東京オリンピックで日本人選手が大活躍し、脚光を浴びたスケートボード！

１２歳のスケーター、上村葵さんは３年後のパリオリンピックを狙う期待の星です。
普段はおしゃべり好きなごく普通の中学１年生ですが、昨年１１月に開催された世界的な女子スケーターのイベントに挑戦し、１４歳以下の２部門で優勝！

世界を見据え、スケートに打ち込む葵さんのハードな日々に密着！　大技を猛特訓し、トップスケーターが集う大会に挑みます！

今年の夏に開催された東京オリンピックで日本人選手が大活躍し、一躍、注目を浴びたスケートボード。３年後のパリオリンピックを狙う期待の星として注目される女子選手のひとりが、中学１年生のスケーター、上村葵さんです。


初めてスケボーに乗ったのは、小学校３年生のとき。お父さんが自宅の庭に練習用のランプを手作りしてくれたことから、本格的なスケートライフが始まりました。現在は世界を見据え、日々、スケートに打ち込む葵さん。月に２回は岸和田市にあるスケボースクールでプロスケーターの森岡正治さんに指導してもらい、様々なトリックを習得しています。


昨年１１月には世界的な女子スケーターのイベントに挑戦。コロナ禍のためにビデオパートの投稿形式で開催されましたが、見事に１４歳以下の２部門で優勝を果たします。２位は、後に東京オリンピックで金メダルに輝く西矢椛選手でした。
　堺市内の中学校に通う葵さん。おしゃべりが好きな明るい女の子で、教室ではごく普通の中学生。しかし、帰宅すると、すぐさまお母さんと一緒に片道１時間以上かけ、東大阪市にあるスケートパークへ。このパークは次に出場する大会の会場。葵さんが挑む「ストリート部門」は、４５秒間に、どのコースを走り、どんなトリックを繰り出すのか、その難易度や完成度、独創性などで競います。そのため、ルーティーンや全体の流れを決めておくことが重要になるのです。親子で戦略会議をし、帰宅したのは夜１０時。眠りにつくのは深夜になってしまいます。　


週末は家族４人でスケボー遠征。兵庫県宍粟市にある日本最大級の室内スケートパークへ。ここは葵さんにとってホームともいえる場所で、このパークからサポートを受け、大会にエントリーしています。葵さんが身近な目標としているガールズスケーターと一緒に、板を回転させてレールに飛び乗る大技「ヒールボード」を猛練習。しかし、２カ月前に傷めた右足首の状態が影響し、なかなか成功できません。この技を武器に次の大会でも優勝を狙いたいと、何本も挑みます！


　大会では全国からエントリーした１４人の女子選手が真剣勝負。実績を積み重ね、強化選手に選ばれることがオリンピックの道に繋がります。予選を無事に通過し、全国屈指の選手６人が決勝へ。はたして、葵さんの成績は…！？




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