株式会社ジャフコ(代表取締役社長:森田淳子、本社所在地:東京都世田谷区)は、クラウド型精子特性分析機SQA-iOを7月15~16日に神戸国際会議場で開催される「第39回日本受精着床学会総会・学術講演会」にて発表し同日より販売を開始いたします。
少子化が進行する現在、日本政府は出生率の低下に歯止めをかけ、回復させるための対策をさまざまな方向から講じています。不妊治療の支援はその中核となり、既に2021年1月より不妊治療費助成の拡充がされており、また2022年度には保険適用拡大する方針となっております。個人医療費の負担が軽減されることで、不妊原因の半数を閉める男性要因にも注目が集まっています。これまで様々な理由により、男性側の不妊検査は敬遠されてきましたが、高額の検査機器や熟練した検査技師が必要であることも要因の一つとされていました。このたびイスラエルMES社が発表したクラウド型精子特性分析機SQA-iOは、測定者間の個人偏差なく簡便に測定が可能であり、並びに低価格・高品質を実現することに成功し、医療機関や検査機関による検査体制の拡充を支援いたします。
本製品は、イスラエルの Medical Electronic Systems, Ltd.(以下、MES 社)が開発・製造を行い、当社と共同で日本語化対応を行った精子特性分析機です。男性側の不妊治療が進まない主な要因の一つに、国内では不妊を標榜しているクリニック以外の施設で精子検査が普及していない点が挙げられます。
これは熟練の技術や高額の検査機器が必要であったことにも起因しています。この製品の
特筆すべき点は、クラウド型のコンパクトな検査システムにより高精度の検査結果を得られるようになったことです。たった75秒で重要なパラメータである運動性精子濃度を97%以上の精度で自動計測し、WHO第5版の下限基準値と比較した客観的なデータにより、即時に精液分析レポートを提供します。
製品開発の背景:
これまで産婦人科や泌尿器科での精子検査は、検査機器が高額であることや、熟練した検査技術が必要であることから、限られた病院でしか実施されておりませんでした。現場サイドでは、クラウド型でシンプルな機器構成で容易に操作できる検査システムが期待されていました。今回のSQA-iOは、極めて簡単な操作で高速に高精度の結果を出すことができ、これから不妊治療の検査を始めるクリニックや、健康診断を行っているクリニックなどでも、容易に導入することができます。
主な検査項目:
精子濃度・精子前進運動率・運動精子濃度・前進運動精子濃度・正常形態率・SMI・他
開発元:
イスラエルに本社を置くMES 社は、自動精液分析のリーディングカンパニーとして、米国で40%以上の市場シェアを持っております。世界中の病院の検査センター、大学、体外受精センターで使用され、業界でも広く認知されております。
販売元:
株式会社ジャフコは、約 20 年前から MES 社の精子特性分析機(医療機器)を日本総販売代理店として約400の病院、研究施設等向けに販売を行っている男性不妊の精子検査に関するスペシャリスト集団です。
【SQA-iO概要】
システムの仕様・要件
* サイズ:8X9.5X10.5cm
* 重量:0.350kg
* 電源:5V DC(USB)
* ノイズレベル:0[dBA]
* デバイス消費電力:1.7[BTU/時]=0.5[W]
【対応PC・OSなど】
* CPU:Intel Core i5M520 2.4GHz又は同等以上
* RAM:4GB以上
* 画面解像度:カラー、ワイドスクリーン-最小解像度1024x768
* オペレーティングシステムの互換性:Windows7Professional x32以上
* 通信ポート:USBポート1個
* インターネット接続:5MB/s以上
【価格】
990,000円(消費税込み)
備考:
お問合せ先:
株式会社ジャフコ営業部
ホームページ:
http://www.jaffcoltd.com メール:toiawase@jaffcoltd.com
電話: 03-5431-3551