ドアクローザの「ダブルシリンダー機構」の特許を取得-リョービ
- リョービ株式会社
- 2016年07月14日
- 09:54
この度、当社建築用品事業の主力商品である「ドアクローザ」の「ダブルシリンダー機構」についての特許を取得したことを、お知らせします。
ドアクローザは、ドアを開けた際の力を利用してドアを自動で閉める装置(自動閉鎖装置)で、オフィスビルから一般の住宅まで様々な建築物で採用されています。
ドアの閉鎖を制御するために、ドアクローザには通常は1本のシリンダーが搭載されています。当社は異なる種類のシリンダーを2本搭載した「ダブルシリンダー機構」を開発しました。「コンシールド ドアクローザ(※1)」など、ドア枠にレールを埋め込んで取り付けるタイプのドアクローザにおいて、「アームリンクタイプ ドアクローザ(※2)」同等の高い閉鎖力を実現するための機構で、すでに商品化しています。
2012 年に特許出願しておりましたが、2016 年6 月に正式に特許を取得いたしました。
■特許の概要
特許番号: 第5952154号
発明の名称: ドアクローザ
出願日: 2012年9月28日
登録日: 2016年6月17日
特許権者: リョービ株式会社
台湾とオーストラリアでも特許を取得済みです。中国、ヨーロッパ、アメリカについては、現在、特許出願中です。
■ダブルシリンダー機構の特長
「力強い閉鎖力」と「安定した閉鎖速度」を両立!
GEOPRO(ジオプロ)シリーズの「コンシールド ドアクローザ」には、「カム機構」と「ラック&ピニオン機構」のシリンダーが1本ずつ搭載されています。2つの機構の長所を組み合わせたハイブリッド機構で、「力強い閉鎖力」と「安定した閉鎖速度」の両立を実現しています。
(1)力強い閉鎖力の「カム機構」シリンダー
ドアが閉まる直前の力を強く設定できるので、しっかりと確実にドアを閉めることができます。
(2)安定した閉鎖速度を実現する「ラック&ピニオン機構」シリンダー
風圧や強風の影響でドアの閉じる速度が変化することが少なく、いつでも安定した速度で閉まります。安心してドアを通行でき、不測の事故を防ぎます。
※1 本体をドアの中に格納するタイプのドアクローザ。本体をドアの表面に取り付けるタイプのドアクローザにくらべ、ドアの外観がすっきりします。ドアを開けると本体に結合したアームの端がドア枠に固定されたトラックレール内をスライドしながら動き、アームが回転します。アームの動きに連動して本体内部のシリンダーのピストンが作動して、スプリングを圧縮、その反発力と油圧制御を利用してドアを安定的に自動で閉めます。
※2 本体をドアの表面に取り付けるタイプのドアクローザです。アームとリンクと呼ばれる2本の細長い部品が、本体とドア枠を連結しています。
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お問い合わせ先
リョービ株式会社 経営企画部 広報課
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