愛知大学経営学部(名古屋市中村区)田中英式教授の著書『地域産業集積の優位性―ネットワークのメカニズムとダイナミズム』(白桃書房)が、一般財団法人商工総合研究所主催の「2018年度中小企業研究奨励賞」経済部門準賞を受賞した。同書はフィールドワークをもとに、産業集積内部の企業同士のネットワークが競争優位性をいかに生み出しているかを明らかにした一冊。
中小企業研究奨励賞は、中小企業に関する優れた図書または定期刊行物に発表された論文を表彰するもので、1976年から実施されている。
43回目となる今回は、2017年8月1日から2018年7月31日までの期間が対象となり、過去最高の96点の応募から、田中教授の著書を含む4点が選出された。
受賞した『地域産業集積の優位性―ネットワークのメカニズムとダイナミズム』(白桃書房、2018年2月刊行)は、産業集積内部の企業同士のネットワークが、いかにして競争優位性を生み出しているかを明らかにした実証研究。岡山ジーンズ産業集積、今治タオル産業集積、および岐阜婦人アパレル産業集積を対象とした広範かつ丹念な現地フィールドワークと、それをもとにした分析が高く評価された。
■田中英式教授
【専門分野・研究テーマ】
日系企業の技術移転、日系企業と現地サプライヤーとの企業間関係、台湾経済、台湾企業、産業集積論
http://edu.aichi-u.ac.jp/tsearch/AUT_detail.aspx?pid=11316
・愛知大学HP
http://www2.aichi-u.ac.jp/news/28324
・商工総合研究所HP
https://www.shokosoken.or.jp/commendation/selected.html#selected_01
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