聖心女子大学グローバル共生研究所(東京都渋谷区)では現在、写真展「未来への伝言~消される景色の中の消えない記憶~」(主催:特定非営利活動法人FoE Japan)を開催している。これは、東日本大震災から10年の節目に復興支援の一環として行われているもの。フォトジャーナリストの豊田直巳氏が福島第一原発事故の翌日から福島県大熊町や双葉町で撮影してきた写真が展示されている。会期は4月28日(水)まで。入場無料、事前申し込み不要。
聖心女子大学では東日本大震災の復興支援活動について、これまで(1)被災地域の復興支援活動 (2)災害や地域活性に関する授業の開講(3)チャリティイベントの実施 に継続的に取り組んできた。
昨年はコロナ禍で派遣・対面を伴う活動が困難な中、福島県南相馬市で支援活動や地域のサロン活動にあたっているカリタス南相馬、和サロン眞こころと連携して「Ecoマスクプロジェクト」(南相馬への寄付を目的とした、学生によるマスク製作・頒布活動)を実施。このほか、要請を受けての緊急食料品支援や、学生有志によるクリスマスカードの作成・送付などを行った。
このたび、東日本大震災から10年の節目に原発事故の被害を見つめなおす機会として、フォトジャーナリストの豊田直巳氏による写真展「未来への伝言~消される景色の中の消えない記憶~」を開催。豊田氏が福島第一原発事故の翌日から福島県大熊町や双葉町で撮影してきた写真の一部を展示している。
なお、会期中にはオンラインイベントも行われる予定。写真展の概要は下記の通り。
◆豊田直巳写真展「未来への伝言~消される景色の中の消えない記憶~」
【概 要】
2011年3月11日の震災から10年。
この写真展『未来への伝言』は、フォトジャーナリストの豊田直巳氏が、原発震災の翌日から福島県大熊町や双葉町に入り、取材と撮影を始めた中から、「消される景色の中の消えない記憶」を未来に残したいと思いながら、選んだ写真の一部です。
いまも「フクシマ」を覆う放射能禍。でもセシウムは見えません。セシウムが発する放射線も見えません。でも、確かにそれは、あるのです。けっして「風評」などではないのです。そして、それでもなお、そこにも人びとの暮らしもあります。
【会 期】 2月17日~4月28日(水)
【時 間】 月曜日~金曜日 10:00~17:00
【場 所】 聖心グローバルプラザ BE*hive 特別展示室
【主 催】 特定非営利活動法人FoE Japan
【後 援】 聖心女子大学グローバル共生研究所
※詳細は下記URL(FoE Japanサイト内)を参照。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、開館時間の変更や臨時閉館の場合があります。
https://www.foejapan.org/energy/fukushima/21tenji.html
■豊田直巳氏プロフィール
フォトジャーナリスト、ドキュメンタリー映像監督・制作 JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)会員。1983年よりパレスチナ・中東の取材を開始。その後カンボジア、アチェなど東南アジアや旧ユーゴ、コソボなどの紛争地を取材し、各メディアで発表。2011年の東日本大震災以降は、主に原発事故被害の取材を続けている。
▼本件に関する問い合わせ先
聖心女子大学 広報・社会連携部 広報課
※現在、運営体制を縮小しておりますため、メールでお問い合わせいただけますと幸いです。
福田・小島
住所:〒150-8038 東京都渋谷区広尾4-3-1
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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