~職員の業務効率と情報セキュリティ確保を両立させた行政ネットワーク環境を提案~
ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:竹下 隆史)は、山梨県庁のネットワーク改修に係る設計業務を受注し、改修業務調達仕様書の作成を支援しました。本業務では「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(2020年12月改定)」で加えられた「β´モデル(インターネット接続系に業務端末・システムを配置)」を参考に、「αモデル」からの移行手順を含め設計しています。
現在の山梨県庁のネットワーク環境は、ネットワンシステムズが支援した調達仕様書を元に改修・構築が実施され、本年から本稼働しています。
■背景
山梨県では、新しい生活様式や働き方改革を見据えた新しい業務環境へ移行し、職員の業務効率向上と情報セキュリティ確保の両立を目指して取り組んでいます。
今回の設計業務では、インターネット接続系に業務端末・システムを配置した「β´モデル」への転換により、県民等への情報発信の迅速化、情報受け渡しの効率化、クラウドサービスを活用したコミュニケーション・コラボレーション効率化とともに、エンドポイント対策など情報セキュリティ対策強化を図るべく、様々な角度から検討を重ねました。
■ネットワーク改修設計支援の概要
ネットワンシステムズは、ネットワーク改修に係る方策について、次のポイントに重点を置いて設計し、改修業務調達仕様書の作成を支援しました。
- β´モデルへのネットワーク構成変更、確実なネットワーク分離、αモデルからの円滑な移行
- LGWAN接続系に保有する情報資源・システムを安全に利用、かつ職員負荷を低減する仕組み
- エンドポイントセキュリティ対策の導入、インシデント発生要因調査・復旧等対処体制構築
- ファイル暗号化を含む情報漏えい対策の強化および証跡管理
- 多様な働き方を念頭に置いたMicrosoft 365利用環境の構築およびグループウェア機能移行
- Azure Active Directoryとの連携を含む認証基盤システムの改修
本設計業務を通じて、ネットワンシステムズの複数の自治体におけるネットワーク基盤の構築実績、ネットワーク基盤・クラウド基盤・セキュリティ対策を組み合わせた統合基盤に対する技術力、課題解決へのアプローチ、そして、山梨県庁ネットワークの疑似環境を構築して行った事前検証による最適化検討などが高く評価されました。
■お客様コメント(山梨県総務部情報政策課 矢崎 様)
「ネットワンシステムズには、豊富な実績と高い技術力、事前検証による適切な提案により、本県のネットワーク改修設計業務で多大なご支援をいただき、また構築段階における実装方法等にもご助言いただきました。おかげさまでトラブルもなく円滑にネットワーク環境を切り替えることができました。今回設計・構築した新たな環境を活用し、職員同士のコラボレーション強化、コミュニケーション活性化、業務効率化に取り組み、効果的な行政サービスの提供を目指していきたいと考えています。」
ネットワンシステムズ株式会社について
ネットワンシステムズ株式会社は、お客様が利用するビジネスアプリケーションを、ネットワーク技術を駆使し、プライベートクラウド / パブリッククラウドを包括してセキュアに支える「クラウドシステム」を提供する企業です。そのために、常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、実際に自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。
※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です