SASとMicrosoftのパートナーシップ、米Fast Company誌による 「世界で最も革新的な企業」のジョイント・ベンチャー部門で第1位に選出

Microsoft AzureでのSAS IoTアナリティクスが革新的な洪水予測ソリューションとして評価

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)とMicrosoftのパートナーシップは、米国ビジネス誌Fast Companyによる本年の「世界で最も革新的な企業(World’s Most Innovative Companies)」に選出されました。テクノロジー・リーダーであるSASとMicrosoftは、SAS®IoTアナリティクスとMicrosoft Azureによる洪水予測/対策ソリューションによって、ジョイント・ベンチャー部門で評価されました。このソリューションは、ノースカロライナ州キャリー町がセンサーや気象などのデータを収集して分析し、洪水の監視と対策を改善できるよう支援しています。

SASのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)であるブライアン・ハリス(Bryan Harris)は、次のように述べています。「このソリューションは、SASとMicrosoftの専門技術を組み合わせてデータをインテリジェンスへと変換し、お客様の最も困難な課題を協力して解決していく、数多くの取り組みの1つです。お客様が自然災害の壊滅的な影響を被ることを軽減し、コミュニティの住民を守れるよう支援するために、私たちの高度なアナリティクスとクラウド機能が生かされることは大変喜ばしいことです。」

Fast Companyの「最も革新的な企業」では、過去1年間に困難な状況に対して適応した結果を発揮する方法を見つけたのみならず、課題を効果的なプロセスへと変換した企業を表彰しています。こうした企業は、単に存続しただけではなく成功を収めており、業界や文化全体に影響をもたらしています。

緊急時の対策を変革して市民を守る
キャリー町では、他の多くの地域と同様に、豪雨による洪水が多く発生しています。特に毎年発生する大西洋のハリケーン・シーズンにおいて顕著です。これまでキャリー町では、洪水発生時の警報発令にあたり、町民からの情報提供などに依存しており、町の職員は手動で要請を処理して、問題に対応するための適切なスタッフを派遣していました。このアプローチを改革し、洪水予測を改善するために、キャリー町はSASとMicrosoftに助力を仰ぎました。

キャリー町は戦略的に、川の流域に沿って水位センサーを、また町の複数の施設に雨量計を設置しました。職員はSAS Analytics for IoTとAzure IoTサービスを用いて、リアルタイムで洪水の発生を可視化できるようになっています。またキャリー町では、予測モデルを生成・導入し、こうしたモデルのライフサイクルを長期にわたって監視できます。気象予報データとリアルタイムのセンサー・データを統合することで、水位上昇などの異常をより効果的に特定でき、水位と降水量を測定して、キャリー町と周辺自治体における洪水の高度な警報と予測を提供できます。

キャリー町のCIO(最高情報責任者)であるニコル・ライムンド・コフリン(Nicole Raimundo Coughlin)氏は、次のように述べています。「私たちは、リアクティブ(反応的)からプロアクティブ(能動的)へ、最終的にはプレディクティブ(予測的)へと移行するために、スケーラビリティ(拡張性)の高いソリューションが必要でした。SASとMicrosoftを組み合わせたこのソリューションは、私たちがその予測可能性に到達できるよう支援してくれます。私たちは大量かつ多様なIoTデータを整理して対応し、キャリー町だけではなく、下流の地元企業や住民を含む多くの自治体を守れるようになります。またこのソリューションによって、適切なタイミングで適切な人員を派遣し、適切な情報を獲得して、時間と経費を節約し、最終的には生命を救うことができます。」

クラウドにおけるAIとアナリティクスの未来を形作る
受賞対象となったこのIoTソリューションは、2020年に発表されたMicrosoftとSASのクラウド・パートナーシップが、早くも成功を収めていることを象徴しています。この広範なテクノロジーとgo-to-market戦略のパートナーシップは顧客企業がSASのワークロードをクラウドで容易に運用できるようにすることで、ビジネス・ソリューションを拡張し、デジタルトランスフォーメーションの取り組みから最大限の価値を引き出せるようにしていきます。

このパートナーシップと、AzureおよびSAS Viyaアナリティクス・プラットフォームの密接な統合に関する、SAS CEOのジム・グッドナイト(Jim Goodnight)とMicrosoft CEOのサティア・ナデラ(Satya Nadella)によるディスカッションは、こちらからご覧いただけます。
https://www.sas.com/en_us/solutions/cloud/microsoft-azure.html

*2021年3月9日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2021/march/sas-partnership-with-microsoft-named-a-top-joint-venture-among-fast-company-most-innovative-companies.html?utm_source=twitter&utm_medium=social-sprinklr&utm_content=4558624984&utm_term=4558624984
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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