聖心女子大学(東京都渋谷区)は10月11日から、4号館(聖心グローバルプラザ)内の展示スペースBE*hiveで企画展「『児童婚』は遠い国の話?」を開催している。これは、女性の生き方を4つのテーマから考える企画展シリーズ「いま、『女性』はどう生きるか」の第II期として実施されるもの。「児童婚」に焦点を当て、世界の少女たちに今起こっている現実と向き合うと共に、日本の歴史上における結婚の特徴や働く女性との関係から今を考える。会期は2022年4月28日(木)まで。入場無料、予約不要。
BE*hiveでは、地球規模の課題をテーマにした展示とワークショップを行っている。今年5月からは、企画展「いま、『女性』はどう生きるか」を開催。女性の生き方に深くかかわる4つのテーマ「キャリア」「結婚」「装い」「命(リプロダクティブヘルス)」を取り上げて、「女性をめぐる常識」がいかに生み出されてきたのか、現在どのように変化しつつあるのかを紹介している。
第II期「『児童婚』は遠い国の話?」では、''結婚''から女性の地位について考える。さまざまな結婚の形がある中で、今回の展示では現代の国際比較や歴史的視座から「児童婚」に焦点を当てている。
ユニセフでは18歳未満の結婚を「児童婚」と定義する。児童婚という問題は、貧困や不十分な教育、法制度や社会規範など、さまざまな社会的背景から生み出されており、その撲滅は持続可能な開発目標(SDGs)の目標にもなっている。
「児童婚」と聞くと、現代の日本人にとっては遠い国の話のように思えるが、本当にそう言えるのだろうか?
世界における「児童婚」の実態を知ると、それが生み出される背景や要因には現代日本社会が抱えている諸課題と共通する部分もあることに気づかされる。
この展示を通じて、私たちがこれまで常識と思ってきたことを見直すとともに、よりよい社会の実現のために、一人ひとりができることを問い直す機会となることを目指す。
なお同展はウェブ展示も行われており、聖心女子大学グローバル共生研究所のサイトから閲覧することもできる。概要は下記の通り。
◆BE*hive企画展示「いま、『女性』はどう生きるか」第II期「児童婚」は遠い国の話?
【会 期】 2021年10月11日(月)~2022年4月28日(木)
【開館時間】 月~金 10:00~17:00
【入場料】 無料
【会 場】
聖心女子大学4号館グローバル共生研究所 BE*hive
http://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/behive/
※臨時休館情報を事前にご確認ください
●ウェブ展示
https://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/exhibition/2021_women_2/
(関連)
企画展「緒方貞子さんと聖心の教育」も、引き続き開催している。
聖心女子大学の第1期生である緒方貞子氏は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や独立行政法人国際協力機構(JICA)のトップとして、世界の難民支援および開発援助に強力なリーダーシップを発揮した。同展では、緒方貞子氏が学生時代を過ごした聖心の教育とマザーブリットの教え、その後の生き方や数々の貢献について紹介する。
■「緒方貞子さんと聖心の教育」
【日 程】 2021年5月13日(木)~2023年4月27日(木)
【時 間】 月~金 10:00~17:00
【場 所】 聖心女子大学4号館グローバル共生研究所 BE*hive
※臨時休館情報を事前にご確認ください
【入 場】 無料
【URL】
http://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/event/sacredheart/
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・聖心女子大学が5月13日から企画展「いま、『女性』はどう生きるか」と「緒方貞子さんと聖心の教育」を開催 -- 6月19日にはオンラインシンポジウム「緒方貞子さんの思いを受け継ぐ」を実施(2021.05.13)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-45845.html
▼本件に関する問い合わせ先
聖心女子大学 広報・社会連携部 広報課
※現在、運営体制を縮小しておりますため、メールでお問い合わせいただけますと幸いです。
小島
住所:〒150-8038 東京都渋谷区広尾4-3-1
TEL:03-3407-5076
FAX:03-3407-5929
メール:koho@u-sacred-heart.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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