清泉女子大学キリスト教文化研究所(東京都品川区)は11月19日(木)に研究会「セルバンテスと同時代の作家たち」を開催。スペイン語スペイン文学科の吉田彩子教授が登壇し、近代スペインの作家セルバンデスの作品を、同時代の作家の作品を比較しつつ検証する。参加費無料。事前申し込み不要。
セルバンテスが旺盛な文学活動を行った時期は、スペインの後期ルネッサンス(マニエリスム)からバロックの形成にいたる時代と重なる。『ドン・キホーテ』が出版された17世紀初頭(前編1605年、後編1615年)は、演劇においてはローペ・デ・ベガが、詩においてはルイス・デ・ゴンゴラが、古典の規範に真っ向から対立する、革新的な作品を創出した時代でもあった。一般にスペイン文学史上の単独峰と思われがちなセルバンテスの『ドン・キホーテ』も、このようなバロック文学の改革の流れに呼応するものであることを、同時代作家の作品と比較しつつ検証する。
◆清泉女子大学キリスト教文化研究所研究会
【テーマ】 セルバンテスと同時代の作家たち
【講 師】 吉田彩子先生(清泉女子大学スペイン語スペイン文学科教授)
【日 時】 11月19日(木) 18:00~19:30
【会 場】 清泉女子大学1号館2階 122教室(東京都品川区東五反田3-16-21)
▼本件に関する問い合わせ先
清泉女子大学キリスト教文化研究所
TEL: 03-3447-5551(代表)
E-mail: kiribun@seisen-u.ac.jp
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