公益社団法人日本医師会は、新型コロナウイルス感染症に関して医療従事者への風評被害が出ていることを踏まえ、国民の皆様へのメッセージ動画(1分46秒)を制作しました。
現在、新型コロナウイルス感染症に感染した患者さんの増加に伴い、医療機関では感染患者さんを診察する機会が増えています。全国の医療従事者は感染拡大を防ぐため全力で取り組んでいますが、一方で、実際に感染患者さんを診察した医師を始め医療従事者が、事実と異なる風評の被害を受ける事例が各地で散見されています。
日本医師会はこの現状を、地域医療に大きな影響を与えかねない由々しき事態と考え、このたびのメッセージ動画を制作しました。動画では、医師を始め医療従事者が国民の健康、生命を守るため日常診療に加えて、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて日々、懸命に取り組んでいることや、風評被害の実例を紹介するとともに、本会会長の横倉義武も出演し、国民の皆様に「うつさない、うつらない」の合言葉をお伝えしつつ、共に新型コロナウイルス感染症に立ち向かっていこう、と呼び掛けています。
なお、動画は下記の日本医師会ホームページに掲載する他、YouTubeなどでも配信し、幅広く国民の皆様に周知を図っていく予定です。
《日本医師会ホームページ》
http://www.med.or.jp/people/info/people_info/009162.html
《城守国斗日本医師会常任理事(広報担当)コメント》
新型コロナウイルス感染症の広がりはいまだ収まらず、日々、刻々と情勢が変化している中で、医師を始め医療従事者は全力で戦っています。
新型コロナウイルス感染症を終息させるためには、国民の皆様と医療従事者が一丸となって取り組んでいくことが必要であると考え、今回の動画を制作させていただきました。
一人でも多くの方々にこの動画をご覧いただき、医療従事者に対する理解が進むことを期待しております。
<問い合わせ先>
公益社団法人日本医師会広報課
TEL:03-3946-2121(代)
E-mail:kouhou@po.med.or.jp