2017年4月、フェリス女学院大学は同大の伝統あるリベラル・アーツ教育を21世紀型の教養教育として展開する「全学教養教育機構（CLA）」を開設した。カリキュラム実現のための施設「CLA棟」第2期工事も2017年3月27日に完了。学生の主体的な学びと双方向型授業を実現する「アクティブラーニング教室」、フェリス女学院の歴史を紹介する「ウェルカムセンター」、学内外の国際交流活動を活性化する「国際センター」等が完成した。


《全学教養教育機構（CLA）について》
　2017年4月、フェリス女学院大学は、同大の伝統あるリベラル・アーツ教育を21世紀型の教養教育として展開する「全学教養教育機構（CLA）」を開設した。「全学教養教育機構（CLA）」は、フェリス全学の学生が学部・学科の専門的な学びと並行して、新しい時代に主体的な役割を果たすために必要な知識と語学運用能力、問題解決の方法を4年間にわたって修得できるよう、次の7つの科目群と1つの課程で構成される。

「キリスト教科目」「語学科目」「知のフロンティア科目」「実践教養科目」「フェリス教養講義科目：For Others」「健康・スポーツ科目」「留学生科目」「FERRIS＋（フェリスプラス）実践教養探求課程」

※詳細については本学公式サイト http://www.ferris.ac.jp/cla/ をご覧ください。

《新しい学び「FERRIS＋（フェリスプラス）実践教養探求課程」》
　「FERRIS＋（フェリスプラス）実践教養探求課程」では課題解決型授業PBL（Project-Based Learning）を効果的にとりいれ、大学での学びと社会との接点を意識しつつ、現代社会で求められる教養について主体的・体験的に学ぶ。課程修了者には、就職活動開始前の時期に修了証を発行。就職活動に生かすことができる。

　2018年度からは「プロジェクト演習」という授業がスタート。 少人数制のゼミ形式で専任教員の指導のもと、実社会と結びついた課題を具体的に設定し、解決策や企画を立案・提案する方法を体験的に学ぶことができる。

【2018年度開講予定「プロジェクト演習」一覧】
■「フェリス女学院150周年記念プロジェクト」　秋岡陽学長
■「ボランティアと地球」　国際交流学部　佐藤輝教授
■「若者による文化の創造と発信」　文学部　谷知子教授
■「横浜と音楽」　音楽学部　土屋広次郎教授
※「プロジェクト演習」詳細については http://www.ferris.ac.jp/cla/project_practice.html をご覧ください。

《CLA棟の整備について》
　CLA棟は地上4階建て。第１期工事（2016年7月～9月）では3・4階の教室フロアを改修しました。教室フロアは、大教室（100名程度収容）3教室、中教室（60名程度収容）2教室、小教室（40名以下）9教室の全14教室で構成。小教室のうち4教室は演習室となっており、アクティブラーニング型の授業やグループワーク形式の授業で活用される。各教室の廊下側との仕切りはガラスのパーティションを使用し、明るく活動的な印象の校舎となっている。

　第2期工事（2016年12月～2017年3月）では1・2階のフロアを改修。CLA棟へのアプローチを整備するとともに、学院の歴史資料を展示する「ウェルカムセンター」、建学の精神と教育理念「For Others」の象徴的な活動の場として、「宗教センター（コイノニアコーナー）」「ボランティアセンター」「バリアフリー推進室」、さらには、キャンパス内外の国際交流活動を活性化し、留学を志す学生と受入留学生の支援を担う「国際センター」を設置した。第1期、第2期工事で「CLA棟」すべての整備が完了。4月からは新しく生まれ変わった校舎での授業がスタートする。

【CLA棟 工事概要】
・名称：　緑園キャンパスCLA棟改修工事
・所在地：　神奈川県横浜市泉区緑園4-5-3
・工期：
　2016年7月30日～2016年9月23日（1期）
　2016年12月25日～2017年3月21日（一部27日）（2期）
・延床面積：　3173.80平米　
・構造：　鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建
・設計事務所：　株式会社三菱地所設計　
・施工会社：　株式会社NB建設
・第1期工事：　屋上防水更新、外構工事（校舎隣接路面バリアフリー化対応）、3・4F教室内装改修、空調更新
・第2期工事：　外壁点検・改修、ELV更新、1・2F教育施設等内装改修、空調更新、外構（外階段更新）

▼本件に関するお問い合わせ先
　フェリス女学院大学　企画・広報課
　〒245-8650　横浜市泉区緑園4-5-3
　TEL:　045-812-9624
　FAX:　045-812-8395
　E-mail:　kikaku@ferris.ac.jp

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