日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)の意匠性チタンTranTixxiiⓇ(トランティクシー)が、九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)観光列車「ふたつ星4047(よんまるよんなな)」外装に採用されました。チタンの列車への採用は世界初となります。
「ふたつ星4047」は、佐賀・長崎の魅力を感じていただく新たな観光列車で、西九州新幹線の開業に合わせて運行が開始されます。意匠チタンTranTixxiiⓇブランドの擁するバリエーション展開(複数の色彩(Color)×色調・模様(Texture))内のゴールド意匠(IPGOLD TITANIUM)が車体にあしらった金色のラインに採用され、西九州の美しい自然に映える車体デザインの実現に貢献しています。
■「ふたつ星4047」イメージイラスト・写真(JR九州提供)
Design & Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates
今回の採用は、JR九州および「ふたつ星4047」の設計監修担当のドーンデザイン研究所より、地元九州の最先端素材であるチタンの優れた素材特性(軽量高強度・長寿命)や、意匠性チタンTranTixxiiⓇ独自の意匠性・意匠の長寿命性(美しさが経年変化しない特性)が高く評価されたことによるものです。
日本製鉄は、意匠性チタンTranTixxiiⓇが、高級感ある外装表現と、チタン素材特有の軽量特性によるエネルギー効率の向上、メンテナンス負荷・ライフサイクルコストの最小化といった環境特性を両立する素材である点に着目し、鉄道車両のみならず、航空機・船舶等のモビリティ全般の高級外装への普及・浸透に向けて各種取り組みを進めてきました。今回の採用を契機として、当該分野における販売拡大に向け、一層取り組みを加速させていきます。
日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「産業と技術革新の基盤をつくろう」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。
<事業概要>
(1)事業名 : 「ふたつ星4047」
(2)事業者 : 九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区博多駅前3-25-21)
(3)事業開始 : 2022 年9 月23 日(金)運行開始
(4)設計監修 : 設計事務所ドーンデザイン研究所(代表:水戸岡鋭治氏)
(5)改装 : 九州旅客鉄道株式会社 小倉総合車両センター(北九州市小倉北区金田3−1−1)
JR九州エンジニアリング株式会社(福岡市博多区冷泉町4−17)
(6)採用素材 : 意匠チタンTranTixxii/IP GOLDTITANIUM
(規格:IPGOLDTITANIUM 表面仕上:SD3)
(7)加工協力 : 東洋ステンレス研磨工業株式会社(福岡県太宰府市水城6−31−1)
*上記当社基本仕上げを基礎に、東洋ステンレス研磨工業の最終仕上を実施
<参考情報1>
JR九州「ふたつ星4047」紹介Web サイト
https://www.jrkyushu.co.jp/train/futatsuboshi/
<参考情報2>
日本製鉄の意匠性チタンTranTixxiiⓇホームページ
https://www.nipponsteel.com/product/trantixxii/
(お問い合わせ先)総務部広報センター 電話:03-6867-3419
チタン営業部自動車・建材室 電話:03-6867-5611
以 上