乃村工藝社、約120年の博覧会の歴史を総覧する「博覧会の世紀展 1851-1970」を開催:ソーシャルグッド活動事例

乃村工藝社所蔵資料約400点を中心に、博覧会関連資料を展示する展覧会を企画・プロデュース 
主催:長崎歴史文化博物館、乃村工藝社/会期:2021年10月2日(土)~11月28日(日)


株式会社乃村工藝社(以下、乃村工藝社)が企画・プロデュースした、明治・大正・昭和にわたる約120年の博覧会の歴史を振り返る展覧会「博覧会の世紀 1851-1970」(主催:長崎歴史文化博物館、乃村工藝社)が長崎歴史文化博物館で開催されます。

本展覧会では、乃村工藝社が所蔵する総数20,000点を超える博覧会資料から約400点を実物展示し、それらを中心に長崎歴史文化博物館の所蔵品や他機関所蔵品など、博覧会に関わる絵画や工芸、歴史資料約500点を通して19世紀から20世紀の博覧会の歴史を振り返ります。

本展覧会は、新潟、大阪でも開催され長崎が集大成となります。一連の展覧会は長崎歴史文化博物館を運営する乃村工藝社が企画・プロデュース(事業企画・プロデュース・展示構成・展示デザイン監修)として携わり、橋爪紳也氏(大阪府立大学研究推進機構特別教授/大阪府立大学観光産業戦略研究所長)に監修いただきました。

・展覧会公式ホームページ
 http://www.nmhc.jp/exhibition/2021/hakurankai/index.html


本展覧会の見どころ
世界で最初の博覧会は1851年のロンドン万国博覧会に遡ります。明治以降、近代国家の仲間入りをした日本も、積極的に博覧会事業に取り組み、全国各地で博覧会が開かれていきました。様々な国々が参加し、異文化や最新の技術に触れることができる博覧会は、多くの人々の心を捉えていきました。

博覧会は時代を映す鏡であり、時代とともに変わってきた人々の価値観や生活スタイルなどを博覧会から読み取ることができます。本展覧会では19世紀から20世紀の博覧会の歴史を振り返るとともに、長崎会場では長崎と博覧会の関わりについても取り上げます。


乃村工藝社と博覧会の歴史について
乃村工藝社も大正時代初期から博覧会に携わり、数多くの博覧会でパビリオンの展示や運営を手掛けてきました。「博覧会の歴史は乃村工藝社の歴史」とも言えるように、当社にとっても博覧会が空間づくりのデザイン・技術革新のきっかけとなり、人びとに驚きと「歓びと感動」をお届けしてきました。

このような経緯から博覧会資料を社会的に活用する目的で、当社は明治期から現在までに開催された国内外の博覧会の公式記録、パンフレットやポスター、入場券、記念グッズなど、総数20,000点を超える博覧会関連資料をデータベース化し「博覧会資料COLLECTION」として公開しています。資料の多くは、博覧会研究家である故寺下勍氏から当社が寄贈を受けたコレクションをもとにしており、さらに当社と寺下氏の趣旨にご賛同いただいた個人・団体からの寄贈や、当社が追加収集した資料などを加えたものです。

今回、この展覧会の場をお借りして皆さまからの寄贈資料を多くの方にご覧いただくことで、2025年大阪・関西万博の開催を前に、改めて博覧会の過去と未来を考えるきっかけになれば幸いです。



・乃村工藝社「博覧会資料COLLECTION」
 https://www.nomurakougei.co.jp/expo/


開催概要
展示会名:博覧会の世紀 1851-1970 -日本人を魅了した世界の祭典-
会 期:2021年10月2日(土)~11月28日(日)
※休館日:10月18日(月)、11月15日(月) 展示替えにより11月1日(月)休室
会 場:長崎歴史文化博物館 3階企画展示室
開場時間:9:30~18:00(最終入館30分前まで)
観 覧 料:大人(高校生以上)=1,000円 小中学生=600円 ※当日料金
主 催:長崎歴史文化博物館、株式会社乃村工藝社
共 催:NBC長崎放送
協 催:長崎バスグループ、株式会社J&Jヒューマンソリューションズ、JR九州サービスサポート株式会社
監 修:橋爪紳也
後 援:長崎県、長崎県教育委員会、長崎市、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、長崎新聞社、 西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、共同通信社 長崎支局、長崎ケーブルメディア、エフ エム長崎、長崎商工会議所、長崎県タクシー協会、長崎県観光連盟、長崎国際観光コンベンション協会、公益社団 法人2025年日本国際博覧会協会、大阪府立大学観光産業戦略研究所、日本ミュージアム・マネージメント学会、全 日本博物館学会
助 成:公益財団法人関西・大阪21世紀協会、(公財)長崎バス観光開発振興基金


書籍について
本展覧会を記念して「博覧会の世紀 1851-1970 A CENTURY OF WORLD EXPOSITIONS 1851-1970」(著者:橋爪紳也、編集:乃村工藝社、出版:青幻舎)も出版されています。

「時代とともにそのあり方を変えつつも、世紀を跨ぎつつ、内外にあって博覧会と称する展示会の方法論は継承されている。国家を単位とした社会がある限り、また近未来の生活モデルを示す場が求められる限り、従来のようなかたちであるかどうかはさておき、博覧会という「文明の装置」は継承されることだろう。」(橋爪紳也「博覧会の世紀」より)

・書籍について
 https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-828-6/


担当者コメント
竹内 有理 株式会社乃村工藝社 第三事業本部 文化環境事業部 PPP部 推進課
博覧会は、実は私たちの現代の生活に密接に関わっています。博物館や美術館、水族館、遊園地、百貨店、見本市、鉄道など、博覧会がきっかけとなって誕生し発展していったものが沢山あります。一方で、19世紀に誕生し現在まで続く博覧会の歴史については、あまり知られていないのが実情です。
本展覧会は、多くの博覧会に携わってきた乃村工藝社が所蔵する「博覧会コレクション」から約400点に及ぶ資料を一堂に公開する初めての機会となります。本展覧会を通して、明治以降、私たちが追い求めてきたものを改めて考える機会になれば幸いです。

・乃村工藝社グループのオウンドメディア nomlog(ノムログ)で「博覧会コレクション」に関する記事を掲載しています。
https://www.nomlab.jp/jp/nomlog/detail/62


本プロジェクトにおける当社の役割
・展覧会(3会場):企画・プロデュース(事業企画・プロデュース・展示構成・展示デザイン監修)
・新潟会場、大阪会場:特別協力、資料の貸出
・長崎会場:主催(長崎歴史文化博物館、乃村工藝社)、資料の貸出、運営


乃村工藝社について
1892年の創業以来、商業施設、ホテル、ワークプレイス、博覧会、博物館などのさまざまな空間の総合プロデュース企業として、全国9拠点を展開し、プランナー、デザイナー、プロダクトディレクターなどの専門職が総計1,000名以上在籍しています。創業から120年以上にわたり培ってきた総合力とデジタルテクノロジーを活かし、地域活性化をはじめ社会課題の解決につながる空間価値の提供で人びとに「歓びと感動」をお届けしています。現在、事業を通じて持続可能な社会の実現のためのソーシャルグッド活動を推進しています。
本件に関するお問合わせ先
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社乃村工藝社 ビジネスプロデュース本部 広報部 岡村 MAIL:prs@nomura-g.jp

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この企業の情報

組織名
株式会社乃村工藝社
ホームページ
https://www.nomurakougei.co.jp/
代表者
榎本 修次、 奥本 清孝
資本金
649,700 万円
上場
東証プライム
所在地
〒135-8622 東京都港区台場2丁目3番4号
連絡先
03-5962-1171

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