成蹊大学が文学部演習科目「コミュニティ演習」の授業報告会を開催 -- 「武蔵野市の互助・共助のしくみ」をテーマにテンミリオンハウスを考察

成蹊大学(東京都武蔵野市/学長:北川浩)は7月10日に文学部現代社会学科の演習科目「コミュニティ演習」の授業報告会を開催した。今年度は「武蔵野市の互助・共助のしくみ」をテーマに、武蔵野市のテンミリオンハウス事業を考察。その成果を発表し、地域住民やテンミリオンハウスの関係者らと意見交換を行った。


 成蹊大学は2014年4月、武蔵野市と人的・知的資源の交流および物的資源の活用を図り、相互に協力して人材育成と地域社会発展に寄与することを目的として、包括連携協定を締結。これに伴い、2015年度からは同大文学部現代社会学科で演習科目「コミュニティ演習」を開講している。
 この科目は、同大の位置する武蔵野市や近隣の自治体に関わる地域の具体的なテーマについて、地域住民や行政へのインタビューなどフィールドワークを行いながら考察を進め、その成果を地域に向け発信していく、アクティブ・ラーニング型の授業。

 開設から3年目となる今年度は「武蔵野市の互助・共助のしくみ」をテーマとして、現代社会学科の澁谷智子准教授(専門分野:社会学)の指導のもと、学生たちが武蔵野市にある8つのテンミリオンハウス(※)を訪問。スタッフや利用者の方々、武蔵野市役所や社会福祉協議会、こども食堂ネットワークの方などにインタビューを行った。
 こうして武蔵野市独自の仕組みといわれるテンミリオンハウス事業を考察し、調査に基づいて、各テンミリオンハウスを紹介するパンフレットを制作した。

 7月10日には、授業の集大成として報告会を開催。地域住民やテンミリオンハウスの関係者を含め、多くの人が集まった。
 学生の発表では、各テンミリオンハウスを訪問した際のスタッフや利用者の方々とのインタビューを振り返りながら、食材選びから工夫され手作りにこだわった食事や、楽しみながら健康維持もできるプログラム運営、地域と積極的につながるイベントの開催など、テンミリオンハウスならではの特徴を紹介。
 テンミリオンハウスは、利用者が自由に利用できて健康を維持できる場所として、介護予防につながっているということ、そして、地域や行政、スタッフや利用者など、多くの共助の重なりによって実現しているということをまとめの考察として発表し、その後は参加者との意見交換を行った。

 発表した学生の一人は「テンミリオンハウスのことを調べれば調べるほど、それを取り巻く共助の世界がどんどんと広がっていって、新しい発見の連続だった」と感想を述べた。

※テンミリオンハウス事業
 武蔵野市が地域における『共助』のしくみとして展開している事業。地域の人材と建物を有効活用し、年間1千万円(テンミリオン)を上限とした市の補助を受けて運営される。各施設では、多種多様な講座やショートステイサービスなどを実施している。(武蔵野市ホームページより要旨を抜粋)
 http://www.city.musashino.lg.jp/

●コミュニティ演習ブログ(履修学生による活動記録)
 http://seikeicommunity.blogspot.jp/

(関連記事)
・成蹊大学が7月10日に文学部演習科目「コミュニティ演習」の授業報告会を開催 -- 2017年度テーマ:武蔵野市の互助・共助のしくみ(2017/06/27)
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=11623

▼本件に関する問い合わせ先
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