世界の医療団は、ウクライナで2015年から人道医療支援活動を続けてきました。今回のロシアとの武力紛争後も、約80名の専門スタッフからなるチームが国内にとどまり、安全確保をしつつ、治療に必要な医療資材の提供や、心理専門スタッフによるオンラインでの相談業務などを継続しています。これまで信頼関係を築いてきた地域の住民たち、そして今回の攻撃により被災した人々など、いま医療を必要とするすべての人々の支えになるべく力を尽くしています。
このたび、世界の医療団の現地での活動についてお伝えするオンラインイベントを開催いたします。現場に精通する世界の医療団スタッフとつなぎ、いま必要とされる医療支援について、緊急対応のプロフェッショナル、ラファエル・ラグエッセ(プログラム・マネージャー)がお伝えします。
ゲストスピーカーにはウクライナご出身の関西看護医療大学 助教 および 臨床心理士・公認心理師 花村カテリーナ氏をお迎えし、故郷への想いや、現地の人々の声、平和への願いについてお話いただきます。
本紛争以前からウクライナ国内で活動を続けてきた団体は多くありません。これまで約7年にわたる継続的な活動経験にもとづき、紛争前後での活動の変化、医療を必要とする人々や緊急支援にあたるスタッフの声、現場での課題や喫緊で求められている支援についてなど、世界の医療団ならではの内容をお届けします。
本イベントを通してウクライナ国内外の状況や私たちの医療支援について、多くの方の理解が深まることを願っています。
ウクライナ人道危機 現地の状況 ―いま必要な医療を届けるために
【 開催概要 】
■日 時:2022年4月29日(金・祝)17時00分-18時00分
■参加費:無料
■ツール:Zoom
■お申込:参加を希望される方は、こちらよりご登録ください。
https://www.mdm.or.jp/news/23880/
*定員に達し次第、締め切らせていただきます。
■主 催:認定NPO法人 世界の医療団
(特定非営利活動法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン)
【 プログラム (予定)】
■17:00-17:05 開会挨拶
■17:05-17:25 世界の医療団の活動について
世界の医療団 日本 事務局長 米良 彰子
世界の医療団 プログラム・マネージャー ラファエル・ラグエッセ
■17:25-17:45 ゲストスピーカーによるトーク、対談
関西看護医療大学 助教 および 臨床心理士・公認心理師
花村 カテリーナ 氏
■17:45-17:55 質疑応答
■17:55-18:00 わたしたちにできることについて、閉会
【登壇者プロフィール】
花村 カテリーナ 氏
関西看護医療大学 助教 および 臨床心理士・公認心理師
ウクライナ、キエフ出身。神戸大学大学院を修了し、臨床心理士、公認心理師を取得。発達障害児の療育とケア、精神科医療、学生相談の分野における勤務を得て、2016年より関西看護医療大学にて助教として着任。看護学生を対象とした心理支援の実践および研究に取り組んでいる。
米良 彰子
世界の医療団 日本 事務局長
兵庫県宝塚市生まれ。スポーツメーカーで海外営業として働く傍ら、阪神淡路大震災時より多言語放送局の立ち上げ・運営に携わる。アメリカの大学で国際関係学を学び修士号取得。国際機関でのインターンなどの経験を経て、NGOで必須サービスや、食料・栄養分野でのアドボカシー・キャンペーンに関わる。2020年3月より現職。
*プログラム/ スピーカーは変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
【お申し込み】
参加を希望される方は、こちらよりご登録ください。
https://www.mdm.or.jp/news/23880/
*定員に達し次第、締め切らせていただきます