いのちの博物館では企画展示第9弾として、「アニマルウェルフェアとは?-動物の暮らしをよくする動き」を開催します。
私たちは日々、スーパーで食材を買い、調理して食事をしますが、その食材の由来について考えることはあまりありません。日本人は寿司が好きですが、寿司は基本的にご飯の上に生の魚が載せてあります。その魚は海に生きる野生の魚です。
しかし、牛肉や卵となると、野生動物ではなく、家畜です。家畜は現代の大量消費に対応するために、多数が効率的に飼育されています。生産者は収益をあげるために、できるだけ多数の家畜を、できるだけ安く育てようとするため、家畜の飼育環境が劣悪になることがあります。その行き過ぎの実態を明らかにしたのが1964年にイギリスで出版された「アニマル・マシーン」で、飼育家畜の飼育環境の劣悪さを告発しました。こうした流れは家畜の飼育のあり方に見直しを迫り、それは「アニマルウェルフェア」と呼ばれるようになりました。
本学の動物行動管理学研究室の田中智夫教授は、我が国でいち早くこの問題を取り上げ、先駆的な研究を進めて来られました。今回は田中先生にご指導いただき、アニマルウェルフェアの現状や将来について紹介する企画展示となりました。
1. 開催日時: 平成30年1月8日(火)から4月27日(土)までの10:00~16:00
(入館 15:30まで、見学自由)
※ただし、日曜日(2/10・3/24は開館)、祝日、月曜日と1/19・2/1・2/2は休館日
2. 会場: 麻布大学 いのちの博物館
(JR横浜線 矢部駅 徒歩5分)
▼本件に関する問い合わせ先
麻布大学いのちの博物館
TEL:042-754-7111
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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