローチします。

ジョンソンコントロールズ株式会社 ソリューション開発本部プロダクトマネジメント部長 高橋国大は「この度、米国や中国などでは先行して提供されていたMetasys ビルオートメーションシステム Release 11.0の国内市場向けカスタマイズが完了し、国内のお客様への提供を開始できることを大変嬉しく思っております。近年、オフィスビル、病院、政府機関など施設自体がサイバー攻撃の対象になるケースが増加しており、これまで以上に施設のセキュリティ対策の重要性が高まっています。本システムは、グローバルレベルの堅牢性を保持し、さらに日本政府が掲げるSociety 5.0実現に向け、産業構造全体が『Sensor to Cloud』*へと変化する中で、個々の階層で専用プロトコルを採用するシステムから脱却、オープンプロトコルを活用してより接続性を向上する流れに大きく寄与できるシステムです」と述べています。

Metasys ビルオートメーションシステム Release 11.0は、国内でも外資系大手データセンター、病院、アメリカ政府系機関などですでに先行導入が実施されており、データセンターでは、温度管理が安定稼働において重要になることから、万が一システムがダウンした際も熱源設備を継続して運用することで、サーバールームの温度を一定に保つことができるシステムを構築しました。また、仮想化技術を使い、二重化サーバー上に中央監視システムを構築しました。

ジョンソンコントロールズのフラッグシップシステムであるMetasysビルオートメーションシステムシリーズは、オフィスビルのみならず、ペンタゴン(アメリカ国防総省 本部庁舎)をはじめとする世界中の政府系施設、軍事施設、ランドマークなど、セキュリティ要求が高い施設の安定稼働を支援しています。Metasysは、BACnetやLONWORKSといった国際基準の複数のオープンプロトコルを国内のビルオートメーション業界で先駆けて導入しており、同システムを導入することで、国際レベルの接続性・拡張性が実現します。

*センサーレベルからクラウドまでつながりデータを収集する仕組み

■システム販売価格 
施設規模や監視点数などニーズに応じて見積ご提示
■販売スケジュール  
2022年11月18日より販売開始

商標について
  • METASYS®は、米国ジョンソンコントロールズ社(JCI)の米国またはその他の諸国における登商標です。
  • その他、本資料に記載の社名および商品は、各社の登録商標として利用されている場合があります。

ジョンソンコントロールズ インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズは、建物のパフォーマンスを最適化するだけでなく安全性を向上し、快適性を高め、最も重要な成果に結びつけることで人々の生活空間や職場、文教施設からエンタメ施設まであらゆる環境を変革しています。このような当社のソリューションはヘルスケア、教育、データセンター、製造など多様な業界に導入されています。130年以上にわたるイノベーションの歴史とともに、全世界150ヵ国以上、10万人のエキスパートで構成されるグローバルチームがお客様のミッション達成をサポートします。当社の業界をリードするビルテクノロジーとソリューションは、Tyco®、York®、Metasys®、Ruskin®、Titus®、Frick®、Penn®、Sabroe®、Simplex®、 Ansul®、Grinnell®といったブランド名でも認知され信頼を得ています。

ジョンソンコントロールズ日本法人について
ジョンソンコントロールズ株式会社は、ジョンソンコントロールズ インターナショナル(Johnson Controls International, Plc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長:吉田 浩)です。建物のライフサイクルを通じた効率化を促進する中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの設計、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供しています。国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細はhttps://www.johnsoncontrols.co.jp をご覧いただくか、Facebookでhttps://www.facebook.com/johnsoncontrols.jp.be/ もしくはTwitterで@JCI_jpをフォローしてください。
本件に関するお問合わせ先
ジョンソンコントロールズ広報代理 (APCO Worldwide内)
担当:杁山(いりやま)、上村
TEL: 03-6457-9702 FAX:03-6457-9703
E-MAIL: jci_japan@apcoworldwide.com

ジョンソンコントロールズ株式会社
広報室:村井、平野
TEL: 03-5738-6054 FAX: 03-5738-6508
E-MAIL: jp.pr@jci.com

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この企業の情報

組織名
ジョンソンコントロールズ株式会社
ホームページ
https://www.johnsoncontrols.com
代表者
吉田 浩
資本金
10,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1-50-1
連絡先
03-5738-6054

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