SAS Institute Japan年頭所感

~「SAS® Viya®」で強化されたSASプラットフォームが、AI, IoTの実用化を加速~

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

おかげさまで、SAS Institute Japan(以下SASジャパン)は、2017年度も過去最高の売り上げを更新し、大きな成長を遂げることができました。従来よりSASが強みとする金融業では、とりわけ保険、証券が大きく成長しました。また、デジタルトランスフォーメーションの進展が著しい製造業やリテール業なども大きく成長しSASジャパン全体の成長を牽引しました。パートナー・アライアンスビジネスが大幅な伸びを見せたことも、これに大きく寄与しています。

2017年はAI、IoTなどの新たなテクノロジーへの注目が大変高まった一年でした。SASジャパンにおいても幅広い産業でAIテクノロジーの活用や、高度なIoTソリューションの導入案件が増加し、お客様のデジタルイノベーションをご支援する機会が増大した一年となりました。
一例をあげると、三井住友フィナンシャルグループ様においては、国内初となるAIを活用したアンチ・マネー・ロンダリング(AML)業務の高度化プロジェクトが始動し、RegTechの好例として注目を浴びました。またブリヂストン様におかれましては、リアルタイムIoTによる生産工程の抜本的改革を目指してSAS Analytics for IoTをご採用頂きました。IoTソリューションの核となる、Sense-Understand-Actの一連のプロセスを統合し、リアルタイムでの品質制御を目指す先進的取り組みに、各界から注目が集まっています。SASプラットフォームが、デジタルイノベーションを実践するための最適なアナリティクス・プラットフォームであると認められた結果といえるでしょう。

2018年は、昨年にも増してAIやIoTの実ビジネスへの適用が進むと予想されます。昨年末にはAI実用化を加速する「SAS® Viya® 3.3」の投入によりSASプラットフォームを拡充、AIを実用化するための多様かつ高度な機能を一元的なアナリティクス・アーキテクチャ上に統合いたしました。最新のSAS Viyaではディープ・ラーニング機能の搭載により、従来の機械学習やニューラル・ネットワークが苦手としている画像や文章を認識し、高い精度で分類、スコアリングすることが可能となっています。またインメモリーでの大量のストリーミングデータにも対応しています。リアルタイムで次々と生成されるビッグデータの分析からインサイトを導出し、それを基にリアルタイムに業務、プロセスを最適化する、高度IoTソリューションに求められる迅速性を備えています。

本年は、カスタマー・インテリジェンス、リスクマネジメント、不正防止、データマネジメントなど、定評のあるSASソリューションを軸とした事業成長に加え、SAS Viyaによりさらに充実したSASプラットフォームを核とした、新たな取り組みも加速させていきます。弊社がご提供する最先端のAI/アナリティクスソリューションにより、お客様のデジタルイノベーションを益々ご支援できるよう、パートナー各社様との連携も強化いたします。

さらに、昨年来進めてきた西日本エリアにおけるビジネスの強化を加速させます。1月1日付けで、西日本専任の営業、プリセールス、コンサルティングチームを設置、プロジェクトの企画・提案から、ソフトウェア提供、システム開発・導入までの一貫したサービスを、お客様のより近くで実施できる体制を整えました。またこれに対応するため、大阪オフィスのリノベーションを昨年末に実施し、社員の働く環境とお客様をお迎えする環境も整備いたしました。

新規ビジネスの拡大だけでなく、大切な既存のお客様とのリレーションシップ強化も進めてまいります。 昨年開催したSAS Executive Round Tableなど、お客様同士の交流や連携による、オープン・イノベーションの促進を目的とした施策を更に推進してまいります。お客様からもこのような機会の創出に対する弊社への期待の声を多くお聞きします。弊社の持てる様々なアセットを駆使し、アナリティクスを核としたお客様のイノベーション推進を、より包括的にお手伝いすべく、取り組みを充実してまいります。

また、恒例となった小学生のお子様への統計教育イベント、「夏休み親子でデータサイエンス」の実施や、大学と共同でのAIを活用した画像解析による病巣検知の研究など、行政やアカデミアと連携した社会貢献の取り組みを強化・継続いたします。昨年ブリヂストン様と共同で開設したデータサイエンティスト育成プログラムなど、お客様と連携した社内人材育成プログラムも、展開を広げて行く予定です。このようにアナリティクス専業のSASならではの社会貢献の取り組みを継続し、豊かで革新的な社会実現への一助となれるよう、社員一同全力を尽くす所存です。

AI/IoTの実用化を加速し、SAS Viyaで新機軸を拓く2018年。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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