日本学術会議法学委員会社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会は、2016年12月11日(日)に、公開シンポジウム:LGBTIの権利保障ー雇用と労働ーを開催いたします。
(1)日時・場所
2016年12月11日(日)13:00~17:30
於:日本学術会議講堂(事前予約不要・入場無料)
(2)趣旨説明
LGBTIに関する権利保障は、親密関係・教育・労働の三位一体で進められなければならない。雇用・労働をめぐっては、職場でカミングアウトできないため、問題が隠されたままになることが多い。しかし、求職や職場環境等での深刻な人権侵害のケースが報告されている。「個人の尊重」(憲法13 条)に基づき、性的指向・性自認・性に関わる特徴にかかわらず、すべての個人が能力を発揮できる制度や環境を整える必要がある。
(3)プログラム
13:00~13:05 開会挨拶 三成 美保(日本学術会議第一部会員、奈良女子大学副学長)
13:05~13:30 報告1 「LGBTIの権利保障と労働法―総論」
名古 道功(日本学術会議連携会員、金沢大学人間社会学域法学類教授)
13:30~13:55 報告2 「性的指向・性自認に関する問題と労働法政策の課題」
内藤 忍(労働政策研究・研修機構副主任研究員)
13:55~14:20 報告3「LGBTが働きやすい職場づくりへ向けた企業の取り組み」
村木 真紀(NPO法人虹色ダイバーシティ代表)
14:30~14:55 報告4 「LGBTIの雇用と労働ーILOの政策を中心に」
木村 愛子(NPO法人ILO活動推進日本協議会[日本ILO協議会]理事長、国際人間環境研究所所長)
14:55~15:20 報告5「LGBTが職場で直面している困難の法的解決に向けて」
永野 靖(東京弁護士会、LGBT法連合会)
15:20~15:35 コメント1「企業の先進的取り組み」 柳沢 正和(ドイツ証券)
15:35~15:50 コメント2「LGBT若者の就活支援」 薬師 実芳(NPO法人ReBit代表)
16:00~17:25 総合討論
(司会)榊原 富士子(日本学術会議連携会員、東京弁護士会)、國分 典子(日本学術会議連携会員、名古屋大学大学院法学研究科教授)
17:25~17:30 閉会挨拶 二宮 周平(日本学術会議連携会員、立命館大学法学部教授)
総合司会 長 志珠絵(日本学術会議連携会員、神戸大学大学院国際文化学研究科教授)
(4)主催・共催・後援
•主催:日本学術会議法学委員会社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会
•共催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会、ジェンダー法学会、ジェンダー史学会、科研費基盤研究(A)「ジェンダー視点に立つ『新しい世界史』の構想と『市民教養』と しての構築・発信」(代表:三成美保)
•後援:日本ジェンダー学会
•会場:日本学術会議講堂(東京都):地下鉄千代田線乃木坂駅下車すぐ
•問い合わせ先:kaken-atagi*cc.nara-wu.ac.jp(*を@に変えてご連絡ください)
•ウェブサイト:
http://ur0.work/A0yn
※このリリースは虹色PRパートナーが配信しています。
http://www.prap.co.jp/service/pr_method/method16.html
■虹色PRパートナーについて
虹色PRパートナーは、特定非営利法人虹色ダイバーシティと株式会社プラップジャパンによる共同プロジェクトです。LGBTなどの性的マイノリティがいきいきと働ける職場づくりのための調査・講演・コンサルティングなどを行う虹色ダイバーシティと、広報・PRの支援・コンサルティング事業を通して社会・文化の発展に寄与するプラップジャパンの強みを生かし、様々な企業や団体の、LGBTなどの性的マイノリティに関連するコミュニケーション上の課題を解決することで、よりよい社会づくりに貢献することを目指します。