HPE Aruba、欧州原子核研究機構の研究施設に通信基盤を提供

  • 日本ヒューレット・パッカード合同会社

WWW発祥の地としても知られる世界最大の物理研究所が、セキュアでシームレスなモビリティの実現とワークプレイス生産性向上に向け、Wave 2ギガビット無線ネットワークを導入

Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company(NYSE: HPE、米国カリフォルニア州サニーベール、以下「HPE Aruba」)は本日、欧州原子核研究機構(以下 CERN)が無線ネットワークのアップグレードに際し、Aruba 802.11ac Wave 2アクセス・ポイントおよびArubaモビリティ・コントローラーを採用することを発表しました。WWW(ワールドワイド・ウェブ)発祥の地としても知られる世界最大の物理研究所は最先端の無線キャンパスへと移行し、200以上の建物で構成されるCERNのキャンパス全体でセキュアなギガビット・モビリティを必要とする12,000名のスタッフ、客員研究員、契約従業員に最大限のワークプレイス生産性を提供します。

1954年に設立されたCERNの研究所は、現在22のメンバー国によって運営され、ジュネーブ近郊のスイスとフランスの国境地帯、約60平方キロメートルの地域にあります。ここでは、物理学者とエンジニアが宇宙の基礎構造について分析を行っており、物質の基本構成要素(基本粒子)の研究には、世界で最も大きく、最も複雑な科学機器が使用されます。粒子を光速に近い速度にまで加速させるCERNで最も重要な大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は、地下100メートルに埋設された全周27キロメートルの環状施設です。ここで行われる研究には、100を超える国と地域、600の大学から10,000人を超える科学者が参加しています。

ネットワークへの接続を日常的に必要とする約20,000台のデバイスに対応し、スタッフと科学者が研究目標を達成できるよう、CERNは通信インフラを最新のモバイルファースト・キャンパスにアップグレードすることを決定しました。CERNのITスタッフの主な懸案事項は、客員研究員や作業員が個人所有のモバイル・デバイスを使用するためのキャンパス全体の安定的なカバレッジ、ビジター・デバイスの適切なサンドボックス処理、不正アクセス・ポイントの検出でした。

CERNの通信システム・グループのリーダーである物理学者のトニー・キャス氏は、次のように述べています。「CERNのネットワークは研究データと従来型ワークプレイス・トラフィックの両方を扱います。客員研究員の数が多いため、全員が各自の所有デバイスを接続できるようにするには安定的なモバイル作業環境を提供しなければなりません。現在のネットワークからコントローラーベースのネットワークに移行することで、建物と建物の間のシームレスなローミングを実現し、接続ユーザーのタイプに応じて異なるレベルの接続性を提供できるようになりました」

CERNにはHPEの高性能有線ネットワークがすでに配備されていましたが、より一層のモビリティを求めるユーザーの期待に応えるために無線ネットワークを更新することになりました。CERNは厳密な要件を指定して提案を募り、必要とされるカバレッジ、セキュリティ、信頼性、一元管理機能を提供するAruba 802.11ac Wave 2アクセス・ポイント/コントローラーおよびネットワーク管理のためのAruba AirWaveへのアップグレードを決定しました。

キャス氏は次のように述べています。「Arubaからの無線ネットワークの提案はCERNの厳しい要件を満たしていました。HPEとArubaの販売、サポート、エグゼクティブ・チームの多大なご尽力により、我々が必要とするソリューションが実現できたのです」

CERN向けの重要なセールスポイントは、Arubaコントローラーに組み込まれたインテリジェンスでした。これにより、広大なキャンパス内でシームレスなローミングを実現し、ユーザーのセグメント化によってセキュリティ向上を図ることができます。CERNは新しいネットワーク機能を利用してユーザーにトークンを発行し、SMS経由でユーザーのモバイル・デバイスに送信することでシンプルかつ迅速なネットワーク接続を実現する計画です。

CERNはネットワークの導入により、高密度ユーザーのサポート向上、デバイス・タイプに関係なく全ユーザーをセキュアに接続する機能、自動的な配備と構成、管理性とトラブルシューティングの向上など、多数のメリットが得られることを期待しています。Arubaオペレーティング・システムの最新リリースであるArubaOS 8は、コントローラーのクラスタ化やRF微調整によるネットワーク・パフォーマンス最適化のためのAirMatchなどの新機能を提供し、大規模なCERNキャンパスでユーザーに合わせてネットワークを自動的に最適化すると同時に、重要な研究のための安定的な接続を維持します。さらに、ArubaのWave 2テクノロジーとBLEビーコン内蔵アクセス・ポイントを採用したCERNは、ロケーション・サービスの実装によってネットワークを将来に対応させることで投資を保護できます。

キャス氏は次のように述べています。「スタッフと科学者からのモビリティに対する要望が高まる中で、生産的なワークプレイスを実現するには適切な無線インフラストラクチャの導入が重要であることはわかっていました。HPE Arubaのネットワークは、我々の現在の課題に対応するだけでなく、将来の拡張に向けた準備も確実に整えてくれると自信を持って言えます」

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本プレスリリースの原文はこちらよりご参照下さい。
http://news.arubanetworks.com/press-release/11ac/aruba-wave-2-gigabit-wireless-network-provides-foundation-cerns-mobile-first-rese


Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyについて
Aruba, a Hewlett Packard Enterprise companyは、全世界のあらゆる規模の企業に次世代ネットワーク・ソリューションを提供する主要プロバイダです。モバイルに精通し、仕事やプライベートのあらゆる場面でクラウドベースのビジネス・アプリを活用する新世代の能力を企業が最大に引き出せるよう支援するITソリューションを提供しています。
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組織名
日本ヒューレット・パッカード合同会社
ホームページ
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代表者
望月 弘一
資本金
1,000,000 万円
上場
非上場
所在地
〒136-8711 東京都江東区大島2-2-1
連絡先
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