日本テキサス・インスツルメンツは、このたび「車載インフォテインメント・システムにクラスDオーディオ・アンプを使用する理由」に関する新しい技術記事を公開しました。ミドルクラス車やエントリーモデル車を買い求める消費者が増えている中で、現在の車の内部でナビゲーション、音楽やラジオ、ストリーミング・サービスを制御する新しいインフォテインメント・システムは、大型液晶ディスプレイ(LCD)タッチスクリーンの搭載やBluetooth®やWi-Fi®への対応が期待されています。本技術記事では、新しいタイプの車載インフォテインメント・システムのオーディオ・アンプで考慮すべき主な設計課題について解説します。
昨今の車に組み込まれている最新技術はどれも優れたものですが、次に挙げるような技術のいくつかは、エントリーモデル車や大衆車にも取り入れられるようになっています。
- 緊急ブレーキ・システム搭載の前方衝突警告機能:前方の車が急停止した場合に、自動的に車のブレーキをかけて衝突を防止
- 高度なパーキング・ガイド・システム:自動的にバック操作をして、縦列駐車エリアにうまく入庫
- 車線維持アシスト機能:車線をはみ出しているとシートが振動してドライバーに警告。白線内の走行を維持するように、自動的にハンドル操作をコントロール
サイズ
先進的な機能の中には、専用のプロセッサやセンサを必要とするものがあります。通常このような部品は、そのための個別のECU(Electronic Control Unit)に配置され、ECUボックスはダッシュボードの裏に取り付けられます。ダッシュボードの裏はスペースが非常に限られるため、Tier-1のECUサプライヤは、ラジオやオーディオ・アンプが配置されるインフォテインメント用ヘッド・ユニットのサイズを含め、ECUボックスの設置面積を縮小して、より多くの先進機能を組み込む方法を常に探求しています。
熱
機能を新たに追加すると、必要な処理電力も増加します。高性能のSoC(System-on-Chip)プロセッサは動作が高速なため、通常は消費電力が増え、発熱も多くなります。同じように、インフォテインメント・システムのLCDタッチスクリーンの大型化も、インフォテインメント用ヘッド・ユニット・ボックス内部で発生する熱に影響を受けるおそれがあります。そのため、Tier-1のECUサプライヤは、インフォテインメント用ヘッド・ユニット内部の熱負荷の総量を抑える方法を研究しています。
※すべての登録商標および商標はそれぞれの所有者に帰属します。
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URL:
https://e2e.ti.com/blogs_/japan/b/analog/archive/2019/10/09/d?HQS=asc-amps-mpaa-audioprod_tpa6304q1-pr-lp-digitalpr-jp
テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
コネクテッド・カーおよびインテリジェントホームから自己測定医療機器や自動化工場まで、テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)の製品は、あらゆる種類のエレクトロニクス・システムに活用されています。TIは、30か国以上で事業を展開し、アナログICおよび組込みプロセッサの設計、製造、検証および販売を行っています。世界中で約3万人の当社の従業員は、誠実、革新、コミットメントをコア・バリューとし、テクノロジーの未来を形作るため日々の業務に取り組んでいます。当社の情報はホームページ(
http://www.ti.com/ )をご参照ください。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:サミュエル・ヴィーカリ、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(
http://www.tij.co.jp )をご参照ください。