後期離婚(結婚期間20年以上)になるほど、男性が離婚を望んだ割合が低下する『離婚に関する調査2016』より

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区 代表取締役社長 山口 文洋)が運営する調査・研究組織のブライダル総研より、「離婚に関する調査」に関する分析をお伝えします。

▼『後期離婚(結婚期間20年以上)になるほど、男性が離婚を望んだ割合が低下する』はこちら
http://bridal-souken.net/research_news/

▼『離婚に関する調査2016』はこちら
http://bridal-souken.net/research_news/divorce.html

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◆後期離婚(結婚期間20年以上)になるほど、男性が離婚を望んだ割合が低下
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後期離婚をする夫婦とはどのような特徴があるのでしょうか。「離婚に関する調査2016」にて、全国の20~60代の男女に対し、「離婚に対する考え方」や「結婚生活」について調査しました。

【離婚当時、夫婦のどちらが離婚を望んでいたか(20~60代離婚者/男女・結婚期間別)】

(男性) 
 ・早期離婚(結婚期間1年~5年)自分の意思で離婚を望んだ割合:60.9%(自分自身が望んでいた:35.3%+両方望んでいた:25.6%)/ 相手が望んでいた:39.1%
 ・中期離婚(結婚期間6年~19年)自分の意思で離婚を望んだ割合:57.1%(自分自身が望んでいた:31.8%+両方望んでいた:25.3%)/ 相手が望んでいた:42.9%
 ・後期離婚(結婚期間20年以上)自分の意思で離婚を望んだ割合:45.7%(自分自身が望んでいた:14.9%+両方望んでいた:30.9%)/ 相手が望んでいた:54.3%

(女性)
 ・早期離婚(結婚期間1年~5年)自分の意思で離婚を望んだ割合:82.0%(自分自身が望んでいた:64.1%+両方望んでいた:18.0%)/ 相手が望んでいた:18.0%
 ・中期離婚(結婚期間6年~19年)自分の意思で離婚を望んだ割合:82.4%(自分自身が望んでいた:63.6%+両方望んでいた:18.8%)/ 相手が望んでいた:17.6%
 ・後期離婚(結婚期間20年以上)自分の意思で離婚を望んだ割合:87.9%(自分自身が望んでいた:65.5%+両方望んでいた:22.4%)/ 相手が望んでいた:12.1%

(自分の意思で離婚を望んだ割合の男女ギャップ)
 ・早期離婚(結婚期間1年~5年):21.1ポイント
 ・中期離婚(結婚期間6年~19年):25.3ポイント
 ・後期離婚(結婚期間20年以上):42.2ポイント

【別居や離婚を考え始めたきっかけ 上位3項目(20~60代離婚男性/結婚期間別)】
 ・夫婦の会話が無い:男性全体 33.8%
  早期離婚(結婚期間1年~5年) 31.6%
  中期離婚(結婚期間6年~19年)30.9%
  後期離婚(結婚期間20年以上):41.5%
 ・相手に離婚をほのめかされた:男性全体 31.2%
  早期離婚(結婚期間1年~5年) 28.6%
  中期離婚(結婚期間6年~19年)28.3%
  後期離婚(結婚期間20年以上):37.2%
 ・時間の擦れ違い:男性全体 23.0%
  早期離婚(結婚期間1年~5年) 24.8%
  中期離婚(結婚期間6年~19年)23.2%
  後期離婚(結婚期間20年以上):21.3%

離婚当時、自分の意思で離婚を望んだ割合をみると、男性よりも女性の方が高く、結婚期間が長くなるほど、男性から望む割合は低下する一方で、女性の割合はあまり変化がなく、ギャップが大きくなっていることがみてとれます。

また、男性の別居や離婚を考え始めたきっかけをみると、「相手に離婚をほのめかされた」が2番目に高く、結婚期間が長くなるほど、その割合が高くなっていることがわかりました。結婚生活の後期に離婚する夫婦は、早期離婚の夫婦よりも女性の意思が強く影響しているようです。

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◆後期離婚(結婚期間20年以上)の男性は早期離婚(結婚期間1年~5年)の男性よりも家庭に対して「愛着」や「責任感」を持つ割合が高い
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ではなぜ、後期離婚をした男性は、自分の意思での離婚が減少するのでしょうか。

【家庭に対する考え方 上位3項目(20~60代離婚男性/結婚期間別)】
 ・家庭は心の安らぎや安心感が得られる場である:男性全体 57.0%
  早期離婚(結婚期間1年~5年) 55.6%
  中期離婚(結婚期間6年~19年)55.4%
  後期離婚(結婚期間20年以上):59.6%
 ・家庭は愛する人と共に生きる場である:男性全体 58.4%
  早期離婚(結婚期間1年~5年) 54.1%
  中期離婚(結婚期間6年~19年)59.7%
  後期離婚(結婚期間20年以上):61.7%
 ・家庭は大切なものとして、努力して自ら守っていく場である:男性全体 55.4%
  早期離婚(結婚期間1年~5年) 52.6%
  中期離婚(結婚期間6年~19年)56.7%
  後期離婚(結婚期間20年以上):54.3%

離婚男性の家庭に対する考え方をみると、後期離婚の男性は、早期離婚の男性よりも「安心感が得られる場である」「愛する人と共に生きる場である」 「自ら守っていく場である」 と考える割合が高いことがわかりました。
 
男性は、結婚生活を続ける中で、家庭に対しての責任感や愛着を持ち始め、離婚をする意思が低下しているのかもしれません。


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◆本調査の実査を担当する『リクルート ブライダル総研』とは
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『リクルート ブライダル総研』は、結婚情報誌『ゼクシィ』を企画運営する株式会社リクルートマーケティングパートナーズにおける調査・研究組織です。結婚や結婚式に関する調査・研究、未来への提言を通じて、ブライダルマーケットの発展に貢献することを目的として活動しています。出版・印刷物等へデータを転載する際には、“離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研調べ)”と明記いただけますようお願い申し上げます。


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この企業の情報

組織名
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
ホームページ
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代表者
山口 文洋
資本金
15,000 万円
上場
非上場
所在地
〒104-0031 東京都中央区京橋2-1-3京橋トラストタワー
連絡先
03-6835-2840

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